エアコン24時間つけっぱなしで電気代はどうなるか実験!こまめに電源を切ると電気代は上がる?

この記事の目次
エアコンを24時間つけっぱなしにしたらどれくらいの電気代がかかるのでしょうか。
またエアコンの冷房・暖房機能を使用する際の節電術として、「つけっぱなしの方が安くなる」「こまめに電源をオンオフすると電気代が高くなる」という説がありますが、事実なのでしょうか。
実際にエネチェンジの編集部スタッフ宅で2つの実験を行いました。ひとつは、24時間エアコンをつけっぱなしにして、消費電力量を計測する実験。もうひとつは、エアコンを9時間つけっぱなしにするのと、30分ごとに電源を切るのとではどちらが電気代が高いのか比較する実験です。
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- 更新日
- 2023年10月27日
エアコン24時間つけっぱなし実験
エアコンを冬季に「暖房」、夏季に「冷房」で、24時間つけっぱなしにしてみました。消費電力量を計測して電気代がいくらかかるのか、どちらが電気代がかかるかの実験です。
エアコン24時間つけっぱなし実験の条件・環境
まずは、エアコン24時間つけっぱなし実験の条件と環境を紹介します。
計測時間:10:00〜翌10:00(24時間)
計測空間:6畳の洋室。北側に窓あり。
計測対象エアコン:パナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」
在室人数:1名
室外気温:冷房時・最高気温32℃、最低気温23℃/暖房時・最高気温14℃、最低気温2℃
「冷房」「暖房」でそれぞれ実験を行いました。エアコンの設定は次の通りです。
運転モード:暖房/冷房
風量:自動
設定温度:26度
使用するワットチェッカーはラトックシステム株式会社の「RS-BTWATTCH2」です。
【暖房】エアコン24時間つけっぱなし実験
縦軸単位=wh、横軸単位=時間
冬季に暖房を24時間つけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は9,174Whとなりました。電気代は、284.39円。
全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
日中は消費電力がやや低くなる傾向になるものの、ほとんどの時間帯で300Wh以上の消費電力を使用しています。
【冷房】エアコン24時間つけっぱなし実験
縦軸単位=wh、横軸単位=時間
夏季に冷房を24時間つけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は4,095Whとなりました。電気代は、126.94円。
全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
22:00以降から明け方までは室外の気温も下がっているので、消費電力量も少なくなっています。また、朝になって気温が上がりはじめると、それにあわせて消費電力量が上がっています。気温にあわせて風量などを調整する自動運転モードが機能していることがわかりますね。
結論:暖房の方が電気代が圧倒的に高かった!
暖房で24時間つけっぱなしにした場合は9,174Whの消費電力量になりましたが、冷房の場合は4,095Whと半分以下にとどまりました。冷房に比べて暖房の方が、圧倒的に消費電力が多いことがわかりました。
【冷房】エアコンつけっぱなしvsオンオフ実験
次に、エアコンの冷房をつけっぱなしにしたときと、こまめにオンオフしたときでは、どのように電気代が変わるか実験してみました。
条件と環境を紹介します。なるべく同じ条件で、消費電力を比較できるように計測環境を整えました。
エアコンのつけっぱなし実験の条件・環境
次の2パターンの条件でエアコンの消費電力を計測します。
- パターン1:計測期間中は、エアコンをつけっぱなしにする
- パターン2:計測期間中、30分に1度エアコンの電源をオフに。30分後、再びエアコンをオンにする(以降同様の操作を行う)
計測期間:10:00〜19:00
計測空間:6畳の洋室。北側に窓あり。
計測対象エアコン:パナソニックJシリーズ「CS-J226C-W」
在室人数:1名
室外気温:冷房時・最高気温30℃程度
運転モード:冷房
風量:自動
設定温度:26度
使用するワットチェッカーはラトックシステム株式会社の「RS-BTWATTCH2」。
同程度の気温の日を選び、2日に分けてパターン1とパターン2の実験を行いました。
【1日目】エアコンをつけっぱなしにするパターンの実験
エアコンをつけっぱなしにするパターンの実験から始めます。エアコンを「26度(冷房)」、風量を「自動」に設定。10:00から19:00までエアコンをつけっぱなしにします。
縦軸単位=wh、横軸単位=時間
エアコンをつけっぱなしにした結果、消費電力量の合計は2,025whでした。電気代は、9時間で62.77円。エアコンをつけ始めてから13時までは消費電力が高いですが、その後は下がり、安定した推移が見られました。
全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
【2日目】電源をオンオフにするパターンの実験
同程度の気温の日に、エアコンの電源をオンオフにするパターンの実験を開始。つけっぱなしにするパターンの実験と同じく、エアコンを「26度(冷房)」、風量を「自動」に設定。実験期間は10:00から19:00までですが、30分おきにエアコンの電源をオフにし、30分間待って再びオンにすることを繰り返します。
縦軸単位=wh、横軸単位=時間
定期的にエアコンの電源をオンオフを繰り返した結果、消費電力量の合計は2,060wh。電気代は9時間で63.86円。つけっぱなしにしたパターンの実験結果よりも消費電力量が多い結果に!
全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
消費電力量の推移も、つけっぱなしにするパターンの実験結果と比較すると安定していないことがわかります。16時には、何と300whを超えています。
室温が上がった際、設定温度まで下げるために、電力をたくさん消費していることがわかりますね。
結論:1日中在宅する場合は、つけっぱなしが◎
今回の実験から、つけっぱなしにする方が、電気代を節約できる結果が得られました。
もちろん何時間も外出するのに、エアコンをつけっぱなしにするのは、電気の無駄遣いにつながります。30分程度の外出ならつけっぱなしに、1時間以上の外出なら電源をオフにするなど、状況に合わせてエアコンを使うとよいでしょう。
エアコンをつけっぱなしにする・しないは状況に応じて使い分けましょう
エアコンのつけっぱなし実験の結果をご紹介しました。ふだんからエアコンの使い方を気にしている方は、今回の実験結果を参考にしてみてくださいね。
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