本記事では、リボンエナジーのプランのメリット・デメリット、契約前に知っておきたい情報などについてご紹介します。「リボンエナジーは高い？安い？」と気になっている方はチェックしてくださいね。

更新日

2025年1月27日

リボンエナジーとは

ここでは、リボンエナジーの供給エリアや、プランごとの特徴をご紹介します。

リボンエナジーの基本情報

リボンエナジーは、株式会社リボンエナジーが運営する電力サービスです。2023年に設立され、小売電気事業には2024年から参入。沖縄を除く全国に電気を供給しています。

リボンエナジーの電気料金プランの種類

リボンエナジーの電気料金プランには、次の種類があります。

リボングリーン

基本料金0円で、電力量料金の一部が日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に連動。かつ、環境に配慮した電気が利用できる電気料金プラン。

リボンエナジーの電気料金の算定方法

リボンエナジーの電気料金プランの算定方法は、次のとおりです。

• 固定従量料金＋変動従量料金＋再生可能エネルギー発電促進賦課金－割引額

このうち、固定従量料金はエリアごとに設定された固定従量料金単価に、電気使用量を乗じた金額が適用されます。また変動従量料金は、30分ごとの電気使用量に、30分ごとのエリアプライス（日本卸電力取引所における30分ごとの市場価格）を適用して算定されます。

リボンエナジーは高い？エリア別料金表

ここではリボンエナジーの料金表について、エリア別にご紹介します。

「リボングリーン」の料金表

リボンエナジー「リボングリーン」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金は0円、電力量料金は固定従量料金＋変動従量料金で算出されます。

また、非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100％の電気が利用できます。

リボンエナジーのメリット

リボンエナジーには、次のようなメリットがあります。

メリット1）市場価格が安くなれば電気料金も安くなる

リボンエナジーの電気料金プランは、市場連動型プランです。このため市場価格が下がれば、電力量料金単価も安くなります。

例えば、日中や深夜の時間帯は電力需要が減るので、電力量料金単価も下がる傾向にあります。市場連動型プランは、こういった単価が下がる時間帯に家電製品の使用をシフトさせることで、電気代の節約につなげられる強みがあります。

夜間以外では、春や秋など、エアコンをあまり使用しない時期も市場価格が落ち着く時期。市場連動型プランでも、比較的割安に電気が使えるようになるでしょう。

メリット2）基本料金が0円

一般的な電気料金プランでは、基本料金（または最低料金）が設定されています。また、基本料金は契約アンペア数が大きくなるほど高くなります。その点、リボンエナジーの電気料金プランには基本料金がかからないため、電気料金のアンペア数の高い家庭にとっては、大きなメリットになります。。

メリット3）割引制度が充実している

リボンエナジーでは、住宅状況やペットの有無などに応じて適用される、さまざまな割引を提供しています。

例えば、持ち家でリボンエナジーと契約した際に適用される「マイホーム割引」や、ペットを飼っている場合に適用される「ペット割引」などがあります。割引額は共通で、1kWhあたり0.55円が永年割引。「ファミリー割引」のみ、世帯人数に応じて割引額が異なり、最大5人世帯で1kWhあたり0.55円が永年割引されます。割引の条件を満たしていれば、複数の割引制度を併用できるのもメリットと言えるでしょう。

• マイホーム割引
• ファミリー割引
• ペット割引
• オール電化割引
• 太陽光割引
• 蓄電池割引
• EV割引

メリット4）解約金がない

リボンエナジーは、解約金の設定がありません。「自身のライフスタイルには合っていなかった」「電気を使う時間帯をうまくシフトできなかった」という場合でも、気軽に電力会社を切り替えることができます。

メリット5）環境にやさしい電気が使えるようになる

リボンエナジーのプランは、非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100％の電気が利用できます。環境問題に関心が高い人にとっては、大きなメリットと言えます。

リボンエナジーのデメリット

リボンエナジーには、次のようなデメリットがあります。

デメリット1）市場価格が高騰すると電気料金が高くなる

市場連動型プランは、市場価格の影響で電力量料金単価が安くなるメリットがある一方で、高くなるデメリットも抱えています。

例えば、日中よりも電気の需要が増える夜間は、電力量料金単価が高くなる傾向があります。季節も単価に影響し、エアコンを使う家庭が増える夏と冬は、ほかの季節よりも単価が高くなりやすいです。

リボンエナジーを契約する前に、電気を使う時間帯を、単価が安い時間帯にシフトできるかどうか、今一度考えてみましょう。

市場価格の変動が気になるようなら、市場価格の影響を受けないプランを選ぶのがおすすめ。国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号を入力するだけで今よりも安い電力会社を見つけられます。市場価格による電気代調整がないプランに絞り込む機能もありますよ。

デメリット2）ポイント還元などの特典がない

電力会社によっては、電気料金の支払い額に応じてポイントなどによる還元があったり、ガソリン代が割引されたりといった特典を用意しています。しかし、リボンエナジーではそうした特典を提供していません。

デメリット3）電気料金プランの選択肢が少ない

リボンエナジーが提供する電気料金プランは、「リボングリーン」のみです。オール電化向けプランの提供もないため、この選択肢の少なさはデメリットと言えます。

デメリット4）ガスなどとのセットプランがない

リボンエナジーを運営する株式会社リボンエナジーでは、ほかのサービスとのセットプランや、セット割引などを提供していません。

都市ガス料金プランや、動画配信サービスとのセットプランを提供している別の新電力などと比較すると、物足りないと感じる人もいるかもしれません。

デメリット5）支払い方法に口座振替が選べない

リボンエナジーの支払い方法は、クレジットカードになります。口座振替は選択できないので、クレジットカードを持っていない人や、普段からカードを支払いに使っていない人にとっては、利用しにくい新電力と言えるでしょう。

リボンエナジーの契約方法

リボンエナジーは次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。

Step1.契約に必要な情報を用意する

供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカードなどの情報を用意します。

Step2.Webで手続きをする

リボンエナジーは、Webで申し込みをします。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。

Step3.使用開始日の確認をする

Webでの手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。

リボンエナジーに関するQ&A

リボンエナジーに関するよくある質問をまとめました。

Q1）リボンエナジーは新規申し込みキャンペーンを実施していますか？

時期によってはキャンペーンを実施しています。リボンエナジーへの切り替えを検討している方は、公式ホームページなどをこまめに確認しておきましょう。

Q2）リボンエナジーは、賃貸住宅でも切り替えられますか？

賃貸住宅でも、リボンエナジーに申し込めます。ただし、高圧一括受電契約をしている物件の場合、個別に申し込むことはできません。

Q3）リボンエナジーに切り替えたら、電気の品質は落ちますか？

リボンエナジーに限らず、新電力に切り替えた際に電気の品質が落ちたり、停電の頻度が増えたりすることはありません。これまでと同じ送配電事業者が同じ送電網で電力を供給するので、安心して電気を利用できます。

リボンエナジーは市場連動型プランを扱っているのが特徴

リボンエナジーは、電気料金の一部が日本卸電力取引所（JEPX）の市場価格に連動した、市場連動型のプランを提供しているのが特徴です。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。ぜひ一度試してみてくださいね。