現在eo光を契約していて、ドコモ光に乗り換えを検討している方向けに、手順や注意点を解説します。eo光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリットもまとめているので、契約前に改めて確認しましょう。

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更新日

2024年11月20日

eo光からドコモ光に乗り換え時の注意点

eo光からドコモ光へ乗り換える前に、確認しておきたい注意点をご紹介します。

mineoまたはau、UQモバイルのスマホとのセット割が使えなくなる

eo光には、格安スマホの「mineo（マイネオ）」とセットで契約することで、eo光の月額料金から毎月330円割引される「eo × mineoセット割」があります。

eo光のマンションタイプのプランのうち、「一括契約規約」に基づき提供されるサービス、およびmineoの「マイそく スーパーライト」はセット割の適用対象外です。

さらに、auやUQモバイルのスマホとのセット割も用意されています。オプションサービスの「eo光電話」に加入し、auあるいはUQモバイルの対象プランを契約していると、スマホの月額料金が最大1,100円割引。合計10回線が対象です。

auやUQモバイルとのセット割では、eo光シンプルプランは適用対象外です。

ドコモ光でもスマホとのセット割引が用意されていますが、対象となるのはドコモのスマホのみ。今後もmineoやau、UQモバイルのスマホを継続利用するなら、セット割引がなくなる分、スマホの月額料金が高くなります。

解約するタイミングによっては解約金が発生する

eo光では、解約のタイミングによっては解約金が発生します。

eo光では通常のプランでは1年間の最低利用期間が設定。戸建て向けの「ホームタイプ」や戸数の少ない集合住宅向けの「メゾンタイプ」に用意されている「即割」が適用されているなら、2年間の最低利用期間が設けられます。

また、ホームタイプとメゾンタイプに用意される「長割」が適用されているなら、契約満了月とその翌々月までの3カ月間以外で解約した場合にも、解約金の支払いを求められます。

eo光からドコモ光に乗り換え時の費用

eo光の解約には解約金などが発生する可能性があり、ドコモ光の新規申し込みでは契約事務手数料などがかかります。ここでは、eo光からドコモ光に乗り換える際の費用について解説します。

eo光の解約時の費用

eo光を解約すると、以下4つの費用がかかる可能性があります。

1. 解約金
2. 撤去工事費
3. 工事費の残債
4. レンタル機器の返送料

1つ目は解約金です。支払いが必要となる条件や価格は、契約プランや適用されている割引サービスにより異なります。

1年間あるいは2年間の最低利用期間を満たさずに解約すると、マンションタイプでは月額基本料金から880円を引いた額の支払いが請求されます。ホームタイプとメゾンタイプの解約金は次のとおりです。

また、契約3年目以降に適用される長割を利用していて、期間満了月からの3カ月間以外で解約した場合にも解約金を支払う必要があります。金額は長割が適用されるタイミングで異なります。

2022年7月以降に長割が自動更新された場合、「2022年7月以降」の解約金となります。

2つ目は、光回線設備の撤去費用です。賃貸住宅からの退居時に原状回復を求められた場合など、撤去工事を希望するなら11,000円がかかります。

オプションサービスのeo光テレビを契約している場合、テレビチューナーの撤去費用やアンテナ切り替え費用が別途かかります。追加でeo光テレビチューナーが設置されているなら、1台ごとに撤去工事費が必要です。

3つ目は工事費の残債です。開通工事費を分割で支払っていると、その残債が一括で請求されます。

eo光と光電話の両方を契約して工事費を分割払いしていて、eo光のみを解約する場合、これまでどおり分割でのお支払いとなります。

4つ目はレンタル機器の返送料です。送料や梱包するダンボール代などは自己負担となります。ただ、設備の撤去工事を実施した場合、工事業者がレンタル機器を回収してくれるため、返送料はかかりません。なお、機器を返却しないでいると実費相当額を請求されることもあるので、注意しましょう。

ドコモ光の申し込み時の費用

ドコモ光では初期費用として「契約事務手数料」と「開通工事費」が発生します。

契約事務手数料は3,300円。開通工事費はeo光から乗り換える場合、契約するプランによって料金が異なります。タイプAやタイプB、単独タイプは22,000円。戸建て向けのタイプCは19,800円で、マンション向けのタイプCは16,500円がかかります。

ただし、契約中は特典が適用され、工事費用相当額が月額料金から割引されます。つまり開通工事費は実質無料となり、申し込み時の支払いは契約事務手数料の3,300円だけで済みます。

eo光からドコモ光に乗り換える方法

eo光からドコモ光に乗り換える方法を解説します。主な手順は次のとおりです。

1. ドコモ光に新規で申し込む
2. ドコモ光の工事を予約する
3. ドコモ光の工事に立ち会う
4. ドコモ光の接続機器を設定する
5. eo光の解約手続きをする

Step1）ドコモ光に新規で申し込む

ドコモ光への新規申し込みは、インターネットまたは店舗で手続きを行います。その際は次の情報を用意しておくとスムーズです。

• 契約者氏名
• 性別
• 生年月日
• メールアドレス
• 電話番号
• 設置先の住所
• 建物の情報（持家・賃貸など）
• 契約内容の送付先
• 連絡希望日時

