現在、ビッグローブ光を契約していてドコモ光に乗り換えを検討している方向けに、手順や注意点を解説します。また、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリットもまとめているので、契約前に今一度確認しましょう。本記事で掲載されている金額は、すべて税込表示です。

更新日

2025年1月23日

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換え時の注意点

ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えには、事業者変更手続きや費用面での確認が必要です。

ここでは、乗り換える前に確認しておきたい注意点を解説します。

ビッグローブ光からドコモ光は事業者変更で乗り換える

事業者変更は、光コラボ事業者間での契約変更を可能にする手続きです。ビッグローブ光とドコモ光は共にNTT東日本/西日本のフレッツ光回線を利用するため、新規工事不要で乗り換えができます。

光コラボとはNTT東日本/西日本から光回線を借り受けた事業者が、独自のサービスと組み合わせて提供するインターネットサービスのことです。

事業者変更の手続きでは、まず現在の事業者から「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。この番号には15日間の有効期限があり、期限切れの場合は再取得しなければいけません。

au・UQ moblie・BIGLOBEモバイルのスマホとのセット割が使えなくなる

ビッグローブ光には、au・UQ mobile・BIGLOBEモバイルのスマホ料金が1台あたり最大で毎月1,100円割引される特典が用意されています。

上記のスマホを利用している人は割引が使えなくなるため注意しましょう。

ドコモ光にも「ドコモ光セット割」が用意されていますが、ドコモのスマホにしか適用されません。

au・UQ mobile・BIGLOBEモバイルを引き続き利用する場合は、スマホの料金割引がなくなることも考慮して乗り換えるかを決めましょう。

GポイントのIDが変わる

「Gポイント」は、KDDIグループの「ジー・プラン株式会社」が運営するポイントサイトです。ショッピングサイトでの買い物のほか、ゲームやアンケートなどでもポイントを貯められます。

ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えに伴いビッグローブを退会すると、これまで利用していた「BIGLOBE ID」が使用できなくなります。

ビッグローブを退会してもGポイントは利用できますが、BIGLOBE IDではなく「GポイントID」でログインします。

GポイントIDやパスワードが分からない場合は、GポイントのWebサイトにある「サポートセンター」で確認・変更方法を参照してください。

解約するタイミングによっては解約金・工事費の残債などが発生する

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える際、解約のタイミングによって解約金や工事費の残債支払いが発生します。

解約金が発生するのは、定期利用期間の最終月から翌々月以外での解約です。

定期利用期間の最終月から翌々月の間は「解約金不要期間」となるため、この3カ月間の間に解約すれば解約金はかかりません。

工事費の支払いについては、分割で支払っていた場合、残債を一括請求されてしまいます。解約する際は、どれくらいの残債があるのかの確認もしておきましょう。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換え時の費用

ビッグローブ光は解約のタイミングにより解約金が発生し、ドコモ光の申し込みには初期費用がかかります。

ここでは、乗り換え時の費用について詳しく解説します。

ビッグローブ光の解約時の費用

ビッグローブ光の解約時に発生する費用は以下の3つです。

1. 解約金
2. 事業者変更の契約事務手数料
3. 工事費の残債

1つ目は解約金です。具体的な金額は契約プランや申し込み時期などによって異なります。

2つ目は事業者変更の契約事務手数料です。事業者変更の完了日が2022年6月30日以前の場合は、契約事務手数料として3,300円がかかりましす。ですが、2022年7月1日以降はビッグローブ光からドコモ光に乗り換える際に契約事務手数料は発生しません。

3つ目は工事費の残債です。工事費が分割払いの場合、解約時に残債が一括請求されます。

例えば、3年プランを2年で解約する場合、解約時に請求される金額は未払いとなっている1年分の工事費です。

ドコモ光の申し込み時の費用

ドコモ光の申し込み時には、3,300円の契約事務手数料が発生します。契約事務手数料はドコモ光の契約が成立し、サービスが開始された月の翌月の料金とあわせて請求されます。

事業者変更での乗り換えの場合、基本的に工事が不要のため工事費はかかりません。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える方法

