ファミリーエナジーが破産手続き開始。停電の心配は？
この記事の目次
ファミリーエナジーが破産手続きを開始しました。ニュースサイトなどで知り、不安に感じている方も多いはず。
この記事では、破産の原因、新しい電力会社に切り替える方法などをご紹介します。
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ファミリーエナジーとは？
ファミリーエナジーは1938年にアメリカで創立した親会社を持つ電力小売事業者。2016年12月に日本で合同会社を設立、2017年8月からサービスを開始しました。
供給エリアは、沖縄・離島を除いた全国。各エリアの電気料金プランは「イージーファミリープラン（A/kVA/実量制）」と「トラディショナルファミリープラン（A/kVA/実量制）」があります。
ファミリーエナジーが提供する電気料金プランは、日本卸電力取引所（JEPX）の取引価格に連動して単価が変動します。2019年12月、その点について契約前の消費者に対して十分な説明をしなかったことなどが原因で、消費者庁から業務停止命令を受けたこともありました。
ファミリーエナジーが破産手続きを開始。原因は？
この章では、ファミリーエナジーが破産手続きに至った原因について解説します。
原因は2020年12月からつづいた「電力市場価格高騰」
2020年12月から2021年1月の期間、寒波などによる電力需要の増加や、火力発電燃料であるLNG（液化天然ガス）の不足などが原因で電力市場価格が高騰していました。ファミリーエナジーは、この電力市場価格の高騰で電源調達費用が上がったことなどが原因で経営困難となり、2021年8月4日に破産手続きを開始しました。
電気が急に止まったりしない？
現在ファミリーエナジーの電気料金プランを契約している方の中には「急に電気が止まったり、長期間停電したりしない？」と不安に思う方も少なくないはず。
結論からお伝えすると、急に電気が使えなくなることはありません。電力会社が破産しても、消費者保護の観点から電気が止められない決まりになっています。新しい電力会社に切り替わるまでの間は、東京電力パワーグリッドなどの一般送配電事業者が電気を届けてくれます。その間の電気料金は、ファミリーエナジーの電気料金プランではなく従量電灯などの標準的な単価となります。
ただし、いつまでもファミリーエナジーから電力会社を切り替えないでいると、いずれ電気が停止してしまう恐れもあります。契約している電力会社が破産した場合は、なるべく早めに新しい電力会社へ切り替えましょう。
ファミリーエナジーから新しい電力会社に切り替える方法
この章では、ファミリーエナジーから新しい電力会社に切り替える方法をご紹介。
ファミリーエナジーからお得な電力会社に手早く切り替える方法
ファミリーエナジーから新しい電力会社への切り替え手続きは、なるべく早く済ませましょう。切り替え先の選択肢は、東京電力エナジーパートナーや関西電力など旧一般電気事業者か、他の新電力のいずれか。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで節約につながる電力会社を見つけられます。「いいな」と思った電力会社があれば、そのまま申し込めますよ。
また、新しい電力会社に申し込みをすると、一般的に直近の検針日に新しい電力会社へ切り替わります。期間は、だいたい2週間から1カ月程度を見込んでおくとよいでしょう。
ファミリーエナジーからの切り替えはお早めに！
ファミリーエナジーが破産に至った原因、新しい電力会社へスムーズに切り替える方法を解説しました。すぐに停電はしませんが、ぴったりの電力会社を見つけて、早めに電力会社を切り替えましょう。
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