

電力自由化とは?電気代は安くなるの?
電力自由化とは、旧一般電気事業者により独占されていた家庭などに向けた電力小売が2016年4月に行われた法律の改正により全面自由化され、さまざまな業種の企業が電力の販売に参入できるようになったことをいいます。今までよりも多くの企業・電力会社が、地域の枠を超えてサービスを提供できるようになりました。
※旧一般電気事業者とは…北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。

電力自由化で、エネチェンジから選べる電力会社と電気料金プラン数
地域 | 選べる会社数 | プラン数 | 代表的な電力会社・ブランド |
---|---|---|---|
北海道電力エリア | 6社 | 25プラン | ミツウロコでんき、idemitsuでんき |
東北電力エリア | 7社 | 36プラン | ミツウロコでんき、TERASELでんき |
東京電力エリア | 8社 | 39プラン | PinTでんき、ミツウロコでんき、シナネンあかりの森でんき |
中部電力エリア | 7社 | 32プラン | オクトパスエナジー、Japan電力 |
北陸電力エリア | 7社 | 27プラン | スマ電、TERASELでんき、シナネンあかりの森でんき |
関西電力エリア | 7社 | 41プラン | TERASELでんき、大阪ガスの電気 |
中国電力エリア | 6社 | 30プラン | TERASELでんき、オクトパスエナジー |
四国電力エリア | 6社 | 28プラン | スマ電、シナネンあかりの森でんき |
九州電力エリア | 7社 | 33プラン | idemitsuでんき、Japan電力 |
沖縄電力エリア | – | – | – |
エネチェンジでは、地域ごとに選べる電力会社・プランの情報を取りまとめています。
電力自由化で、どんな新電力から電気を買うことができるの?
企業むけに電気を販売していた実績のある「PPS事業者」や、ガス会社や石油元売りなどエネルギー関係の企業、大手の通信会社や、コンビニや鉄道会社など地域の生活に密着した会社など、幅広い新電力事業者が参入しています。 また、旧一般電気事業者も地域の垣根を越えてサービスを展開しています。

電力自由化で選べる電力会社と電気料金プラン数


こんなにたくさんの電力会社、電気料金プランから1つのプランをえらぶのは大変ですよね… エネチェンジでは、電力自由化で選べる電気料金プランを比較できます。利用はもちろん無料、ぜひお試しください。
実績のない新しい会社と契約しても、停電が増えたりしないの?倒産時は?
現状より停電しやすくなったり、電力の契約先によって不安定になるということは、ありません。すべての会社の電気は、いままでと同じ送電網(電力ネットワーク)を入り混じって流れます。このため、電力会社やプランによって受け取る電気の品質が違うということはありません。
電線や電柱の故障対応についても、これらは送電会社がすべて担うことになっていますので、契約した会社によって停電修理の速さが違う、ということもありません。その他、契約先の倒産など、電力自由化への不安について、詳しくは巻口守男顧問の電力自由化Q&Aほかでご説明しています。

個人・家庭の電力切り替えはどうやって申し込めばいいの?
個人の方が家庭で使う電気料金プランの変更は、 エネチェンジ電力比較のシミュレーションでプランを選んですぐに申し込めます!
今の電力会社への解約届け出がいるの?

いりません。切り替え先の新しい電力会社が一括して手続きを行います。そのために必要な「お客様番号」「メーター個別の番号(供給地点特定番号)」などをご入力いただくだけです。エネチェンジから申し込む場合、専門の「でんきコンシェルジュ」が切り替え完了までサポートいたします。
工事などに初期費用がかかりますか?

新しい電力会社への切り替えに際しては、電力メーターの「スマートメーター」への交換が必要ですが、この工事は基本的には無料となっています。また、工事依頼も新しい電力会社が手続きを行います。
ただし、一部の電力会社では新規契約時に「事務手数料」等を設定しているので、こうした初期費用にはご注意ください。
今すぐ新しい電気料金プランを使えるの?

