ガス代を1万円以上節約も!ガス代を節約する32の全方法
この記事の目次
- 月々の出費を減らしたいならガス代を節約しよう
- お風呂のガス代を節約
- キッチンのガス代節約
- 8)蓋や落し蓋を利用して3,434円ガス代を節約!
- 9)ひとつの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用してもう一品作って1,373円ガス代を節約!
- 10)炎は中火にして326円ガス代を節約!
- 11)大きめの鍋を使って178円ガス代を節約!
- 12)鍋底の水滴は拭き取ってから火にかけてガス代を41円節約!
- 13)野菜の下茹ではレンジを活用する
- 14)煮るより蒸す、蒸すより炒める
- 15)冷凍物は冷蔵庫解凍しておく
- 16)水は室温で保存する
- 17)揚げ物は家でやらない
- 18)電気ケトルを使う
- 19)卓上IHヒーターを使う
- 20)洗い物で給湯器は使わない。冷たい時はゴム手袋を活用する
- 21)溜め洗い(つけおき洗い)をする
- 22)圧力鍋や保温鍋を利用する
- 23)余熱を利用する
- 24)中華鍋を使う
- 25)炊飯器を利用する
- 26)石油ストーブを料理に利用する、こまめな掃除も忘れずに
- 27)料理は作り置きする
- 28)ガスのバーナー部分の穴を掃除する
- 29)ペットボトルを黒く塗り、日のあたるところにおいておく
- 契約を変えてガス代を節約
- 支払い方法を変えてガス代を節約
- ガス代の節約方法まとめ
ガス代が高くて悩んでいませんか?特にプロパンガスのご家庭は毎月の高額な請求に頭を悩ませている人は多いでしょう。そこで今回は、ガス代の効率的な全32の節約方法を節約額が大きい順に大公開します!
今回ご紹介する方法を試せば、ガス代を年間で1万円節約することができますよ!
月々の出費を減らしたいならガス代を節約しよう
今回ご紹介するガス代の節約方法を試すと、ガス代を年間16%でき、11,338円もの節約になるんですよ!
普段の生活の中で特にガスをたくさん使うのがお風呂とキッチンです。そこで、お風呂とキッチンを中心に、ガス代を節約できる効果的な32の全方法を、節約額の大きい順にご説明します!
- お風呂のガス代を節約 1)~7)
- キッチンのガス代を節約 7)~29)
- 契約変更でガス代を節約 30)~31)
- 支払方法変更でガス代を節約 32)
本記事ではガスの単位料金を1㎥あたり137.39円で計算し、節約額を算出しています。
プロパンガスと都市ガスの違いは?
節約方法をご説明する前に、プロパンガスと都市ガスの違いを知っておきましょう。プロパンガスと都市ガスは以下のような違いがあるんですよ。
都市ガスとは
メタン(燃える気体)を主な成分に持つ天然ガス。海外から輸入する液化天然ガス(LNG)が大半を占めます。
出典:都市ガスとLPガスの違い|日本ガス協会
都市ガスは張り巡らされたガス管から供給されています。都市ガスにはいくつかの種類があり、供給されるガスに適した器具が必要となります。公共料金のため、決められた基準に基づいて値段が設定されているため、プロパンガスよりも価格は割安です。
プロパンガス(LPガス)とは
プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス。液化石油ガスは、大半を海外から輸入しています。
出典:都市ガスとLPガスの違い|日本ガス協会
プロパンガスはガスボンベにより供給されています。自由料金のため、販売ガス事業者が自由に料金を設定しています。都市ガスと比べて価格は割高です。
都市ガスとプロパンガスの違いがわかりましたね。それではガス代の節約方法を見ていきましょう!
お風呂のガス代を節約
まずは、お風呂のガス代の節約方法を見ていきましょう。(ガスでお湯を沸かしている場合)
1)お風呂のふたをこまめに閉めて2,418円ガス代を節約!
東京ガスによると、お風呂を沸かす際や入浴後にふたをするようにすると17.6㎥のガス代が節約できるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / バスルーム編 / 基本メニュー
節約額は年間2,418円です。
2)追い焚き回数を1回少なくして1,813円節約!
