
社会福祉法人横浜市福祉サービス協会 事務局次長
藤﨑 氏
芸術文化分野から転身し、法人の経営安定化を担う。前職での設備管理の経験を生かして固定費の見直しに着手し、約80拠点のうち7拠点で電力契約の切り替えを先行させた。
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人手不足で人件費が経営を圧迫する中、サービスの質を落とさずに雇用を守る原資を生み出す必要があった。
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一部の拠点は新電力の撤退後、割高な最終保証供給の契約のまま放置されていた。
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約80拠点分の契約把握と書類作成にかかる事務負担が、切り替えの最大の懸念だった。
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先行した7拠点だけで、年間約850万円のコスト削減効果を試算で確認できた。
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書類作成や電力会社との調整はすべて代行され、実務は検針票の用意と書類へのサインのみで済んだ。
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当初は慎重だった現場の施設長からも「非常に助かっている」との声が寄せられている。
昨今のエネルギーコスト高騰は、多くの事業所を抱える法人にとって無視できない経営課題となっています。しかし、いざ「新電力への切り替え」を検討しようにも、最適な一社を選ぶ労力や、切り替えに伴う事務負担を懸念し、二の足を踏むケースは少なくありません。
横浜市内で約80もの事業所を運営する社会福祉法人横浜市福祉サービス協会の総務課長兼事務局次長・藤﨑氏も、かつてはその一人でした。異業界から転身し、経営安定化を担う藤﨑氏は、法人の経営基盤を強固にするため電力コストの適正化に着手します。
その過程で藤﨑氏が直面したのは、電力業界の複雑さ、そして検討パートナーとなったエネチェンジBizへの率直な疑念でした。
「最初は、本当に大丈夫な会社なのか? と疑っていました。手数料も取らずに、なぜここまで動くのか、と」
不信感から始まったパートナーシップがいかにして信頼に変わり、まずは先行した7拠点だけで年間約850万円という大きな削減成果(試算)を生み出したのか。大規模組織における「失敗しない電力改革」の要諦を伺いました。
前職にて設備管理などの業務経験があったからこそ、着任後はこれまでの経験と照らし合わせながら、当法人のコスト管理のあり方を客観的に見直すようになりました。
行政との関わりが深い業界特性を踏まえたうえで、持続的な運営に向けて何ができるかを考えたのが、今回の取り組みの出発点です。
当協会は職員数が4,000名を超える巨大な組織です。人手不足が深刻で、人件費率が70%を超える過酷な環境において、現状維持でいいはずがありません。職員の雇用を守り、サービスの質を維持していくための原資を作る。そのためにも、管理部門としてコスト構造を適切に把握し、改善余地を見極めていくことが重要だと考え、固定費、特に高騰が続く「電力コスト」の見直しを最優先課題に据えました。
例えば100のサービスを50に減らすような削減は、現場もお客さまも疲弊します。でも電気は、提供される質を一切落とさず、単価だけを適正化できる。事業への悪影響を抑えながら、これほど確実に経営改善に寄与する施策は他にありません。
ただ、調査を進める中で衝撃的な事実も発覚しました。一部の拠点が、本来避けるべき割高な「最終保証供給(新電力撤退時に自動移行する、単価が高くなりやすい契約形態)」の状態のまま放置されていたんです。かつて契約していた新電力が撤退した際、現場がそのリスクを理解できず、見かけ上の「電気が止まっていない安心感」だけで支払いを続けていました。エネチェンジBizの担当者からも「これは早急に見直すべき」と指摘を受け、改善の必要性を確信しました。
正直に言いましょう、最初は全く信用していませんでした(笑)。ウェブサイトを見ると、仲介手数料は一切取らないと書いてある。まともな社会人経験があれば、どこで収益を上げているのかわからないサービスには不安を覚えるのが当然です。「後から高額な請求が来るんじゃないか」「何か裏があるはずだ」と思ったんです。
納得がいかなかったので、実は直接エネチェンジBizのオフィスまで足を運びました。相手がどんな人間で、どんな環境で仕事をしているのか、自分の目で確かめたくて。
そこで「電力会社側から紹介料を得る仕組みであること」「利用者には一切の負担がないこと」を包み隠さずロジカルに開示してくれたことで、ようやく疑念が晴れました。仕組みがわかれば、怪しさは信頼に変わります。
それ以上に心を動かされたのは、営業担当者の存在です。入社間もないと聞いていましたが、電力市場の複雑な仕組みを完璧に把握し、レスポンスも驚くほど速い。その誠実な仕事振りに触れ、「この担当者なら、複雑な拠点の切り替えも任せられる」と確信しました。

