オクトパスエナジーと東京電力EPを比較!燃料費調整額も含めて安いのはどっち?
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この記事の目次
オクトパスエナジーと東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)、どちらと契約しようか悩んでいる方必見!
本記事では、オクトパスエナジーと東京電力EPのプランをそれぞれ試算し、どちらが安いかを比較します。料金だけでなく、電気代に対するポイント還元やセット割の有無など、それぞれの特徴の違いについても解説。
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- 更新日
- 2025年2月5日
オクトパスエナジーと東京電力EPを比較!安いのは……
オクトパスエナジーの「グリーンオクトパス」「シンプルオクトパス」と東京電力EP「スタンダードS」の電気料金をそれぞれ試算しました。基本料金・電力量料金だけでなく、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金も含めて試算しているので、どちらが安いか比較してみてくださいね。
「グリーンオクトパス」と「スタンダードS」を比較
ここでは、オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」と東京電力EP「スタンダードS」の1カ月の電気料金を比較。東京電力エリアの契約アンペア数30Aと仮定して、試算してみました。
1カ月の使用電力量 | オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」東京電力エリア料金(消費税率10%) | 東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
100kWh | 3458円 | 3381円 | 77円 |
200kWh | 6406円 | 6355円 | 51円 |
300kWh | 9447円 | 9461円 | -14円 |
400kWh | 12703円 | 12976円 | -273円 |
500kWh | 15959円 | 16491円 | -532円 |
オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」・東京電力EP「スタンダードS」ともに「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。オクトパスエナジーと東京電力EPの燃料費調整額は、酷暑乗り切り緊急支援の補助金(1kWhあたり-2.5円)を含む2024年11月分のものを使用。オクトパスエナジーの基本料金は、1カ月につき「使用期間1日あたりの金額」×「当月1カ月の使用期間の日数」で計算(「当月1カ月の使用期間の日数」は実際に電気を使用された日数ではなく、オクトパスエナジーの「電気需給約款 14(電気の使用期間)」で定める使用期間の日数)。エネチェンジでは、1カ月を約30日として計算し、基本料金を295円00銭/月/10Aとしています。
上記の比較結果からは、使用電力量によっては、オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」のほうが安くなることがわかります。
「シンプルオクトパス」と「スタンダードS」を比較
ここでは、オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」と東京電力EP「スタンダードS」の1カ月の電気料金を比較。東京電力エリアの契約アンペア数30Aと仮定して、試算してみました。
1カ月の使用電力量 | オクトパスエナジー「シンプルオクトパス 」東京電力エリア料金(消費税率10%) | 東京電力EP「スタンダードS」料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
100kWh | 3259円 | 3381円 | -122円 |
200kWh | 6518円 | 6355円 | 163円 |
300kWh | 9777円 | 9461円 | 316円 |
400kWh | 13036円 | 12976円 | 60円 |
500kWh | 16295円 | 16491円 | -196円 |
オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は「電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京電力EP「スタンダードS」は、「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。東京電力EPの燃料費調整額は、2025年1月のものを使用。
上記の比較結果からは、使用電力量によっては、オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」のほうが安くなることがわかります。
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最安の電気料金プランを診断(無料)オクトパスエナジーと東京電力EPの特徴の違いを比較
ここでは、オクトパスエナジーと東京電力EPの違いについて、詳しく解説します。
料金設定
まずは、オクトパスエナジーと東京電力EP、それぞれの代表的な電気料金プランの料金表を見てみましょう。
区分 | 単位 | オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」東京電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 295円00銭 |
