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【2025年も継続予定】電気代・ガス代の負担軽減策 補助内容は?いつまで光熱費が値下げされる?

【2025年も継続予定】電気代・ガス代の負担軽減策 補助内容は?いつまで光熱費が値下げされる?

本記事では、政府が実施する電気代・ガス代の補助について解説します。

「いつからいつまで補助してくれるの?申し込み手続きなどは必要?」「2025年も電気代の補助は実施されるの?」など気になっている方はチェックしてくださいね。

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更新日
2024年11月19日

電気代・ガス代の補助は2025年も継続予定

本記事では、電気代・ガス代の補助「酷暑乗り切り緊急支援」を紹介していますが、2024年10月使用分で終了。ただし政府は、2025年1月〜3月の期間に再開する方向で進めています。

一般家庭の電気代は1〜2月は1kWhにつき2.5円、3月は1.3円。ガス代は1㎥につき1〜2月は10円、3月に5円が補助される予定です。

高圧契約の企業の電気代は、1〜2月は1kWhにつき1.3円、3月は0.7円の補助。

補助の目的は「物価高」と「酷暑」への対策

酷暑乗り切り緊急支援の仕組みについて。電力・都市ガスの小売事業者は国・事務局に申請をすると、補助金が交付されます。それを原資に電力・都市ガスの小売事業者は、電気・都市ガスを使用している一般家庭と企業の電気・ガス料金を値引きします。

政府は、電気代・ガス代の負担軽減策「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を2023年1月〜2024年5月まで実施してきました。しかし長期化している円安による物価の高騰に加え、「2024年の夏は例年よりも全国的に気温が高くなる」と予想されたことから、補助の再会が決定されました。

名称は「酷暑乗り切り緊急支援」に変更。エアコンの使用頻度が増える、2024年8月〜2024年10月の期間に実施しました。

電気代・ガス代の補助「酷暑乗り切り緊急支援」の内容

電気代・ガス代の負担軽減策「酷暑乗り切り緊急支援」について詳しく解説します。補助の期間から値引き額まで、詳しくみていきましょう。

電気代・ガス代の補助は2024年10月使用分まで

電気代・ガス代の補助は、2023年8月使用分から開始。

電気代補助の対象は低圧契約の一般家庭・企業と高圧契約の企業など、ガス代補助の対象は年間契約量1,000万㎥未満の一般家庭・企業などです。ただし、都市ガスの年間契約量が1,000万㎥以上、またはプロパンガス(LPガス)を使用している一般家庭・企業などは対象外。

「酷暑乗り切り緊急支援」は2024年10月使用分までで、11月以降は適用されません。

補助による値引き金額は電気とガスで異なる

「酷暑乗り切り緊急支援」による補助金額は、電気とガスで設定が異なります。2024年8月〜2024年9月までの期間は同額ですが、2024年10月については補助額が減額されます。

項目対象2024年8月〜9月使用分の補助金額2024年10月使用分の補助金額
電気代低圧契約の一般家庭・企業など4円/1kWh2.5円/1kWh
高圧契約の企業など2円/1kWh1.3円/1kWh
ガス代一般家庭17.5円/1㎥10円/1㎥
企業17.5円/1㎥10円/1㎥

例えば一般家庭で月260kWhの電気を利用した場合、2024年8月〜9月の期間は月1,040円、2024年10月は月650円が補助される計算となります。

一般家庭で月30㎥の都市ガスを利用した場合、2024年8月〜9月の期間は月525円、2024年10月の期間は月300円が補助される計算となります。

補助を受けるための申請は不要

電気代・ガス代の負担軽減策「酷暑乗り切り緊急支援」の補助を受けるための申請は必要ありません。契約中の電力会社・ガス会社が、同事業の申請手続きを行い、採択されていれば、自動的に月の電気代・ガス代から補助金額分だけ値引きされます。

補助による値引き額の確認方法

値引き額は、毎月電力会社・ガス会社から送付される検針票(ご使用量のお知らせ)・請求書や、契約者向けに用意されているマイページなどでチェックできます。会社によって確認方法が異なるので、わからない場合は問い合わせをするとよいでしょう。

