
埼玉石心会病院 危機管理対策課 課長
平沼氏
470床の急性期病院で危機管理を担う。2022年の電力危機で電力確保に奔走し、自宅で5年以上使ってきた実体験を根拠にエネチェンジ Bizを法人導入した。執行部への説明役も務めた。
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診療報酬の公定価格に縛られ、電気代の高騰も消費税負担も価格転嫁できない二重苦を抱えていた。
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2022年の電力危機では新電力に次々と断られ、契約更新時の供給確保すら危ぶまれた。
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複雑な電力プランを、執行部にどう説明して納得を得るかが課題だった。
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電力危機のさなかでも切り替え先を確保し、当日は停電なく無事に移行できた。
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複雑なプランを日常の言葉に置き換えて説明でき、院長の「今すぐ申し込もう」という後押しにつながった。
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病院の事情を理解したうえで長期のエネルギー戦略まで相談できる「右腕」を得られた。
24時間365日、断らない医療を実践し続けている埼玉石心会病院にとって、エネルギーは命そのものです。470床を抱える地域医療の要が、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を発端とした電力危機によって、電力契約の確保が極めて困難な状況に追い込まれました。新電力から次々と契約を拒絶され、電話をかけても営業窓口にすら繋いでもらえない絶望的な状況。新型コロナウイルスへの対応で現場が疲弊するなか、危機管理対策課課長の平沼昌弘氏は、電力の確保のために奔走する日々が続いていました。
診療報酬という公定価格に縛られ、物価高を価格転嫁できない医療機関において、高騰し続ける電力コストは経営を直接圧迫する深刻な経営課題です。1秒の停滞も許されない急性期病院がいかにして、BCP対策と環境対策という相反する課題を両立させ、多額の電気代をコントロールしたのでしょうか。
その鍵を握っていたのは、平沼氏が「自宅の電気」を5年以上エネチェンジに任せてきたという確かな実体験でした。一人の担当者が、プロをチームの一員として迎え入れることで成し遂げた「攻めの経営改善」と、院長や執行部を説得するための工夫に迫ります。

病院経営において、電気・ガス・水道というライフラインの維持費は、単なる経費ではなく、文字通り「命を繋ぐためのコスト」であると考えています。特に当院は、救急患者を1秒の猶予もなく受け入れる機能を守ることを至上命題としています。470床を常にフル稼働させるためには膨大なエネルギー供給が欠かせません。
しかし、医療機関が直面している現実は極めて過酷です。最大の壁は、病院という組織が「公定価格」である診療報酬によって運営されている点にあります。一般企業であれば、燃料費や物価の高騰を製品価格に反映させることができますが、私たちは入院費や診察料を自分たちの判断で上げることはできません。
さらに追い打ちをかけるのが、医療特有の税制問題です。医療は非課税取引であるため、電気代の支払いに伴う消費税を患者さんに請求することが叶いません。電気を買う際には10%の消費税を支払う一方で、提供するサービスには税を乗せられない。この物価高と税負担の「二重苦」がダイレクトに病院の体力を奪います。
そんななか、電力コストの適正化は、単なる節約の域を超えた「持続可能な地域医療のための死活問題」となっていました。
あの時期の孤独感と焦燥感は、今思い出しても胸が締め付けられる思いがしますね。当院は2017年の新築移転の時期の関係で、電力契約が「11月スタート」という特殊なサイクルになっていました。
ロシアのウクライナ侵攻を発端とした市場の激変を受け、11月に更新を迎える当院は、電力の確保に困難を極めました。何社も新電力に電話をかけましたが、オペレーターの段階で「新規は無理です」と断られ、営業担当にすら取り次いでもらえない状況でした。ようやく繋がっても「病院という大きなリスクは負えない」と門前払いを受ける毎日が続いたのです。
当時はコロナ禍の真っ只中で、駐車場に仮設病棟を設置し、感染症対応にあたっていた時期でした。現場の命を守る責任と、エネルギーインフラの継続性が脅かされる恐怖。情報を収集し続けるなかで、ふと思い出したのが、自宅の電気を5年以上エネチェンジで切り替えていた実体験でした。
率直に申し上げて、もし自宅でエネチェンジを利用していなかったら、職場での導入を申し込むこともなかったでしょう。見ず知らずの比較サイトの情報だけで、病院という巨大な組織の重い責任を預けるには、リスクがあまりに大きすぎると感じたからです。
私自身、家では5年以上前からプランを見直し、ライフスタイルの変化に合わせて何度も切り替えてきました。その過程で感じていた「誠実さ」と、一度のトラブルもなかった「実績」を身をもって知っていたからこそ、法人の電力環境という複雑な領域においても、彼らなら最適な選択肢を導き出してくれると確信できました。
実際、担当のスタッフさんは、私の些細な疑問や不安に対しても、常にプロとしての裏付けを持って答えてくれました。単なる仲介業者ではなく、私たちの苦境を理解し、ともに解決策を練り上げてくれる「右腕」のようなパートナーを得られたことが、最大の救いとなりました。
