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中部電力が大手家電量販店・エディオンと提携

中部電力が大手家電量販店・エディオンと提携

中部電力が大手家電量販店・エディオンと業務提携に向けて話し合いをしているそうです。電力自由化後にエディオンが電力販売の窓口となるそうです。中部電力の自由化に向けての動きをまとめみましょう。

全国初の試みになるか!?家電量販店が電気を売る!

2016年4月の電力自由化にむけて、さまざまな電力会社が異業種との業務提携を発表していますが、「家電量販店が大手電力会社の電気販売の窓口になる」というのは、これが初めての試みになるかもしれません。エディオンは中部地方に店舗が多い、家電と電力の親和性の高さなども、提携を検討する材料となったようです。
中部電力は2016年1月には自由化を意識した新料金を発表しするとしており、インタ―ネットやテレビCMなどを活用したプロモーションを予定しています。今回の業務提携が決まると、リアル店舗での顧客開拓が可能となり、シニア世代へのリーチも見込めそうです。中部電力としてはエディオンの家電出張修理サービスを自社に取り込む、エディオンとしては中部電力の既存顧客に対しての販路拡大などが提携のメリットとなるとのこと。

中部電力は交通系ポイントとも提携予定

すでにWAONポイントやnanacoポイントなどと提携をしている中部電力ですが、今後は交通系・携帯電話などとも提携がはじまります。

  • NTTドコモ dポイント(2015年12月〜)
  • 名古屋鉄道 ミュースターポイント(2015年12月〜)
  • 静岡鉄道 LuLuCaポイント(2015年10月〜)
  • 遠州鉄道 えんてつポイント(2015年10月〜)
  • 名古屋市交通局 マナカチャージポイント(2015年12月〜)

例えばdポイントであれば、中部電力の「カテエネ」ポイントをdポイントと交換し携帯電話料金の支払いに使うことができます。交通系ポイントについても同様にカテエネポイントを各種ポイントに交換できるというサービスです。また、中部電力では、2016年4月以降、電気代の支払いにもカテエネポイントを使用できるようにすると発表しています。

中部電力だけでなく、関西電力「はぴeポイントクラブ」など、大都市圏の電力会社も自社の会員サービスで既存顧客の囲い込みを行おうとしています。東京電力は「でんき家計簿」を「暮らしのプラットフォーム」に進化させ、他社の様々なサービスとも連携したサイトに変えていくことを目指しているそうです。

電気代は毎月かかるものなので、ポイントをうまく使っていくことで家計全体の節約にもつながりそうですね。2016年4月以降、競争の激化やサービスの複雑化が予想される電力市場、中部電力とエディオンの今後の動きにも注目しておきましょう。

参照:中部電力|電力の全面自由化に向けた新たな取り組みについて
参照:中日新聞|電力自由化で中電がエディオンと提携 量販店を契約窓口に

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