ビッグローブ光からドコモ光へスムーズ乗り換えられるよう、事業者変更の手続き手順と準備を解説します。手順は以下の4ステップです。

1. ビッグローブ光の事業者変更承諾番号を取得する
2. ドコモ光に申し込みをする
3. 必要書類を受け取る
4. ドコモ光の接続機器の設定をする

Step1）ビッグローブ光の事業者変更承諾番号を取得する

ビッグローブ光の事業者変更承諾番号を取得する方法は、「電話」と「Web」の2つがあります。

ビッグローブ光の事業者変更窓口に電話をして取得する

「ビッグローブ光 事業者変更窓口」に電話をかけ、事業者変更承諾番号の発行を依頼します。オペレーターと話し、必要な情報を提供することで即時発行が可能です。

Webで電話受け付けを予約してメールで取得する

BIGLOBE IDとパスワードで専用サイトにログインし、事業者変更手続きの受付予約を行います。予約した時間帯にビッグローブから電話がかかって来るので、その電話で受付をして、メールで事業者変更承諾番号を発行してもらいます。

Step2）ドコモ光に申し込みをする

ドコモ光への申し込みは、Web、電話、ドコモショップまたはd gardenのいずれかの窓口で手続きできます。申し込みの際には、事前に取得した事業者変更承諾番号、ビッグローブ光の契約者名義情報が必要です。

運転免許証など本人確認書類と支払い方法の情報も準備しておくと、手続きをスムーズに進められます。

ドコモのスマホを利用している場合はセット割引が適用されるため、重要事項説明書を確認し、契約内容を理解した上で申し込みを完了させましょう。

Step3）必要書類を受け取る

ドコモ光への申し込みが終わると、ドコモから「開通のご案内」、プロバイダから「ログインID／パスワード」などの重要書類が届きます。事業者変更は開通した時点で自動的に解約されるため、解約手続きは不要です。

事業者変更は原則として工事不要ですが、光回線タイプの変更やオプションサービスの追加を希望する場合は、工事が必要となる場合もあるため注意しましょう。

なお、ビッグローブ光でレンタルしていた機器は、指定された方法で返却しなければいけません。期限を過ぎると解約金が発生する可能性があるため、早めの手続きをおすすめします。

Step4）ドコモ光の接続機器の設定をする

ドコモ光の回線に切り替えたあとは、届いた書類に記載された手順に沿ってインターネットを利用するパソコンやスマホの接続設定を行います。

市販のWi-Fiルーターを使用している場合は再設定はありませんが、ドコモ光からレンタルしたWi-Fiルーターを利用する場合は設定をしましょう。

設定がうまくいかない場合は、ドコモ光のサポートデスクに問い合わせてみましょう。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリット

最後に、ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えによるメリットとデメリットを紹介します。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリット

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリットは、以下の3つです。

• ドコモとのセット割が使える
• dポイントが貯められる
• プロバイダが選べる

1つ目のメリットは、ドコモ光とスマホのセット割引です。ドコモのスマホユーザーであれば、毎月のスマホ料金が最大1,100円割引されるだでけでなく、ドコモのスマホを使う家族にも割引が適用されます。

2つ目は、dポイントが貯められることです。月額料金の支払いに加え、dポイント提携店での買い物やオンラインショッピング、コンビニでの支払いなど、幅広い場面で利用できます。

3つ目は、プロバイダが選べることです。ドコモ光にはOCNやGMOとくとくBBなど21社のプロバイダから選択ができるため、各プロバイダのサービスを比較検討して選べます。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるデメリット

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるデメリットは、以下の3つです。

• au・UQ moblieのスマホとのセット割が使えなくなる
• ビッグローブのメールアドレスは使えなくなる

1つ目は、auやUQ mobileのスマホとのセット割が適用されなくなることです。割引がなくなることで、通信費全体が高くなる可能性もあります。

2つ目は、ビッグローブのメールアドレスが無料で利用できなくなることです。メールアドレスだけ継続利用をしたい場合には、「ベーシック」コース（有料）へ変更しましょう。

ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える前に他社も比較！

ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えを検討する際は、ほかの光回線サービスとの比較も重要です。

プランや通信速度、キャンペーン特典などを総合的に比較することで、より自身のニーズに合った最適なサービスを選択できるでしょう。