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東京電力、ソフトバンクとの提携に向け最終調整

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電力自由化ニュース

新聞報道によると、東京電力が携帯電話大手・ソフトバンクと提携し、電気と通信をセットにして割安料金で販売する方向で最終調整していることがわかりました。2016年4月に解禁される電力小売り全面自由化を前に、顧客の囲い込みを進め、他の大手電力や新規参入事業者などに対する競争力を高める狙いがあると見られます。

新聞報道によると、東京電力が携帯電話大手・ソフトバンクと提携し、電気と通信をセットにして割安料金で販売する方向で最終調整していることがわかりました。
2016年4月に解禁される電力小売り全面自由化を前に、顧客の囲い込みを進め、他の大手電力や新規参入事業者などに対する競争力を高める狙いがあると見られます。5月中にも合意する方向で調整しており、16年4月からの販売開始を目指すと報じられています。
ただ、東京電力の広瀬直己社長は、4月28日の決算発表の記者会見で「まだ何も決まっていない」と答えるにとどまっています。

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電力と通信料金のセット割引きなど検討か

東電はこれまで大手携帯電話各社やポイントカード会社などとの提携を視野に調整を続けてきましたが、新聞報道によるとソフトバンクとの提携が最終調整の段階に入っているとのことです。
東電とソフトバンクは、電力販売と携帯電話の通信サービスをセットにして消費者に提供すると報じられていて、個別に契約するよりも割安な料金で提供することを検討しているものとみられます。16年4月に電力の小売り自由化がスタートすると、他の大手電力会社や新規参入会社との間の競争が激化することが予想されるため、東電としては、携帯電話大手との連携で顧客の流出を防ぐとともに、新規開拓にも乗り出す狙いがあるのでしょう。

親和性高い東電とソフトバンクの連携

ソフトバンクは子会社のSBエナジーが太陽光発電(メガソーラー)を展開してエネルギー事業に関わっており、東電との提携には電力の発電・販売という面で親和性が高いと言えます。毎月の料金収納などのノウハウも共通することから、両社の思惑が一致したものとみられます。
ただ、東電の携帯電話会社との提携がソフトバンク1社にとどまるかどうかは不透明なところです。以前の記事でもお伝えしているように、当初は他の携帯電話大手2社も含めた「全方位」で交渉を行っていたことから、今後、東電の提携先が増える可能性も残されていると言えます。東電の動きに対抗して、他の大手電力会社も同様の動きを見せる可能性もあり、電力小売りの完全自由化に向けて今後も様々な企業連携の動きが活発化するのではないでしょうか。

嶋田宏実

大手メディアの現役記者。欧米での駐在経験があり、各国のエネルギー事情に通じる。
嶋田宏実
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