正直、私自身も最初は「先物」という言葉に強い警戒感を抱きました。投資というより投機的な、どこかギャンブルに近い危ういイメージを真っ先に連想してしまったのです。
しかし、エネチェンジ Bizの担当営業の方が「これから使う予定の分を、今のうちに安い価格で予約して枠を抑えておくようなイメージです。価格が上がったからといってペナルティがあるわけではありません」と丁寧に噛み砕いて説明してくれました。私自身が「なるほど、それならリスクはないな」と腹落ちできたことが大きかったですね。
執行部に最終判断を仰ぐ際は、いかに複雑な仕組みを簡単にわかりやすく伝えられるか?に注力しました。私生活に置き換え、「家計のやりくりで、安い時期にまとめ買いをしておくのと同じですよ」と説明したのです。共通の土俵で説明したことで、市場変動への恐怖心は「論理的な納得感」に変わり、院長からも「高くなる前に今すぐ申し込もう」という力強い後押しを得ることができました。
医療機関の実務担当者として最も神経を尖らせているのは、再エネ賦課金や政府の補助金といった「自分たちではコントロールできない外部要因」の扱いです。これらをあてにして予算を組んでしまうと、制度変更のたびに予算との乖離が大きくなってしまいます。
そこで私は、あえて補助金などは一切考慮せずに予算を組むようにしています。補助金が出ればそれは経営上の「ボーナス」として捉え、あくまで予算の中でやりくり出来るよう心がけております。このスタンスが経営層に安心感を与え、結果として迅速な意思決定を可能にするのです。
初めて新しい電力会社に切り替えた際は、言葉にできないほどの緊張感がありました。もし切り替え当日の午前0時に電気が止まってしまったら……。そんな不安を拭えず、私は職場に待機して、無事に切り替わるその瞬間を固唾を呑んで見守っていました。それほどの覚悟と責任感を持ってライフラインを預かっているからこそ、プロによる確かなバックアップが必要不可欠だったのです。

当院では2021年6月に現在の院長が就任した際、院長の強い想いから「地球にやさしい取り組み」がスタートしました。折しも埼玉県が定める「埼玉県地球温暖化対策推進条例」に基づき、2020年度を基準として2025年度までに8%以上の排出量削減が義務付けられていた時期でもありました。
この厳しい目標を達成するために、私たちは職員の意識を変える必要がありました。そこで取り組んだのが、電気代の情報を「短時間あたりの金額」に換算し職員に公開することでした。1ヶ月の請求額が2,000万円を超えると聞いても、どこか自分とは無関係な数字に感じてしまいますが、「今、この瞬間に1分あたり約400~500円の電気代が発生している」という具体的な数字は、職員の心に強く突き刺さります。
「ここの電気を1分消せばこれだけ電気代が削減できる。それは患者さんへのサービス向上に回せる原資になるんだ」という共通認識が生まれ、室温管理や照明の間引きなども徹底して行いました。結果として、12.8%という目標を大幅に上回る削減を成し遂げることができたのです。
非常用発電機を備え、最大3日間の稼働を担保するBCP対策と、環境負荷の低減。これらはエネルギー依存を高めることと減らすことという「相反する両輪」のような関係にあります。しかし、どちらか一方を諦めるという選択肢はありません。
今後は更なるステップとして屋上やテラスなどを利用した太陽光パネルの導入計画を検討しております。実はこの太陽光についても、すでにエネチェンジ Bizと会議をしていて具体的に進めているところです。自律的なエネルギー確保の手段を強化しつつ、同時に環境への負荷をさらに抑えていくという、当院の想いに寄り添った提案をいただいています。
こうした新しい技術の導入や長期的な戦略が必要なときこそ、当院の特殊な事情やこれまでの経緯を深く理解しているエネチェンジ Bizのようなパートナーの存在が欠かせないと感じています。単なるコスト削減の相談相手を超えて、未来のエネルギー戦略をともに描ける関係性は、非常に心強いですね。
急性期病院にとって、エネルギーは医療を継続するための根幹です。しかし、診療報酬制度の中で価格転嫁が難しく、かつ非課税取引の壁がある医療機関にとって、高騰し続けるエネルギーコストは経営を直接圧迫する深刻な課題となっています。
「医療を継続する」という重い使命を果たすためには、旧来の電力契約を漫然と続けるリスクを見過ごすことはできません。埼玉石心会病院が成し遂げた12.8%の削減実績と、エネチェンジ Bizとの強い信頼関係に基づくコスト最適化は、インフレ時代を生き抜くすべての病院にとって、持続可能な経営を実現するための確かな道標となるはずです。
医療のプロが日々命と向き合うように、電力のプロをチームの「右腕」として迎え入れることも大切です。それが本来費やすべき時間を医療サービスの向上へと充て、地域医療の未来を守ることへと繋がります。
電力コストの見直しは医療機関に限らず、固定費であり効果が継続する再現性の高い「最適な経営改善」になるかもしれません。「うちは無理だろう」と諦めてしまう前に、まずは現在の契約にどれだけの“見直し余地”があるのかを確認してみませんか。
エネチェンジ Bizでは、お手元の電気料金明細をもとに、最短数分で最適な選択肢を提案します。
「切り替えるべきかどうか」の判断材料を得るだけでも構いません。貴院の状況に即した“確かな数字”を、ぜひ一度ご確認ください。
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