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関西電力が電気料金再値上げを申請!値上げの理由と原発再稼働との関係は?

電力自由化ニュース

関西電力は2015年4月からの新料金として、10%超の電気料金単価の再値上げを申請しています。原油価格が下がっているのに電気料金再値上げが申請される原因には、原発再稼働問題と、「電気料金単価」と「燃料調整費」の2つで値段が決まる電気代のしくみが関係していました。

関西電力が、2013年5月の電気料金値上げ後2度目となる再値上げ申請を行いました。関西電力は2015年4月1日から電気料金を平均で10.23%値上げするとしています。
関西電力はなぜ再値上げ申請に至ったのでしょうか。

なぜ関西電力は電気料金単価を再値上げするのか?

関西電力は24日、家庭向け電気料金を平均10.23%上げる申請書を政府に出した。政府の認可が要らない企業向けも13.93%上げる。いずれも2015年4月の実施を目指す。関電が毎月の燃料費調整以外で値上げするのは東日本大震災以降で昨春に続き2回目となる。

出典:関電が再値上げ申請、家庭向けで10.23% :日本経済新聞

関西電力は2013年5月に電気料金を値上げしています。しかし今回、2015年4月からの電気料金再値上げを申請しました。再値上げの理由は高浜発電所3・4号機および大飯発電所3・4号機の再稼働が2013年5月の値上げ時に想定されていた時期よりも大幅に遅れたことが関係しています。

値上げの理由は原発が再稼働しなかったため

なぜ電気料金の値上げが必要なのですか?
当社は、平成25年に最大限の経営効率化と、高浜発電所3・4号機および大飯発電所3・4号機の再稼動を前提に、電気料金の値上げを実施いたしましたが、新規制基準適合性に係る審査は現在も継続中であり、依然として再稼動時期の目処が立っておらず、現時点で、すでに、現行の電気料金原価算定時に前提とした時期に比べ、原子力プラントの再稼動が大きく遅延していることから、火力燃料費等の負担が著しく増加しております。

出典:電気料金の値上げについて[関西電力]

2013年5月の関西電力の電気料金値上げ時、大飯発電所3・4号機は稼働しており、関西電力は大飯発電所が同年9月の定期検査で一時停止後11~12月には再稼働すると想定、さらに当時停止していた高浜発電所3・4号機を2013年7月に再稼働させると想定したうえで値上げ額を算定しました。参照:電気料金の値上げの準備について [関西電力]

しかしその後、大飯発電所3・4号機が定期検査のため停止後に再稼働せず、高浜発電所も再稼働をしなかったため、2013年5月に設定された電気料金単価のままでは関西電力の経営が追いつかず、今回の再値上げ申請となりました。

原発が再稼働しないとなぜ電気料金単価が上がるの?

2013年11月に電気料金を再値上げした北海道電力も、値上げ理由は泊原発が再稼働しなかったためと同じ理由でした。
原子力発電所が再稼働できないことが、なぜ電気料金単価の値上がりにつながるのでしょうか?それには、こんな理由があります。

原子力発電所のかわりに火力発電所を稼働することで、燃料の消費量が増えた

もともと関西電力は総発電量のうち44%を原子力発電で発電していました。参照:資源・エネルギーをめぐる問題 [関西電力]東日本大震災の後、総発電量の約半分を発電していた原子力発電所が安全審査のため次々止まってしまったので、関西電力は火力発電でつくる電気の割合を大幅に増やすことになりました。そのため、火力発電で電気を作るための燃料が、原発の稼働中よりもたくさん必要となりました。

今の電気料金は、1年以内の原発再稼働を織り込んだものだった

関西電力は、当時停止していた高浜発電所が再稼働する時期を2013年7月と想定し、当時稼働中だったものの同年9月に定期検査予定となっていた大飯発電所の検査後の再稼働を11月~12月と想定したうえで、不足する発電量を補うための火力燃料分、および電気を他社から購入する分の費用を織り込んだ新たな料金単価を設定しました。これが2013年5月の値上げです。

電気料金には「燃料費調整額」制度があるのに
なぜ料金単価自体を値上げしなければならないの?

