エアコンが効かない!?室外機の点検でトラブル対処しましょう
暑い季節にフル稼働して、私たちの生活を支えてくれるエアコンですが、「エアコンをつけても全然涼しくない!」そんなトラブルが発生した時には、エアコンの室外機のメンテナンスをしてみましょう。
エアコンというと部屋の中に設置された室内機のほうがメインだと思いがちですが、むしろ家の外に置きっぱなしになっている室外機の機能のほうが重要なのですって。きちんとメンテナンスをすれば電気代の節約効果も大!の、エアコントラブル発生時のメンテナンス手順についてご紹介しましょう。
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エアコンで大事なのは室外機のほうだったの!?
エアコンが動いているのに全然涼しくない、そんなとき皆さんはどうしますか?あわてて修理業者を呼ぶ?それとも寿命だと思って新しいエアコンの購入を検討する?
エアコンは精密な集積回路を積んだ家電製品なので、何かの原因で過負荷がかかり、動作が悪くなってしまったり、突然ストップしてしまうこともしばしばあります。それを知らずに修理業者を呼べは、何の修理をしなくてもサービス料が発生してしまいますし、壊れてもいないエアコンを間違って処分してしまうなんて、そんな、もったいない!!
そんなことにならないために、まずはエアコンの動作が悪くなる原因を探っていきましょう。
エアコンの室外機の役割
エアコンは部屋の中に設置してある室内機と、部屋の外に設置する室外機を冷媒の入ったパイプで結び、室内の空気から熱を奪い、外に放出することで部屋の空気を冷やしています。室内機、室外機はともに内部に熱交換器が入っていて、この二つの機械がセットにならないと、十分な効果を発揮できない、とても精密な家電製品なんですね。
- 冷房
- 部屋の空気で暖まった冷媒を冷やし、外気に放熱する
- 暖房
- 冷えた冷媒を温めて、室内に放熱する
エアコンの故障?と思ったら室外機をチェック!
年末の大掃除などでエアコンの室内機の掃除をすることは定番ですが、意外と掃除が行き届かないのが家の外に置きっぱなしになった室外機です。
屋外で風雨にさらされることを想定して作られた室外機は、基本的にメンテナンスは必要ないのですが、やっぱり長く風雨にさらされていると、作動効率が悪くなってしまいます。つまり、エアコンから涼しい風が出てこなくなる原因の多くは、室外機のほうにある可能性が高いんです。
室外機のメンテナンスは電気代の節約効果も大きいんです!!
エアコンの利きが悪くなってきたと感じたら、真っ先に室外機のことを思い浮かべて、メンテナンスをすることを考えましょう。果たす役割が大きいだけに、室外機のメンテナンスをするとエアコンの効率が飛躍的に回復しますよ!
無駄な過負荷がかからなくなるぶん、無駄な電気も使わずにすむので、室外機のメンテナンスを年2回すれば、いつもエアコンはスムーズに作動し、電気代もちょっとお安くなる、うれしい効果があるんですって。
本格的に夏のフル稼働の時期が来る前に、ぜひ室外機のメンテナンスをしてくださいね
ちょっとメンテナンスをしてあげるだけで、家電製品の動きはグンとよくなり、節約効果が高まります。もっともっと電気代の節約を考えるのなら、エネチェンジ診断を試してみて!