光熱費が気になる方は、電力会社・ガス会社の見直しも◎

光熱費が気になる方は、電力会社・ガス会社を検討してみるのも一案です。

一口に電力会社・ガス会社と言っても、各社さまざまなプランを提供しています。ぴったりのプランに切り替えれば、光熱費の節約につながりますよ。

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電気代・ガス代の負担軽減策の対象となる電力会社・ガス会社

「私が契約している電力会社・ガス会社は補助の対象になるの?」と気になっている方も多いでしょう。結論からお伝えすると、「酷暑乗り切り緊急支援」の申請手続きを行い、採択された電力会社・ガス会社であれば、対象になります。

つまり自由化以降に参入した新電力やガス会社も採択されていれば、契約者は補助対象となり、月々の電気代・ガス代が値引きされます。

【補助対象】おすすめの電力会社

「酷暑乗り切り緊急支援」に採択された電力会社を厳選してご紹介します。

【補助対象】おすすめの電力会社1)TERASELでんき

TERASELでんきは、伊藤忠エネクス株式会社の100%出資会社として設立された、株式会社エネクスライフサービスが運営する新電力です。

TERASELでんきでは、電気の使用量が少ない家庭向けのプラン「TERASELでんき」と、使用量の多い家庭向けのプラン「超TERASELでんき」を用意しています。それぞれ毎月の電気代200円(税込)につき楽天ポイントが1ポイント貯まるのもメリット。

【補助対象】おすすめの電力会社2)東京ガス

東京ガスの電気は、都市ガス大手3社のひとつ、東京ガス株式会社が運営する電力サービスです。

東京ガスの電気料金プランは、一般家庭向けの「基本プラン」や、環境に配慮した電気が利用できる「さすてな電気」など。東京ガスの電気とガスをセットで契約すると「ガス・電気セット割(定率B)」が適用され、電気の基本料金と電力量料金(税込)の合計金額の0.5%が割引されるメリットもあります。

【補助対象】おすすめのガス会社

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」に採択されたガス会社を厳選してご紹介します。

【補助対象】おすすめのガス会社1)レモンガス

レモンガスは東京・神奈川・埼玉・静岡を中心に約30万世帯にLPガスを販売しているだけでなく、都市ガスも取り扱っています。

東京ガス「一般料金(東京地区等)」と比較して、一部区分の基本料金と従量料金単価が割安に設定された「わくわくプラン」を提供しています。レモンガスの提供する電力サービス「レモンガスでんき」や光回線「レモンガス光」などとのセット割引がメリット。

【補助対象】おすすめのガス会社2)ミツウロコガス

ミツウロコガスは、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社が販売する都市ガスです。東京ガス・東邦ガス・大阪ガス・西部ガスエリアで都市ガスを提供しています。

ミツウロコガスでは、東京ガス(東京地区等)・東邦ガス・大阪ガス・西部ガスの「一般料金」と比較して、基本料金・従量料金単価ともに割安に設定されたプランを提供しています。

電気代・ガス代の負担軽減策の対象となる電力会社・ガス会社一覧

電気代・ガス代の負担軽減策「酷暑乗り切り緊急支援」に採択された電力会社とガス会社を、一覧にまとめました。「私の契約している電力会社とガス会社は値引きしてくれるの?」と気になっている方はご確認ください。