火力発電の量が増えてその分燃料がたくさん必要になったのなら、私たちの電気料金に含まれている「燃料費調整額」を増やして電気料金を調整すればいいんじゃないの?と疑問を持たれる方もいるかもしれません。
それには、以下のような理由があります。

  • 火力発電に使うための燃料の「調達費用」分(単価の変動)は燃料費調整額に反映できるが、燃料を使って作った電気の「割合の変化」(燃料購入量の変動)は燃料費調整額に反映できない、というしくみがある
  • そのしくみのため、「火力発電に使った燃料の費用(単価×量)」が増加していると言っても、その原因のうち「火力発電に使う燃料の単価」しか燃料調整費には反映されない

燃料調整費を適用できる場合とできない場合

燃料調整費と電気料金値上げの関係について、さらに詳しくは以下の記事でご説明しています。
電気料金には「燃料費調整額」制度があるのになぜ料金単価自体を値上げしなければならないの?

なぜ細かく値上げを繰り返すのか

電気料金の算定には、政府の認可が関わります。大震災のあと、全ての原発が一旦止まるという状況が起こりました。この状況で、政府は料金算定方式について、それまでの「1年間の予測」を元にしたものから「3年間の予測の平均」へと基準を変更しました。

関西電力は第1回目の値上げ時、「2013年7月に高浜発電所3・4号機が稼働していき、(当時稼働していた)大飯原発も9月の定期点検で一時停止後11月~12月に順次再稼働していく想定だから、稼働するまでの間に火力発電に必要な燃料の割増量はこれくらいだろう。」と予想して新しい電気料金単価を決定しました。つまり、その時点で次の電気料金単価の改定までの総発電量のうち、何%を火力で、何%を原子力で作るのかを決めた価格を設定していました。

しかしその後、現在もまだ原発は止まったままで、原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査が継続中となっているため、原発再始動後に作る予定だった電気を火力発電で賄っており、火力発電に使う燃料は関西電力の予想量を大きく超えました。

平成25年度は値上げを実施させていただいたものの、約1,200億円の赤字となりました。また、平成26年度は約1,700億円に赤字が拡大する見通しであり、依然として厳しい収支状況となっております。

出典:電気料金の値上げについて[関西電力]

単価の変動(燃料代の値上がりや為替の影響)は燃料調整費で補っていても、火力発電所を多く動かし、その間原発はなんの利益も産まないので、赤字になってしまうということです。
このため再度、関西電力の原子力発電所の想定再稼働時期を先送りし、それまでの期間に火力発電で使うであろう燃料の想定量や、不足する電力を外部から購入するためのを費用等を再計算し、電気料金単価を見直さなければならなくなりました。これが今回、関西電力が2015年4月に向けて申請している再値上げの内容です。

今後も電気料金は値上げされ続けるの?

今後も、関西電力を含め他の電力会社の電気料金は、再値上げ、再々値上げとどんどん上がり続けていくのでしょうか?今後電気料金単価が値上げされる可能性があるのは次の場合です。

原発の比率が高く、再稼働を近く見積もっている電力会社は値上げの可能性あり

今回関西電力は、高浜発電所3・4号機について2015年11月の再稼動を想定した電気料金再値上げ申請を行いました。
出典:電気料金の値上げについて[関西電力]
そのため、予定通り高浜発電所が再稼働した場合は、電気料金単価は値下げされる可能性があり、再稼働がさらに先延ばしされた場合は、電気料金単価はまた値上げされる可能性があります。

電気料金値上げ後も家庭の電気代を節約する方法

現在上がり続けてしまっている家庭の電気代ですが、電気代を上手に節約し続けていくためには、家庭の生活スタイル(電気の使用状況)に一番見合った電気料金プランを選んでいくことが大切です。

電気料金プランはたくさんのプランが用意されていて、時間帯ごとに異なる電気の単価(1kWhあたりの料金単価)が設定されているプランがたくさんあります。ご家庭で電気をたくさん使う時間帯の電気の単価が安いプランを上手に選ぶことで、ご家庭の電気代を無駄なく節約していくことが可能になります。
また、電力会社の電気料金値上げ時にも新しいプランが登場する場合もあります。ご家庭に最適なプランを定期的に見直していくことが電気代節約のカギとなります。

今お使いの電気料金プランがご家庭に見合っているかどうか、エネチェンジ電力比較で簡単に診断でき、もしそのプランが見合っていない場合は、あなたのご家庭に最適なプランを一緒に診断することができます。

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