そこが最大の懸念でした。当協会のような規模になると、全拠点の契約を把握するだけでも一苦労です。
当初は、拠点ごとに何枚もの複雑な書類を作成し、過去の実績を詳細に記入するような「避けられない重労働」を覚悟し、自分の作業負担を「100」だと見積もっていました。
いざ始まると、その覚悟はいい意味で大きく裏切られることになりました。実際に行ったのは、既存の検針票を用意することと、あらかじめ完璧に整えられた書類の内容を確認し、サインをするだけ。
当初100を覚悟していた作業負担は、実質的にはほぼ「ゼロ」に近い感覚でした。複雑な書類作成や電力会社との調整といった重たい実務のすべてを代行してくれた「手離れのよさ」があったからこそ、多忙な日常業務を一切止めずに、先行拠点での迅速な実行が可能になったんです。
その通りです。さらに担当者の明るいキャラクターが、場の空気を前向きにしてくれたのも大きかった。専門性と情熱を持ったプロに頼り切ってしまうのが、結局は一番の近道なんだと実感しましたね。
特に電力契約の主導権を他方が握っている合築施設では、現場から「こちらに権限がないからどうしようもない」という声も出ましたが、私は妥協しませんでした。「できない理由を並べるなら、私が直接相手方の法人へ交渉に行く。エネチェンジBizの担当者も同行させるから」と伝え、自ら先頭に立ちました。
担当者と二人三脚で各施設を回り、シミュレーション数字を突き合わせて丁寧に対話を重ねました。「過去にこだわって何もしないのではなく、今の最適な選択肢を選ぶべきだ」と。
エネチェンジBizの担当者が、ネガティブな反応を示す現場に対しても臆することなく懐に飛び込んでくれた。本部が率先して成功事例を作ったこと、そして専門家が顔を出して説明したことが、現場の背中を強く押す大きな安心感に繋がりました。

新しい施策を導入する際、あいまいな推測だけで議論を重ねると、根拠のない懸念によってプロジェクトが足止めを食らってしまうことがよくあります。私はそれを避けたかった。それよりも、まずは専門家による確かな数字(診断結果)を揃え、「これだけの成果が確実に出る」という明確な根拠を持って、迅速に意思決定を下す方が経営として合理的だと判断しました。
年間約850万円もの削減見込みという圧倒的な実績を提示した際は、驚きとともに「これほどのインパクトがあるなら、もっと早く取り組むべきだった」という前向きな評価をいただきました。
特別な努力や現場の負担増を伴うことなく、トップの意思決定ひとつでこれだけのコストを下げられたことは、法人経営にとって非常に大きな意味を持ちます。
それが、異業界から来た私にとって、組織として前向きな判断をスピーディーに進めることができた大きな要因だと思っています。
「手続きが面倒そうだ」「今はまだ早いのではないか」という先入観だけで思考を止めてしまうのは、法人の未来にとって大きな機会損失です。多忙な経営層がエネルギー市場を追い続けるのは不可能ですから、専門家を「中立なセカンドオピニオン」として賢く活用すべきなんです。
自分たちだけで悩まず、専門家の目を通して現状を正しく把握すること。それが、現場の職員や利用者様を守るための健全な経営、そして法人の未来を明るく照らす第一歩になると感じています。
社会福祉法人 横浜市福祉サービス協会では、電力費を単なる光熱費としてではなく、職員の雇用を守り、サービスの質を維持するための「経営原資」として捉えています。
現在は、まず7拠点で先行して切り替えを行い、効果を確認しながら段階的な展開を検討しています。
人手不足やコスト高騰が続く中、目に見えにくい固定費の増大が、現場に必要な投資を圧迫しかねないという課題意識がありました。
そこで藤﨑氏が重視したのは、単なる「安さ」ではありません。
大規模組織特有の事務負担を増やさず、現場が納得できる形で進められるかどうかという点でした。
複雑な市場環境や権利関係がある中でも、専門家の知見を活用することで、現場の追加負担を最小限に抑えながら、先行拠点だけで年間約850万円の削減効果(試算)を実現しています。
先行拠点での導入後は、中長期的なコストメリットが着実に積み上がり、当初は慎重だった現場の施設長からも「非常に助かっている」といった声が寄せられているそうです。
経営と現場、そのどちらかを犠牲にするのではなく、両立させる形でコスト最適化を進められたことが、今回の取り組みの大きな成果と言えるでしょう。
電力コストの見直しは、貴社の現場や事業活動の質を維持していくうえでも、大きな影響を与え得ます。
「自社にも同じような課題がある」と感じた方は、切り替えを検討する前に、まず“どれくらい見直し余地があるのか”を数字で把握するところから始めてみませんか。
エネチェンジBizでは、検針票一枚から無料で複数社の見積を比較し、貴法人に合った選択肢をご提案しています。
まずは、社内で議論するためのたたき台となる数字を確認してみてください。
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