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トラブルに困った時のエアコン・メンテナンス手順
機械のことはよくわからないから・・・と敬遠してしまいがちですが、エアコンの基本的な仕組みを知れば「やってはいけないこと」がわかり、室外機のメンテナンスは意外と簡単にできるものです。
メンテナンスは機械を正常な状態に戻して作動効率を回復させるだけでなく、家電製品を長く愛用するための大事なスキル。
家電製品はちゃんと耐久性を考えて作られていますので、壊してしまうかもと怯えずに、自信をもってメンテナンスにトライしてくださいね。
手順1 エアコンの電源を切りましょう
エアコンのメンテナンスを始める前には、必ずエアコンのスイッチを切りましょう。メンテナンス中に室外機の中に入っているファンが回ると、大変危険です。必ずエアコンの主電源を切ってから、軍手をはめてメンテナンスに取り掛かりましょう。
手順2 室外機の周りをキレイにしましょう
まず、室外機が置かれている場所のまわりのゴミから掃除をしていきましょう。室外機と壁の隙間には、ゴミや砂、落ち葉などがたまりやすいです。庭で犬を飼っていると、水を排出するパイプなど犬の毛が詰まってしまうこともあるので、丁寧に取り除いてくださいね。
手順3 室外機のフィンをキレイにしましょう
室外機のフィンは空気を取り入れたり排出する大事な部分ですから、ここが汚れていると格段に動作が悪くなり、必要以上の過負荷がかかって故障の原因にもなりかねません。
室外機の内部にホコリやゴミなどがたまっていたら、たわしやブラシで掻き出して、掃除機でキレイに吸い取っておきましょう。その後で、浮き上がった汚れを濡れ雑巾でキレイに拭き取って下さいね。
手順4 あわせて室内機のフィルターも掃除をしておきましょう
室外機のメンテナンスにあわせて、セットとなる室内機も掃除をしておくと、よりエアコンの作動効率が良くなり、電気代の節約にもつながります。
- ホコリっぽい環境
- キッチンの近くなど油分が多い環境
- ペットがいる環境
ではフィルターにホコリがたまりやすいので、掃除機で吸い取ったり、フィルターを取り外して水洗いをして、きれいにしましょう。フィルターを水洗いした場合には、しっかり乾かしてからエアコン内部に戻してくださいね。濡れていると冷房効率が低下するだけでなく、過負荷の原因になります。
市販のエアコンスプレーも出回っていますが、メーカーや機種によっては内部のファンが傷む可能性がありますので、自己判断で使用しないように注意してくださいね。
メンテナンスの注意点
室外機は屋外設置のために汚れへの耐久性を高めて設計されていますので、室外機のメンテナンスはエアコンをフル活用する冬の前と、夏の前、年2回で十分です。故障させないためにも、
- 室外機の内部に水を入れない
- 室外機内部に水が入ってしまうと故障の原因になります。
掃除に水を使う時は、必ず室外機の上からかけて下さいね。 - 分解をしない
- 修理ではなくて、あくまでも家庭のメンテナンスを心掛け、分解を必要とする修理は業者に任せましょう。
こ2点は忘れずに守って下さいね。
エアコントラブルから考える節約のポイントは?
ここまでやってみて、やっぱりエアコンの調子が元に戻らないのならば、もうメーカーに頼るほかありません。夏や冬などは修理依頼も混み合うので、早めに電話で修理の依頼をお願いしましょう。
修理を依頼するときは、なるべく症状を細かく説明できるように、困っていることや伝えたいことを紙にメモしてから電話をすると、慌てずに済みますね。修理の予算をたてて、上限金額を超えるようであれば買い替えの検討が必要になります。
室外機の設置場所・方法を見直して節約効果を上げましょう
エアコンの室外機はエアコンの機能に大きな影響を与える部分なので、室外機が空気の冷却・過熱をよりしやすいように、設置した場所をちょっといじってあげると、エアコン自体にかかる負荷が減り、より節約効果が高まります。
節約のために室外機まわりのココを見直しましょう1
- ファンの部分はいつもキレイししておきましょう
- 室外機の前に洗濯物や植木があると充分に空気の取り入れ・排出ができません。室外機の周りはいつも風通し良くしておくことを心掛けて、ゴミに気付いたらすぐに取り除きましょう。
- 室外機まわりに余計なものは置かないで!
- 夏は室外機が冷媒を効率よく冷やすことができるよう、室外機の周りができるだけし涼しい方が望ましいのです。室外機の周りに自転車やスコップなどをゴチャゴチャとおいておくと、空気が循環せず、せっかく排熱した熱い空気がまた室外機に戻ってしまう可能性があるので、室外機まわりはいつもスッキリ!を心掛けましょう。
- 室外機まわりの温度を下げる工夫をしましょう
- 室外機に直射日光があたっていると、周囲の空気も熱く、より冷却時の負担が大きくなってしまいますので、家庭で対策をとりましょう。
- 日陰を作る……ひさしなどを作って、室外機に直射日光があたらないようにしてみましょう。室外機周り専用の遮熱テントも市販されています。室外機が陰になるよう、1m位離して植木を植えるのもイイかも!
- 打ち水をする……室外機が置かれている場所に打ち水をすると、格段に周囲の温度が下がります。室外機の内部に水を入れないように、上から軽くかけて下さいね。
空気を冷やし・あたためてくれる便利なエアコンは、とっても大切な家電製品です。皆さんも定期的なメンテナンスを心掛けて、エアコン長く愛用しましょう!家電製品のメンテナンスと使い方の見直しをするように、家計の電気代も無駄を見直して、プランのメンテナンスをしていきましょう。
電気代は自分たちの生活にあった最適なプランを選ぶことで、もっとリーズナブルになる可能性が!皆さんもエネチェンジ診断を試してみて下さいね。