Looopでんきは市場連動型の新プラン「スマートタイムONE」を発表しました。対象プランを契約している場合、2022年12月1日以降の検針日から新プランに自動的に移行されます。
新プランでは、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動する料金単価に基づいて電力量料金が計算されます。そのため、電気料金は市場の価格変動の影響をこれまでよりも直接的に受けることになります。
直近の市場価格全体的に高い傾向にあるため、それに連動する電気料金プランは電気代が高くなるリスクがあります。一方で、九州電力エリアや夜間の使用が多い家庭など市場価格が安くなっているときは電気代が安くなる可能性があります。
Looopでんきは、移行に同意ができない場合は「他の電力会社へ切り替えのお申し込みをお願いいたします」としています。
燃料費調整単価とは、燃料価格の変動を電気料金に迅速に反映させるために毎月の電力量料金に含まれる単価です。従来は東京電力エナジーパートナーなどの旧一般電気事業者と同じく燃料価格変動を反映した単価を利用していましたが、9月1日以降はJEPXの市場価格によって算出されるようになりました。
6月1日よりおうちプラン、ビジネスプランについて、電力量料金単価の改定による値上げが行われました。また、8月1日には動力プラン、スマートタイムプランについても単価が改定されました。
2022年12月1日以降に自動移行される新プランでは、燃料費調整額はなくなり、JEPXの市場価格に連動する料金単価に基づいて電力量料金を算出します。
電気の使用量に応じてかかる電力量料金は「電源料金」と「固定従量料金」に分けて計算されます。電源料金は、30分ごとに変動するJEPXのエリアプライスとLooopでんきが定めた「エリア損失率」で計算されます。固定従量料金は、託送費(電気を送る費用)やサービス料(サービス運営の費用)からエリアごとにLooopでんきが定めた固定の単価で計算されます。
市場が落ち着いている季節や時間帯は従来の固定単価のプランより電気代が安くなることもありますが、需要が多くなり市場が高騰する季節や時間帯では反対に高くなるリスクがあります。
燃料価格の高騰や需要の増加で市場価格が高騰している最近の傾向では、市場連動型プランは従来のプランよりも高くなる可能性があります。
電気を使う時間帯をずらすなど、使い方を工夫することで同じ使用量でも電気代を抑えられます。
直近のエリアプライスについてはJEPXプライスチェッカーで確認できます。
対象エリア | 電源料金 (エリア損失率) |
固定従量料金単価 (消費税率10%) |
---|---|---|
北海道電力 | 7.6% | 15円41銭 |
東北電力 | 8.2% | 16円04銭 |
東京電力 | 6.9% | 15円11銭 |
中部電力 | 6.7% | 15円60銭 |
北陸電力 | 7.9% | 14円05銭 |
関西電力 | 7.8% | 14円15銭 |
中国電力 | 8.0% | 14円68銭 |
四国電力 | 8.3% | 15円08銭 |
九州電力 | 8.2% | 14円82銭 |
沖縄電力 | 6.1% | 16円66銭 |
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