15A | 442円50銭 | ||
20A | 590円00銭 | ||
30A | 885円00銭 | ||
40A | 1180円00銭 | ||
50A | 1475円00銭 | ||
60A | 1770円00銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 20円62銭 |
121kWh~300kWh | 25円29銭 | ||
301kWh~ | 27円44銭 |
区分 | 単位 | オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」東京電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 0円00銭 |
15A | |||
20A | |||
30A | |||
40A | |||
50A | |||
60A | |||
電力量料金 | 1kWh | 31円60銭 |
区分 | 単位 | 東京電力EP「スタンダードS」東京電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 311円75銭 |
15A | 467円63銭 | ||
20A | 623円50銭 | ||
30A | 935円25銭 | ||
40A | 1247円00銭 | ||
50A | 1558円75銭 | ||
60A | 1870円50銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 29円80銭 |
121kWh〜300kWh | 36円40銭 | ||
301kWh〜 | 40円49銭 |
オクトパスエナジーと東京電力EPでは、電気料金プランの料金単価が異なります。特に、オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」は、基本料金がないのが大きな違い。また、「シンプルオクトパス」は従量制ではないため、1kWhあたりの電力量料金単価が一律になっているのも特徴です。
燃料費調整額
燃料費調整額とは、発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)などの価格変動を、電気料金に反映させるためのもの。オクトパスエナジーと東京電力EPでは、この燃料費調整額の単価が異なり、オクトパスエナジーのほうが高く設定されています。
オクトパスエナジーのほうが燃料費調整単価が高いのは、平均燃料価格の算出方法が異なるため。平均燃料価格は燃料費調整単価の算出に用いられるので、結果として、オクトパスエナジーと東京電力EPの燃料費調整額に差が出るというわけです。
年月 | オクトパスエナジー東京電力エリア燃料費調整単価(1kWhあたり・消費税率10%) | 東京電力EP燃料費調整単価(1kWhあたり・消費税率10%) |
---|---|---|
2024年1月 | 4円15銭 | -9円65銭 |
2024年2月 | 4円55銭 | -9円56銭 |
2024年3月 | 5円08銭 | -9円28銭 |
2024年4月 | 5円20銭 | -9円21銭 |
2024年5月 | 5円20銭 | -9円14銭 |
2024年6月 | 4円92銭 | -7円60銭 |
2024年7月 | 4円55銭 | -6円09銭 |
2024年8月 | 4円38銭 | -6円31銭 |
2024年9月 | 4円43銭 | -10円37銭 |
2024年10月 | 4円80銭 | -10円19銭 |
2024年11月 | 4円80銭 | -8円67銭 |
2024年12月 | 4円48銭 | -6円33銭 |
ポイント還元
オクトパスエナジーにポイント還元特典はありません。一方の東京電力EPでは、くらしTEPCOポイントの付与を行っています。
会員サイト「くらしTEPCO web」へのログイン(毎月1回)で50ポイント、継続利用でログインによるポイント付与が最大50ポイント増加します。料金に応じた還元ではないため、電気を使う量が少ない家庭向けのポイント特典と言えます。
また、くらしTEPCOポイントはVポイントやPontaポイント、Amazonギフトカードなどの各種提携ポイントへの交換が可能です。
提携ポイントへの交換は、300ポイントから可能となります。
セット割引
オクトパスエナジーでは、セット割引を提供していません。一方の東京電力EPでは、ガス料金プランとのセット割引を提供しています。
東京電力EPのセット割引「ガスセット割」は、対象の電気料金プランとガス料金プランをセットで契約することで適用。毎月の電気料金から102円(税込)が割引されます。
環境配慮型の電気か否か
オクトパスエナジーでは、環境配慮型プランの「グリーンオクトパス」を提供しています。再生可能エネルギー指定の非化石証書を活用することで、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
東京電力EPでは、環境配慮型プラン「アクアエナジー100」を提供していましたが、2023年1月から新規申し込み受け付けを停止しています。
どちらか悩んでいる場合はシミュレーションをしましょう
オクトパスエナジーと東京電力EPの電気料金プランを比較すると、料金表のほかにもポイント還元やセット割など、それぞれ異なるメリットがあることがわかります。
電気代だけでなく、こうしたメリットも合わせて比較し、より自身のライフスタイルに合った電力会社を選んでくださいね。
平均36,636円/年の節約!
最安の電気料金プランを診断(無料)この記事を書いた人