本記事では、太陽光発電におすすめの電気料金プランをご紹介します。

太陽光発電を利用していて、今の電気料金プランが合っているか心配な方や、太陽光発電で足りない分だけ買電したいという方は、ぜひチェックしてくださいね。
本記事でいう旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー（以下、東京電力EP）・中部電力ミライズ・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。

更新日

2025年12月12日

太陽光発電におすすめの電気料金プラン一覧

自宅で太陽光発電を行っている方向けの電気料金プランを扱っている電力会社を、比較表にまとめました。それぞれ特徴が異なるため、ライフスタイルにマッチしたものを選びましょう。

ロゴ	電力会社名	電気料金プラン名	おすすめポイント
	オクトパスエナジー	「ソーラーオクトパス」	環境に配慮した電気が利用できる
	ENEOSでんき	「自家消費応援プラン」	ガソリン代の割引特典あり
	リボンエナジー	「リボングリーン」	太陽光発電との相性◎
	Looopでんき	「スマートタイムONE（電灯）」	太陽光発電との相性◎
	北海道電力	「ふらっとソーラープラン」	定額に満たない分についてポイント還元あり
	東京電力EP	「くらし上手」	住宅設備修理サービスが付属

【旧一般電気事業者・新電力】太陽光発電におすすめの電気料金プラン6選

ここでは、太陽光発電向けのプランを扱っている電力会社のなかから、おすすめの電気料金プランをご紹介します。

オクトパスエナジー「ソーラーオクトパス」

「ソーラーオクトパス」は、太陽光発電量が低下する、あるいは発電できない時間帯の電力量料金単価を、日中よりも安く設定していることが特徴のプランです。また、実質的に再生可能エネルギー100%の電気が使用できるのもメリット。日中は自宅の太陽光でまかないつつ、朝夕や夜間の購入電力量を抑えたい太陽光発電設備をお持ちのご家庭におすすめです。

ENEOSでんき「自家消費応援プラン」

「自家消費応援プラン」は、太陽光発電では賄えない電力について、基本料金が旧一般電気事業者よりも割安に設定されたプランです。太陽光発電が稼働している昼間に電気を使う時間帯をシフトさせることで、電気代の節約につなげられます。ENEOSカードでの支払いでガソリン代が割引される特典もあり、車をよく利用する人にもおすすめです。

リボンエナジー「リボングリーン」

リボンエナジー「リボングリーン」は、電力量料金単価が日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に連動して30分ごとに変動する、市場連動型のプラン。単価が高い時間帯は太陽光発電でまかない、単価が安い時間帯に買電できるため、太陽光発電との相性がよいプランと言えます。また、非化石証書の活用により実質的に再生可能エネルギー100％の電気が利用できるため、環境問題に関心のある方にもおすすめです。

Looopでんき「スマートタイムONE」

「スマートタイムONE（電灯）」は、電力量料金単価が日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に連動して30分ごとに変動する、市場連動型のプランです。電気を使う時間帯を単価が安い時間にシフトすることで、電気代の節約につなげられます。先述した「リボングリーン」と同様、太陽光発電を利用している家庭に向いています。

北海道電力「ふらっとソーラープラン」

太陽光発電とスマート電化をセットで利用している方向けの電気料金プランです。季節によって定額電力量が異なり、冬は1000kWhまで、その他季節は500kWhまで定額となっています。また、定額電力量に満たなかった1kWhにつき、エネモポイントが5ポイント付与されるため、ポイ活をしている人にも向いています。

申し込みには条件があり、太陽光発電設備を設置していて、暖房および給湯の熱源に電気を使用し、ヒートポンプ式の電気暖房機および電気給湯機が設置されている必要があります。

東京電力EP「くらし上手」

太陽光パネルを設置しており、なおかつ購入する電気の使用量がある程度多い家庭におすすめのプランです。月120kWhまでが定額で設定されている一方で、蓄電池などを設置していて購入電力量が少ない方にはあまり向きません。また、おひさまエコキュートなどを無料で修理してくれる、住宅設備修理サービスも特徴です。

なお、申し込みには条件があり、太陽光パネルに加えて「おひさまエコキュート」を自宅に設置している必要があります。

太陽光発電を行っている方向け！電気料金プランの選び方

ここでは、自宅で太陽光発電を利用している方のために、最適な電気料金プランを選ぶ際のポイントを解説します。

自分のライフスタイルに合ったものを選ぶ

太陽光発電を利用している方向けのプランといっても、各電力会社ごとに料金設定や特徴はさまざまです。発電量だけでなく、「いつ、どのくらい電気を買っているか」という、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。

例えば、夜間に電気をよく使う人であれば、夕方〜深夜帯の料金が割安に設定されている、オクトパスエナジーの「ソーラーオクトパス」のようなプランが向いています。日中は太陽光発電でまかないつつ、発電できない時間帯の電気代を抑えられるため、トータルの電気料金を下げやすくなります。

一方で、蓄電池を利用していて夜間もあまり電気を購入しない、そもそも買電量が少ない家庭では、夜間料金が安いプランのメリットを十分に活かしきれないケースもあります。このように、自宅の発電状況と「電気を多く使う時間帯」の両方を踏まえて、プランの特徴と照らし合わせて選ぶことが重要です。

現在契約しているプランの内容を確認する

現在契約している電気料金プランが、自宅の太陽光発電の使い方に合っているか、必ず確認してください。まずは検針票やマイページなどから、契約している電気料金プラン名や、1kWhあたりの電力量料金単価（時間帯別の設定があるかどうか）、セット割などの特典の有無といった基本情報をチェックしましょう。

プラン内容を把握できたら、切り替え先に検討しているプランの条件と比較。また、多くの電力会社で提供している、電気代のシミュレーション機能を利用するのもおすすめ。自宅の使用実績や太陽光発電量を踏まえて年間の電気料金を試算できるため、どちらのプランがよりお得か、具体的な金額ベースで判断しやすくなります。

電気を売却・購入する先を別々の会社で検討する

電気の「売電先」と「買電先」を同じ電力会社にまとめると、契約手続きや支払い窓口が一本化されるため、管理がシンプルになり手間も減ります。ただし、「売電単価が高いから」という理由だけで、同じ会社の買電プランのみを検討するのはおすすめできません。買電プランが自身のライフスタイルにフィットしなければ、トータルでは損になってしまうことも。

たとえば、売電条件は魅力的でも、買電のプランが自分のライフスタイルに合っておらず、結果的にトータルでは損をしてしまうケースもあります。そのため、「売電」と「買電」は、切りわけて考えるのが肝心です。売電はどの会社・どのメニューが有利か、買電（電気料金プラン）はどんなプランが自分の暮らし方に合っているか、それぞれ比較検討してください。

結果として、売電先と買電先を別々の会社にしたほうが、年間の収支が良くなる場合もある、という点も押さえておきましょう。

最適な太陽光発電を行っている方向けのプランは複数比較すると◎

太陽光発電におすすめの電気料金プランをご紹介しました。太陽光発電や特定の機器を利用していて、最適なプランを見つけたいなら、複数のプランで比較検討することが大切です。

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