買いかえたほうがお得?ブラウン管テレビの電気代
テレビがいわゆる「地デジ」になってから、もうだいぶ経ちますね。すでに世間の主流は液晶テレビかと思われますが、ブラウン管テレビを使用している家庭もあるのでは?やはり買いかえが面倒という理由でしょうか。しかし、テレビの消費電力は家電のなかでも高いほうなので、そのままだと電気代で損しているかもしれません。今回は、ブラウン管テレビの電気代について考えてみましょう。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
ブラウン管テレビは損?
まずは、ブラウン管テレビは実際にどの程度お金がかかるのか調べました。
ブラウン管テレビにかかる電気代
サイズによって消費電力は違いますが、最近の液晶テレビのサイズに合わせた30型クラスのブラウン管テレビを例に、消費電力量と電気代をみてみましょう。30型ブラウン管テレビの消費電力は、約150~180Wです。それをもとに計算をすると、1時間あたり4.05円~4.86円の電気代がかかっていることになります。
- 30型ブラウン管テレビ 1時間あたりの電気代:4.05円~4.86円
あとで詳しく比較していきますが、サイズが同程度の液晶テレビは、消費電力が70W程度になることもあります。
- 30型ブラウン管テレビの消費電力:150~180W
- 30型液晶テレビの消費電力:70W
ものすごく単純な計算ですが、液晶テレビにすると消費電力が半分以下になるんですね。
地デジ時代のブラウン管テレビ
ブラウン管テレビを使用している家庭の多くでは、いわゆる地デジチューナーを使っていると思います。手軽に地デジへと切り替えられるアイテムですが、値段が高かったと思いますので、それも買いかえに踏みきれない理由のひとつかもしれませんね。あるいは、地デジ対応の録画機器を介した視聴方法をとっている人もいるでしょう。こちらはレコーダーを起動しなければならず、録画に使用していないときにもムダな電力を消費することに……。レコーダーも一世代前のタイプを使用している場合は、起動中に約40Wの電力を消費し、テレビとは別に1.08円程度の電気代がかかることになります。これらを一緒にしてみると、ブラウン管テレビで地デジを視聴するコストは、あまり安いとはいえません。
ブラウン管テレビと液晶テレビの電気代の比較
次は、本格的にブラウン管テレビと液晶テレビの比較します。
やはり液晶テレビがお得
今度は、比較するサイズを広げてみましょう。
ブラウン管テレビ | 液晶テレビ | |
---|---|---|
20型 | 100〜120W | 40〜50W |
30型 | 150〜180W | 70〜100W |
サイズを問わず電力消費量は約半分になるんですね。
余談ですが、40型クラスの液晶テレビとプラズマテレビを比較すると、液晶の約100~120Wに対し、なんとプラズマでは約300~350Wもの電力を消費します。現在の市場では、液晶テレビが一番お得なんです。
具体的な電気代の比較
それでは、ある程度の長時間テレビを視聴する場合、電気代がどれだけかかるのかを比較してみましょう。
ブラウン管テレビ | 液晶テレビ | |
---|---|---|
20型 | 2.7~3.24円 | 1.08〜1.35円 |
30型 | 4.05~4.86円 | 1.89~2.7円 |
30型の液晶で一番消費電力が大きいタイプを1日3時間、毎日使った場合の年間の電気代を計算してみましょう。
- ブラウン管テレビ:約5,322円
- 液晶テレビ:約2,957円
ブラウン管テレビと液晶テレビとでは、年間で2,365円もの差が生じます!それに加えて地デジを視聴するための機器の電気代もかかるので、電気代はほぼ2倍近くに……。
テレビを日常的にみる家庭では、液晶テレビに買い換えた方が長期的に考えてもお得です。
ブラウン管テレビの電気代まとめ
ここまでブラウン管テレビの電気代について、いろいろと紹介してきましたが、いかがでしたか?長年使用してきたテレビには、愛着がこもっている人もいるでしょう。しかし、ブラウン管テレビは液晶テレビに比べて電気代が高いので、節約という面から考えると、思いきった買いかえも選択肢のひとつです。
テレビ好きな人は、この機会にぜひ買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)