「酷暑乗り切り緊急支援」対象の電力会社・ガス会社をすべてリストアップしたものではありません。

電力会社名
株式会社アースインフィニティ(アースインフィニティ)
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(スマ電CO2ゼロ)
アストマックス・エネルギー株式会社(アストでんき)
株式会社UPDATER(みんな電力)
足利ガス株式会社(AGでんき)
しろくま電力株式会社(しろくま電力(ぱわー))
一般財団法人泉佐野電力
株式会社いちたかガスワン(エネワンでんき)
出光興産株式会社(idemitsuでんき)
イワタニ関東株式会社(イワタニでんき)
イワタニ首都圏株式会社(イワタニでんき)
HTBエナジー株式会社(たのしいでんき)
auエネルギー&ライフ株式会社(auでんき、Pontaでんき)
株式会社エコア(エコアのeでんき)
SBパワー株式会社(ソフトバンクでんき)
NTTドコモ株式会社(ドコモでんき)
株式会社エネアーク関東(エネアークでんき)
ENEOS Power株式会社(ENEOSでんき)
株式会社エネクスライフサービス(TERASELでんき)
株式会社エネサンス関東(エネさんでんき)
エネックス株式会社(下町でんき)
株式会社FPS(ピタでん)
エバーグリーン・リテイリング株式会社(エバーグリーン・リテイリング、@niftyでんき)
MCリテールエナジー株式会社(まちエネ)
青梅ガス株式会社(青梅ガスのでんき)
大垣ガス株式会社(大垣ガスの電気)
大阪ガス株式会社(大阪ガスの電気)
株式会社オカモト(オカでん)
沖縄電力株式会社(沖縄電力)
株式会社オプテージ(eo電気)
角栄ガス株式会社(角栄でんき)
関西電力株式会社(関西電力)
九州電力株式会社(九州電力)
九電みらいエナジー株式会社(九電みらいエナジー)
株式会社グローバルエンジニアリング(よかエネ)
コスモ石油マーケティング株式会社(コスモでんき)
サーラeエナジー株式会社(サーラの電気)
株式会社サイサン(エネワンでんき)
西部ガス株式会社(西部ガス)
株式会社サニックス(サニックスでんき)
サンリン株式会社(サンリンでんき)
株式会社CDエナジーダイレクト(CDエナジー)
四国電力株式会社(四国電力)
Japan電力株式会社(Japan電力)
JCOM株式会社(J:COMでんき・J:COM電力)
シナネン株式会社(シナネンあかりの森でんき、ふらっとでんき)
株式会社新出光(イデックスでんき)
シン・エナジー株式会社(シン・エナジー)
須賀川瓦斯株式会社(須賀川ガスのでんき)
鈴与商事株式会社(鈴与のでんき)
株式会社ストエネ(ストエネ)※旧グランデータ
セントラル石油瓦斯株式会社(セントラルパワー)
大東ガス株式会社(DAITOでんき)
大和ハウス工業株式会社(ダイワハウスでんき)
株式会社中海テレビ放送(Chukai電力)
中国電力株式会社(EnerGia)
中部電力ミライズ株式会社(中部電力ミライズ)
TGオクトパスエナジー株式会社(オクトパスエナジー)
株式会社東急パワーサプライ(東急でんき&ガス)
東京ガス株式会社(東京ガス)
東京電力エナジーパートナー株式会社(東京電力エナジーパートナー)
東邦ガス株式会社(東邦ガス)
東北電力株式会社(東北電力)
東北電力フロンティア株式会社(東北電力フロンティア)
株式会社トドック電力(コープのでんき)
長崎地域電力株式会社(長崎地域電力)
奈良電力株式会社(ならでん)
はりま電力株式会社(はりま電力)
株式会社PinT(PinTでんき)
株式会社藤田商店(スマイルパワー)
北陸電力株式会社(北陸電力)
北海道瓦斯株式会社(北ガスの電気)
北海道電力株式会社(北海道電力)
株式会社坊っちゃん電力(坊っちゃん電力)
丸紅新電力株式会社(丸紅新電力)
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社(ミツウロコでんき)
ミライフ株式会社(ミライフでんき)
楽天エナジー株式会社(楽天でんき)
株式会社Looop(Looopでんき)
ガス会社名
大阪ガス株式会社(大阪ガス)
大多喜ガス株式会社(大多喜ガス)
京葉瓦斯株式会社(京葉ガス)
サーラエナジー株式会社(サーラのガス)
株式会社サイサン(GasOne)
静岡ガス株式会社(静岡ガス)
西部ガス株式会社(西部ガス)
中部電力ミライズ株式会社(中部電力ミライズ)
東京ガス株式会社(東京ガス)
東部ガス株式会社(東部ガス)
東邦ガス株式会社(東邦ガス)
日東エネルギー株式会社(日東エネルギー)
日本瓦斯株式会社(ニチガス)
広島ガス株式会社(広島ガス)
武州ガス株式会社(武州ガス)
北陸ガス株式会社(北陸ガス)
北海道ガス株式会社(北ガス)
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社(ミツウロコガス)
山口合同ガス株式会社(山口合同ガス)
レモンガス株式会社(レモンガス)