東京ガスによると、追い焚き回数を日に1回少なくすることができると、年間13.2㎥のガス代が節約できるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / バスルーム編 / 基本メニュー
節約額は年間1,813円です。
追い焚き回数を1回少なくするために、以下の方法を試してみましょう。
- 保温シートを使う
- お風呂に浮かべておくだけの保温シートを使うと、冷たい外気でお湯が冷めるのを防ぐことができます。
- お風呂は立て続けに入る
- お湯が冷めないうちに、できるだけ立て続けに入りましょう。
3)シャワーを出す時間を1日1分短くして1,755円節約!
資源エネルギー庁によると、1日1分シャワーを出す時間を短縮するだけで年間12.78㎥の節約ができます。
出典:家庭の省エネ徹底ガイド|経済産業省資源エネルギー庁
年間の節約額は、1,755円となります。
4)一人暮らしならシャワー、人数が多い場合はお湯を張ったほうがお得に。
シャワーを17分間出しっぱなしにすると、浴槽のお湯一杯分(200リットル)と同じくらいの量になります。一人暮らしの場合は17分以内のシャワーがお得に、人数が多い場合はお湯を張り、身体を洗う際のシャワー時間を短縮したほうがお得になります。
5)お湯の温度を下げる
お湯の温度が高い程ガス代がかかってしまいます。熱めにお湯を張って後から水を足すよりも、適温でお湯を張るように心掛けましょう。
6)お湯が溜まったら自動的に止められるアイテムを使う(自動お湯張り機能がない場合)
お風呂のお湯を張っているとき、ちょっと気を抜いていたら出しすぎてしまった、なんてことありますよね。水道代もガス代ももったいないです。自動でお湯を張るシステムのお風呂でなくても、水道の蛇口に取り付けられる、自動でお湯張りを止めてくれるアイテムがあります。お湯を張りすぎてしまうことがなくなり、ガス代を節約できます。
7)節水シャワーヘッドを使用する
シャワーヘッドを節水シャワーヘッドに変えてみましょう。節水シャワーヘッドは通常のシャワーヘッドより穴の大きさや数を減らしているため、節水にもなり、使うお湯の量も少なくなるためガス代の節約ができます。
キッチンのガス代節約
次に、キッチンのガス代節約方法を見ていきましょう。
8)蓋や落し蓋を利用して3,434円ガス代を節約!
東京ガスによると、落し蓋を利用することで年間21.7㎥のガス代が節約でき、鍋を火にかける際、蓋をすることで年間3.3㎥のガス代が節約できるるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / キッチン編
節約額は年間3,434円です。
9)ひとつの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用してもう一品作って1,373円ガス代を節約!
乾麺をゆでるついでに野菜を一緒にゆでるなど、ひとつの鍋で同時調理をしましょう。また、肉や野菜のゆで汁は捨てずに、ゆで汁を使ってスープにするなど利用しましょう。一から作るよりも時間を短縮でき、ガス代が節約できます。
東京ガスによると、ひとつの鍋で同時に調理することで、年間10㎥のガス代が節約できるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / キッチン編
節約額は年間1,373円です。
10)炎は中火にして326円ガス代を節約!
炎がなべ底からはみ出してしまうと、その分は無駄になってしまっているんです。
資源エネルギー庁によると、強火から中火にすることで年間2.38㎥のガス代が節約できるとされています。
出典:家庭の省エネ徹底ガイド|経済産業省資源エネルギー庁
年間の節約額は、326円となります。
11)大きめの鍋を使って178円ガス代を節約!
東京ガスによると、大きななべ底の鍋で調理することで、年間1.3㎥のガス代が節約できるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / キッチン編
節約額は年間178円です。
12)鍋底の水滴は拭き取ってから火にかけてガス代を41円節約!
