楽天でんきは2022年6月以降、3回の値上げ・料金改定を行ってきました。それぞれの変更内容は以下のとおりです。
プランS、プランM、動力プランについて、再度値上げとなる電力量料金単価の改定が行われました。エリアによって単価は変わりますが、プランSの場合で12.1〜16.5円/kWhの値上げとなりました。
市場価格調整単価については、算出の際に使われるJEPXスポット取引市場のエリアプライス(市場価格)の平均が30円を上回る場合、30円として計算をするようになりました。それにより市場価格が高騰した場合も上限額以上に電気料金が上がることがなくなりました。
燃料費調整単価とは、燃料価格の変動を電気料金に迅速に反映させるために毎月の電力量料金に含まれる単価です。従来は燃料価格変動を反映した単価を利用していましたが、11月1日以降は日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格によって算出される市場価格調整単価が使用されるようになりました(沖縄エリア除く)。
この変更により電気料金が市場の価格変動の影響を受けることになりました。
6月1日よりSプラン、Mプランについて、電力量料金単価の改定による値上げが行われました。また、燃料費調整単価を算定する際の平均燃料価格の上限を撤廃しました。従来は東京電力エナジーパートナーなどの旧一般電気事業者の従量電灯プランと同じ設定となっていたので、変更により燃料価格の高騰時に電気料金へそのまま反映されるようになりました。
市場価格調整単価はJEPXスポット取引市場のエリアプライスの月間平均価格(市場価格)に連動して算定される単価。沖縄電力エリア以外の電力量料金に含まれていて、電気の使用量に応じてかかる料金です。
使う時間帯によって電力量単価が変わる市場連動型の電気料金プランとは違いますが、電力量料金の一部が市場の影響を受けることになります。市場価格の変動に応じて電気料金が変動するため、市場価格が下がっているときは電気料金が安くなるメリットがある一方、市場価格が高騰したときは高くなるリスクがあります。
JEPXスポット取引市場のエリアプライス平均価格が7円を下回る場合には差額が電気料金から減算されて、電気料金が安くなります。エリアプライス平均価格が13円を上回る場合は、差額が電気料金に加算されます。市場価格が30円を超える場合は30円を上限として計算され、上限は18.7円となります。
(7円−エリア毎の1カ月の平均市場価格)×1.1(消費税)
0円 ※加算も減算もなし
(エリア毎の1カ月の平均市場価格−13円)×1.1(消費税)
(30円−13円)×1.1(消費税)=18.7円
エリア | 楽天でんき「プランS」基本料金(月額・消費税10%) | 楽天でんき「プランS」電力量料金(1kWh・消費税10%) | 昨年6月以降の値上げ額(1kWh・消費税10%) |
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北海道電力 | 0円 | 46.30円 | 16.30円 |
東北電力 | 40.90円 | 14.40円 | |
東京電力 | 41.55円 | 15.05円 | |
中部電力 | 41.40円 | 14.90円 | |
北陸電力 | 39.10円 | 17.10円 | |
関西電力 | 37.60円 | 15.10円 | |
中国電力 | 40.90円 | 16.40円 | |
四国電力 | 41.20円 | 16.70円 | |
九州電力 | 41.77円 | 18.27円 | |
沖縄電力 | 44.70円 | 17.70円 |
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