申し込み前には、契約に関する情報が記された約款や、重要事項説明書に目を通しておきましょう。どちらもドコモ光のHPで確認できます。

Step2）ドコモ光の工事を予約する

申し込み時に希望した連絡日時にドコモ光から電話があり、申し込み内容の確認と工事日の予約を行います。

工事日は申込月の翌々月まで予約可能。ただ、予約の最短日は1ギガのプランなら申込日の2週間後、10ギガなら2週間～1か月半後が目安となります。もちろん、賃貸住宅に住んでいる方は、管理会社やオーナーの承諾を事前に得ておきましょう。

気をつけたいのは、土日休日の工事には別途費用がかかること。追加派遣料として3,300円が発生するので、費用を抑えたい方は要注意です。

年末年始に工事を実施する場合も、別途費用がかかります。

また、ドコモから「開通のご案内」、プロバイダから「プロバイダID／パスワード」などが送付されてきます。利用に必要な書類となるので、なくさないように保管してください。

申し込んだプランがタイプCの場合は「開通のご案内」、10ギガのプランの場合は「プロバイダID／パスワード」は送付されません。

Step3）ドコモ光の工事に立ち会う

工事当日は屋外工事と屋内工事を実施します。最寄りの電柱から宅内まで光ファイバーを引き込んで、光コンセントを設置。事前に送付されていたルーター一体型ONU（光回線終端装置）を接続して工事完了です。

開通工事には、設置場所などを決定できる人の立ち会いが必須となります。工事にかかる時間は状況にもよりますが、一般的に1〜2時間が目安です。途中で外出もできないため、きちんと時間を確保しておきましょう。

なお、光回線が共用部まで導入されているマンションでは、屋外工事は不要。住居内まで光ファイバーケーブルが引き込んであれば、室内工事も必要ありません。

Step4）ドコモ光の接続機器を設定する

宅内工事の際に設置したルーター一体型ONUと、インターネットを使用するパソコンやスマホの接続設定をします。

もしインターネットに接続できなかったときは、サポートデスクに問い合わせましょう。

Step5）eo光の解約手続きをする

eo光の解約の手続き方法は電話のみ。eoサポートダイヤルに電話し、解約を申し出てください。その際、eo IDなどの契約に関する情報を手元にまとめておくとスムーズです。

解約手続きの受付内容は、ホーム/メゾンタイプならeoのマイページで確認可能。マンションタイプは「解約受付書面」が後日郵送されるため、失くさないように保管しておきましょう。

撤去工事を希望した場合、eo光から工事日の連絡があります。当日は立ち会い必須で、工事まで時間がかかるケースもあるので、解約する際は余裕をもったスケジュールをたてることが大切です。

一方で撤収工事が不要なら、自分でレンタル機器を取り外して返却し、解約完了です。

eo光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリット

最後に、eo光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリットについてご紹介します。

eo光からドコモ光に乗り換えるメリット

eo光からドコモ光に乗り換えるメリットは、3つ挙げることができます。

• ドコモとのセット割が使える
• dポイントが貯められる
• 提供エリアが広くなる

1つ目のメリットは、ドコモとのセット割が使えることです。「ドコモ光セット割」を利用すれば、スマホなどの月額料金が１回線につき最大1,100円割引されます。

5Gギガライト/ギガライトの割引額はデータ利用量に応じて変動します。3ギガを超えた場合は1,100円。3ギガ未満の場合は550円で、1ギガ未満では割引が適用されません。なお、5Gギガライト/ギガライトは2023年6月30日に新規の申込み受付を終了しています。セット割の適用対象は、三親等以内の家族が加入できる「ファミリー割引」に登録されている回線です。

2つ目は、ドコモ光の利用料金に応じて「dポイント」を貯められることです。dポイントとは、ドコモのサービス利用料金やネットショッピング、提携する店舗などの支払いに使えるポイントサービスです。ドコモ光の利用では1,000円（税抜）につき10ポイントを貯めることができます。

そして3つ目は、提供エリアが広くなることです。ドコモ光は47都道府県でサービスを提供しており、eo光より提供エリアが広くなります。引越しや転勤が多い方でも利用しやすいのもポイントでしょう。

eo光からドコモ光に乗り換えるデメリット

eo光からドコモ光に乗り換えるデメリットは次の2つです。

• 5ギガコースが選択できない
• mineoまたはau、UQモバイルとのセット割が利用できない

eo光では 5ギガプランを選べますが、ドコモ光には用意されていません。5ギガプランを利用したい方や、「1ギガより最大通信速度をあげたいが、10ギガまで必要ない」といった方は要注意です。

加えて、mineoやau、UQモバイルとのセット割が利用できなくなることもデメリットです。mineoやau、UQモバイルを継続利用すると、今よりスマホの月額料金が高くなるため、スマホの乗り換えも合わせて検討すると良いかもしれません。

eo光からドコモ光に乗り換える前に他社も比較！

eo光からドコモ光への乗り換えには、メリットだけでなくデメリットもあります。光回線を乗り換える際は、別の光回線サービスも合わせて、必ず比較検討しましょう。