電力自由化によって新しい電力会社のプランが使えるのは、2016年4月1日以降です。それまでのお申し込みは事前の予約となります。4月1日以降については、お申し込み後、1〜2週間程度の期間内で切り替えができるよう、資源エネルギー庁が指導しています。
法人の電力切り替えはどうやって申し込めばいいの?
法人も無料診断で複数の電力会社を比較できます。事務所や店舗、工場、病院、各種施設などの経営者や経理担当者の方で「自社の電気代を削減したい、でもどうやって電力会社を選べばよいかわからない……」という悩みを抱えているのであれば、ぜひ、ご相談ください。
私でも電気の契約を変更できるの?
電気の契約を切り替えてみたい!けれど、私は変えることができるの?という疑問をお持ちかと思います。たとえばこんな場合について。
マンション・アパートでは選べない?

- マンションに住んでる私には電力自由化なんて関係ない
- 賃貸マンションだから、工事はできないよね
マンションにお住まいでも、大多数の方は電力会社と入居者が戸別に契約しているので、電力自由化で電気の契約を変更できます。賃貸マンションでも大丈夫!マンションでの電力切替については「電力自由化、マンションでも個人で電力会社を選べるようになるの?」で詳しくご説明しています。
地方では選べない!?

- 電力自由化って大都市だけの話でしょ?
- 私の町には新しい会社なんて来ないでしょ?
新電力の多くは、大都市かどうかではなく、旧一般電気事業者の単位で供給地域を決めています。スマートメーターの導入によって、地域内のどこに対しても同一のサービスを提供できるためです。エネチェンジでは、地域ごとに選べる電力会社・プランの情報を提供しています。 また、農業・事業用の高圧電力・動力などは法人向けサービスのエネチェンジBizでご相談いただけます。
オール電化家庭では選べない!?

- オール電化で使えるプランはないんでしょ?
オール電化向けのプランの提供はまだまだ少ないですが、プランを替えることはできます。現時点でわかっているオール電化向け電気料金プランのまとめを参考に、ご自身の使い方に合ったプランを慎重に選んでくださいね。 また、エネチェンジの電気料金プラン比較は時間帯別の料金を加味しているので、現在お使いのプランと新しいプランのどちらがおトクかどうかも判断できますよ。
法人・事業者は選べない!?

- 電力自由化は家庭向けで、お店やオフィスで使えないんでしょ?
実は法人や事業者などのうち、大口の利用者向けの電力は2016年以前から自由化されているんです。 また、新電力からは、法人の方に向けたプランやサービスも発表されています。エネチェンジでは法人向けサービスのエネチェンジBizで、電気代削減のご相談を承っています。
電力自由化で、どんなプランを選べばいいの?
プランを変えると言っても、なにを重視してどうやって選べばいいのでしょうか。さまざまな希望にあわせたプランの選び方をご紹介いたします。
割引をかしこく使って、生活費をなるべく安く抑えたいな……
セットでまとめておトクなプランを選びましょう

電気料金の世界は「薄利多売」と言われています。電気だけでは利益が小さいので、携帯電話やガスといった他のサービスとセット加入した際の割引によって、他社との違いを出しているプランが多いのです。また、電気代の支払いでポイントが貯まるサービスなども提供されています。エネチェンジ電力比較では、電気代だけでなくセット割引・ポイント付与を考慮した計算結果で比較することができますよ。
縛られるのは嫌だ!とにかく電気代を安くしてほしい
割引を除いて電気代が安いプランも簡単に見つかります

いまお気に入りのサービスを変えたりしたくない、シンプルに電気代が安いプランを探したい、という声にもお答えするため、エネチェンジ電力比較では、セット割引等を考慮した比較(実質節約額)のほかに、電気代だけでの比較ができるようになっています。
節電したいから、じぶんの電気の使い方をグラフで見られたりしないかな
見える化サービスが提供されているプランを選びましょう

毎日の電気使用量や、時間単位の電気の使い方を確認できる「電力見える化サービス」を活用すると、生活の中で電気を使いすぎているところを見なおすなど、節電につながります。エネチェンジでは、見える化サービスを提供しているプランに絞り込んで比較することができます。
自然エネルギーのエコなプランとかってないのかな?
電力会社が発表する情報を確認して納得のいく判断をしましょう