鍋やフライパンなどの底に水がついている場合は、拭き取ってから火にかけるようにすることで使うガス量を減らせます。
東京ガスによると、鍋底の水滴をふき取ってから火にかけるようにすることで年間0.3㎥のガス代が節約できるるとされています。
出典:東京ガス : ウルトラ省エネブック / キッチン編
節約額は年間41円です。
13)野菜の下茹ではレンジを活用する
14)煮るより蒸す、蒸すより炒める
ガス代が節約できる調理法は、炒める>蒸す>煮る、となります。炒める場合は水を使わないので一番火のとおりが早く、次に少量の水で調理できる蒸す調理法が、煮るよりもガス代を節約できます。
15)冷凍物は冷蔵庫解凍しておく
冷凍してある食品を調理する際は、事前に冷蔵庫にいれて解凍しておきましょう。調理時間が短縮できるぶん、ガス代を節約できます。
16)水は室温で保存する
ペットボトルの水を調理に使う場合は、未開封のものは冷蔵庫でなく常温で保存しておきましょう。沸騰までの時間が短くなるため、ガス代を節約できます。
17)揚げ物は家でやらない
揚げ物は油の加熱時間も含めガスを長時間使います。できるだけ揚げ物をする回数を減らし、揚げ物よりも焼き調理を増やしたり、揚げ焼き調理をするなど工夫してみましょう。
18)電気ケトルを使う
お湯を沸かす際、電気ケトルでお湯を沸かしてガス代を節約しましょう。電気料金プランには単価の安い時間帯があるので、安い時間帯であれば電気ケトルでお湯を沸かしたほうが節約できます。
コップ1杯の水の場合は電気ケトルではなく電子レンジのほうが電気代を安くできます!
19)卓上IHヒーターを使う
卓上IHヒーターを使ってガス代を節約しましょう。電子ケトルと同じく、卓上IHヒーターも電気代の安い時間帯に使えばガスよりも節約できる場合があります。
IHヒーターにかかる電気代や、電気代節約方法につkては以下の記事でご説明しています。
20)洗い物で給湯器は使わない。冷たい時はゴム手袋を活用する
21)溜め洗い(つけおき洗い)をする
水洗いは水切れが悪くなるので嫌だという場合は、洗い桶などを使ってため洗いをし、最後にお湯ですすぐようにしましょう。使うお湯をすくなくすることができ、ガス代を節約できます。
22)圧力鍋や保温鍋を利用する
時間のかかる煮込み料理も、圧力鍋を使うと短時間ででき、ガス代を節約できます。保温鍋も初めに数分加熱し、その後は保温のみで料理が出来上がるため、ガス代を節約できます。
- 圧力鍋
- 煮込み時間を短くできるのでガス代の節約になる
- 保温鍋
- 初めに数分加熱すれば良いだけなのでガス代の節約になる
23)余熱を利用する
圧力鍋や保温鍋がなくても、普通の鍋でも保温調理ができます。ゆで卵や乾麺などは保温調理がしやすいですよ。
- ゆで卵
- 鍋に水と卵を入れて火にかける。沸騰したら火を止め、蓋をして蒸らす。10分ほどで半熟に、20分ほどで固ゆでになる。
- 乾麺
- 沸騰させたお湯に乾麺を入れ、再び沸騰したら火を止め、蓋をして蒸らす。パッケージ記載のゆで時間よりも1~2分ほど多めに蒸らして湯切りする。
24)中華鍋を使う
中華鍋は全体的に均一に熱が広がるため、火のとおりが早くなり調理時間を短縮できます。また、蓄熱性も高いので余熱で調理もでき、ガス代が節約できます。
25)炊飯器を利用する
1回炊飯時の消費電力量を153Wh、1kWhあたりの電力量料金を25.91円として計算。
炊飯器を使っておかずを作ったり、ご飯と一緒に具材も調理してしまう「炊飯器レシピ」を活用してガス代を減らしましょう。
26)石油ストーブを料理に利用する、こまめな掃除も忘れずに
27)料理は作り置きする
料理は多めに作って冷凍したり、作り置きしたほうがガス代が節約できます。作り置きしたものに一味加えて違う料理にするなど、リメイク料理を楽しむのも良いですね。
28)ガスのバーナー部分の穴を掃除する
ガスのバーナー部分の穴が詰まってしまうと熱効率が落ちてしまいます。竹串を穴に差し込んで掃除をすると綺麗になります。
29)ペットボトルを黒く塗り、日のあたるところにおいておく
ペットボトルをスプレーなどで黒く塗り、日の当たるところに置いておくとお湯ができます。洗い物の際に活用したり、またお風呂や掃除にも活用できますよ!
