窓の寒さや結露を防ぐには?窓下ヒーターが結露防止と節電に効果的!
窓に結露がたくさんできて困っている人は多いのではないでしょうか?実は、窓際に窓下ヒーターを置くことで窓の結露防止ができるんです。その方法とは······
- 更新日
- 2016年11月29日
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窓の結露はなぜできるの?
窓の結露は室内気温と室外気温に差があるときに、窓の表面が冷やされることによって起こります。
温度が高いほど、空気中に含めることのできる水蒸気の量は増えます。温度が下がると、そのぶん空気中に含められなくなった水蒸気が水分として放出されます。室内が暖かく、外が寒い場合は、室内の窓付近の空気が冷やされて、空気中に含まれていた水蒸気が水滴となり窓に付着します。これが結露です。
窓はガラス一枚と大変薄いため、寒い外気で窓の表面がどんどん冷やされてしまい結露が起こります。逆に考えると、窓の表面で室内の空気が冷やされなければ、結露は起こりません。
窓の寒さと結露を防ぐにはどうしたらいいの?
窓の寒さと結露を防ぐためには、窓の表面を暖めることが大事です。窓の表面で室内の空気が冷やされなければ結露は起こらないので、窓の表面を暖めることで寒い外気をシャットアウトして窓の寒さを防ぎ、同時に結露を防げます。それでは、窓の表面をあたためるにはどうしたら良いでしょうか?
窓下ヒーターで窓をあたためる
窓の結露を防ぐために窓の表面を暖める窓下ヒーター(ウィンドーラジエーター)という暖房器具があります。窓下ヒーターというのは、窓の下に設置する電気を熱源とするヒーターで、ヒーターの上昇気流で窓の表面が暖まるという効果があります。
- 窓際で温かい上昇気流を作り出して窓を温める
- 窓の結露を防ぐことができます。
- 上昇気流が、窓で冷やされて床を這う冷気(コールドドラフト現象といいます)を防ぐ
- 足元がひんやりとする不快感がなくなるため余計な暖房費をかけることがなくなり、電気代の節約につながります。
また、窓下ヒーターとよく似たはたらきをする暖房器具がオイルヒーターです。オイルヒーターを窓際に置くことで、上昇気流を作りだして冷気を防ぎ、窓を暖めることができます。これにより、窓下ヒーターを使った場合と同様に結露防止効果と節電効果が期待できます。一方、仮にオイルヒーターを窓と反対側に設置した場合、空気の対流は天井を伝って窓にそって下がることになるため、かえって足元の冷気を押し広げてしまうことも考えられるのです。
結露を防ぐには室内の湿度にも注意しましょう
室内の湿度が高いほど結露が起こりやすくなります。冬は加湿器を使うご家庭や、洗濯物を室内干しされるご家庭は多いでしょう。しかし、室内が加湿されすぎてしまうとその分空気中に含まれる水分量が増え、結露が起こりやすくなってしまうので、湿度調節にも注意しましょう。
また、暖房器具も、石油やガスなどを燃料とするストーブなど(FF式を除く)は空気中に水分を多く放出するので室内の湿度が上がります。
窓下ヒーターの電気代っていくらくらいなの?
窓下ヒーターはサイズにより消費電力も異なりますが、一般的に40Wh~120Whくらいの消費電力のものが多いです。電気代に換算すると、窓下ヒーターの電気代は1時間当たり約1.08円~3.24円となります。
1日8時間ずつ、1か月間(30日間)使用したとすると月の電気代は約259.2円~777.6円となります。
窓下ヒーターで寒さを防ぎ、結露も防止しよう!
窓下ヒーターをつかって寒さを防ぎ、結露防止できる方法をご紹介しました。窓下ヒーターの電気代は、毎晩夜8時間使ったとして1か月約1.08円~3.24円。オール電化など、夜の電気代が安いプランを使っている場合はもっと安くなります。窓から入ってくる寒さや窓の結露で悩んでいる人は、窓下ヒーターを取り入れてみては?
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