環境への貢献や発電方法に対する受け止め方は、人によってこだわりポイントが違いますよね。そこで、環境への配慮や電源の種類にこだわりたいという場合は、電気を作る方法の割合を示す「電源構成」などの公表情報をしっかり確認することをオススメしています。 エネチェンジでは、資源エネルギー庁の基準に沿った形で電源構成を公表しているプランに絞り込んで比較することもできます。
電気自由化をもっと知るには
さらにさまざまな疑問がある、という方。電力自由化カテゴリーの記事では電力自由化に詳しいコラムニストが、電力自由化そのものの仕組みや、法律や政治的な状況、電力自由化に関連した詐欺ってどんなもの?などをご説明しています。 電力自由化のことをもっと詳しく深く知りたい…!という方には、「海外の電力自由化事例を紹介!ケンブリッジレポート」のほか、元東京電力の執行役員/現ENECHANGE顧問、さらに消費生活アドバイザーで、テレビ等でも電力自由化コメンテーターとして活躍している「巻口守男顧問の電力自由化Q&A」がおすすめです。また、電力自由化ニュースでは、電力自由化を巡る動きや、参入を表明した企業やサービスの動向などの最新ニュースを追いかけています。 電力自由化で選べるプランはどう選んだらよい?など、電力自由化に関する不明点や疑問は、Q&Aのコーナーでもお答えしていますのでご参考にしてくださいね。
エネチェンジは何をしている会社なの?
日本全国の電力プランを比較して申し込みまでワンストップのエネチェンジ電力比較を開発・運営しています。エネチェンジ電力比較は、電力自由化の先進国であるイギリスの電力比較サービスを参考に、公平・中立な立場で診断結果を表示することをポリシーとしてサービスを提供しています。 エネチェンジでは、全国各地域へ設置したHEMSデータをはじめとしたビッグデータ解析により、地域ごとの気象条件の違いを考慮した電気使用量の予測を実現しております。これにより、消費者が最も答えやすい「1カ月分の料金」から、1年365日の消費電力量を時間帯別に予測し、最適なプランを提示することが可能になりました。 その診断精度の高さが評価され、大手電力会社等の電気料金シミュレーションサービスにも、エネチェンジのシステムが採用されています。
カテゴリの新着記事
-
Pontaでんきのキャンペーンや特典情報についてまとめています。Pontaでんきへの申し込みを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。キャンペーンや特典が適用されると、お得に切り替えができますよ。
-
サニックスでんきの値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、サニックスでんきは電気料金の値上げを発表した?」「燃料費調整額の上限撤廃など料金に関する改定はあった?」など気になっている方はチェックしてくださいね。乗り換え先としておすすめの電力会社も厳選してご紹介しています。
-
スマ電の値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、スマ電は電気料金の値上げを発表した?」「燃料費調整額の上限撤廃など料金に関する改定はあった?」など気になっている方はチェックしてくださいね。乗り換え先としておすすめの電力会社も厳選してご紹介しています。
-
電気料金の費用のひとつ「託送料金」とは何か徹底解説。送配電事業者は託送料金をなぜ請求するのか、電力会社によって託送料金相当額は違うのか、託送料金制度(レベニューキャップ制度)とは何か、といった疑問を解決できますよ。
-
株式会社リミックスポイントの電力サービスである、リミックスでんきの値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、リミックスでんきは電気料金の値上げを発表した?」「市場連動型プランに移行するの?」など気になっている方はチェックしてくださいね。
-
2023年1月から、電気代・ガス代高騰対策として政府が開始する負担軽減策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」について解説。電気代・ガス代の値上げに対して月いくら値下げしてくれるのか、いつから・どのように補助してくれるのか、負担軽減策に関する情報をまとめています。光熱費の負担が気になっている方は確認してくださいね。
-
北陸電力の値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、北陸電力は電気料金の値上げを発表した?」など気になっている方はチェックしてくださいね。
-
東邦ガスの電気の値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、東邦ガスは電気料金の値上げを発表した?」「燃料費調整額の上限撤廃など料金に関する改定はあった?」など気になっている方はチェックしてくださいね。
-
四国電力は、東京電力・関西電力エリアの家庭向けの電力販売を休止します。四国電力から他社への切り替え方法をご紹介。「電力販売の休止日を過ぎると急に停電するの?」「切り替え時に解約手続きは必要?」など、現在四国電力を契約中でご心配な点も解説します。
-
四国電力の値上げ・料金に関する改定情報をまとめています。「最近、四国電力は電気料金の値上げを発表した?」など気になっている方はチェックしてくださいね。