契約を変えてガス代を節約
次に、契約を変えてガス代を節約する方法を見ていきましょう。
30)都市ガスに乗り換える
プロパンガスを利用しているご家庭で、可能な場合は都市ガスに乗り換えることでガス代を大きく節約できます。プロパンガスと都市ガスでは以下のように大きな価格差があり、都市ガスのほうが割安であることがわかります。
- プロパンガス(10㎥)
- 7,345円
- 都市ガス(22㎥)
- 4,048円
LPガスの熱量2400kcal、都市ガスの熱量1100kcalとして計算(2.2倍),
プロパンガス価格は石油情報センターの2015年7月31日時点の価格を参照、都市ガス価格は東京ガスの一般料金を参照。
31)オール電化にする
オール電化の電気代平均額と、一般家庭の電気+ガス+灯油代平均額を比較すると、以下のようにオール電化のほうがやや割安になっています。都市ガスがない地域の場合は、オール電化を選択肢のひとつに入れてみても良いかも知れません。
- オール電化の電気代平均額
- 年間190,868円
- 一般家庭の電気+ガス+灯油代平均額
- 年間223,812円
オール電化の電気代平均、ガス併用住宅との比較については、以下の記事で詳細をご説明しています。
支払い方法を変えてガス代を節約
支払い方法によっても、割引がついたりポイントをためてガス代を節約できます。
32)クレジットカードを使う
ガス代の節約方法まとめ
いかがでしたでしょうか?どれも簡単にできる方法ばかりですので、高いガス代に悩んでいる人はぜひ試してみてくださいね。
お風呂のガス代節約方法まとめ
- 1)お風呂のふたはこまめに閉める(2,418円の節約に!)
- 2)追い焚き回数を少なくする(1回少なくすると1,813円の節約に!)
- 3)シャワーを出す時間を1日1分短くするよう心掛ける(1,755円の節約に!)
- 4)一人暮らしならシャワー、人数が多い場合はお湯を張ったほうがお得になる
- 5)お湯の温度は無駄に上げすぎない、適温でお湯張りをする
- 6)お湯が溜まったら自動的に止められるアイテムを活用する(自動お湯張り機能がない場合)
- 7)節水シャワーヘッドを活用する
キッチンのガス代節約方法まとめ
- 8)蓋や落し蓋を利用する(3,434円の節約に!)
- 9)ひとつの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用してもう一品作るようにする(1,373円の節約に!)
- 10)炎は中火にする(326円の節約に!)
- 11)大きめの鍋を使う(178円の節約に!)
- 12)鍋底の水滴は拭き取ってから火にかける(41円の節約に!)
- 13)野菜の下茹ではレンジを使う
- 14)煮るより蒸す、蒸すより炒める
- 15)冷凍物は冷蔵庫解凍しておく
- 16)水は室温で保存する
- 17)揚げ物は家でやらない
- 18)電気ケトルを使う
- 19)卓上IHヒーターを使う
- 20)洗い物で給湯器は使わない。冷たい時はゴム手袋を活用する
- 21)溜め洗いをする
- 22)圧力鍋や保温鍋を利用する
- 23)余熱を利用する
- 24)中華鍋を使う
- 25)炊飯器を利用する(炊飯器レシピを活用)
- 26)石油ストーブを料理に利用する、こまめな掃除も忘れずに
- 27)料理は作り置きする
- 28)ガスのバーナー部分の穴を掃除する
- 29)ペットボトルを黒く塗り、日のあたるところにおいておく
契約・支払方法を変えて節約まとめ
- 30)都市ガスに乗り換える
- 31)オール電化にする
- 32)クレジットカード払いにする
高いガス代は、かしこく上手に節約していきましょう!
ガス代の節約のために、ガス会社を見直そう!
2017年4月のガス自由化で、電気と同じくガス会社も自由に選べるようになりました。今は、電気もガスも、自分に見合った料金プランを選んで節約することが可能なんです。
ガス会社のプランを見直したことがない方は、今回ご紹介したガスの節約術を試すとともに、自分にぴったりなガス会社のプランを選んで、ガス代を無駄なく、かしこく節約していきましょう。
電力会社切り替えはエネチェンジ電力比較を引き続きご活用ください。