過去に実施された電気代に関する補助金

本章では過去に実施された、補助金の施策を紹介します。

【2023年1月〜2024年5月】「電気・ガス価格激変緩和対策事業」

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は、2022年からのロシアによるウクライナ侵攻などの世界情勢の大きな変化によって、エネルギー価格が上昇し、電気代・ガス代が高騰したことを受けて開始された負担軽減策。2023年1月から開始し、当初は補助金の交付を2023年9月までとしていました。しかし物価高が長引いたため、何度か補助金縮小のうえ延長、2024年5月使用分まで継続し、6月に終了しました。

仕組みは、国・事務局が、申請を受け付けた電気・都市ガスの小売事業者などに補助金を交付し、その補助金をもとに一般家庭・企業の電気代・ガス代が値引きするというもの。特別な申請の必要もなく、電気とガスの使用量に応じて補助されました。電気代の対象は低圧契約の一般家庭・企業と高圧契約の企業、ガス代の対象は年間契約量1,000万㎥未満の一般家庭・企業。

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の内容
項目対象2023年2月検針(1月使用分)〜9月検針(8月使用分)の補助金額2023年10月検針(9月使用分)〜2024年5月検針(4月使用分)の補助金額2024年6月検針(5月使用分)の補助金額
電気代低圧契約の一般家庭・企業など7円/1kWh3.5円/1kWh1.8円/1kWh
高圧契約の企業など3.5円/1kWh1.8円/1kWh0.9円/1kWh
ガス代一般家庭30円/1㎥15円/1㎥7.5円/1㎥
企業30円/1㎥15円/1㎥7.5円/1㎥

【2023年6月〜2024年5月】「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」

「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」は、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」と併せて、沖縄電力エリアだけで行われていた負担軽減策。沖縄県と一般社団法人沖縄県経営者協会が2023年6月使用分から開始。当初は2023年9月使用分まででしたが、物価高などが続いていることを考慮し、支援単価は減額されましたが、2024年5月まで延長されました。

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」と同じく、使用電力量に応じて電気代が値引き。補助を受けるための申請は必要ありません。契約中の電力会社が、同事業の申請手続きを行い、採択されていれば、自動的に月の電気代から補助金額分だけ値引きされる仕組みになっていました。

「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」の内容
対象 2023年6月〜8月使用分の補助金額 2023年9月〜2024年4月使用分の補助金額2024年5月使用分の補助金額
低圧契約の一般家庭・企業など3円/1kWh1.5円/1kWh0.7円/1kWh
高圧契約の企業など2.3円/1kWh1.2円/1kWh0.6円/1kWh

【2023年10月〜2024年2月】中部電力ミライズ独自の負担軽減策

世界情勢の影響などによる電気代が高騰したことを受け、中部電力ミライズは2023年10月〜2024年2月までの期間に独自の負担軽減策を実施しました。

子ども(22歳以下)や高齢者(65歳以上)のいる世帯を対象とした電気料金の割引
2023年12月使用分~2024年1月使用分の電気料金を10%割引。基本料金と電力量料金の合計金額(その他割引適用後)が割引対象。適用されるためには、対象プランを契約中で、申し込みをする必要がありました。対象プラン=ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン、スマートライフプラン(朝とく・夜とく)、スマートライフプランforスマートエアーズ、Eライフプラン(3時間帯別電灯)、タイムプラン(時間帯別電灯)、ピークシフト電灯、カテエネプラン、暮らしサポートセット
特別高圧・高圧契約の企業を対象とした電気料金の割引
2023年10月使用分~2024年2月使用分の電気料金を1kWhにつき2.09円割引。契約電力が500kW以上の場合は、原則2024年3月使用分まで。

電気代・ガス代の補助に関する情報はマメにチェック

電気代・ガス代は毎月支払いが発生する費用なので、家計への負担も少なくありません。「酷暑乗り切り緊急支援」など光熱費の補助に関する情報は、マメに情報収集することをおすすめします。

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旧一般電気事業者の自由料金プランから切り替えた場合の節約額をシミュレーションします。別のプランをご利用の場合は「お使いの新電力と比較する」より、電力会社をお選びください。 (比較対象の電気料金プランについて)
郵便番号
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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

エネチェンジ編集部

エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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