ahamo光のデメリットは?おすすめしない人の特徴も解説

ahamo光を検討している人に向けて、事前に知っておきたいデメリットや、すすめられないのはどんな方かをまとめています。
料金や提供エリア、キャンペーンの注意点を、具体例とあわせて解説しています。
自分に最適な光回線を選ぶために、判断材料としてぜひ参考にしてください。
本記事で掲載されている金額は、すべて税込表示です。
- 更新日
- 2025年12月15日
- ahamoユーザー以外は契約できない
- スマホとのセット割がない
- OCNバーチャルコネクトに対応したルーターが必要
- ドコモ光からプラン変更する場合は手数料3,300円が別途発生する場合がある
- ドコモ光からプラン変更する場合は、プロバイダを継続することができない
- 公式のキャッシュバックのキャンペーンがない
- ドコモ光と比較するとahamo光は安い
- エリアが広い
- プロバイダ一体型のサービスのため請求先が分かれない
ahamo光のデメリット
ahamo光には月額料金の安さというメリットがある一方で、契約条件や割引内容に関するデメリットがあります。この章では申し込む前に確認しておきたい注意点を解説します。
デメリット1)ahamoユーザー以外は契約できない
ahamo光はahamo契約のスマホを利用している人だけが申し込みの対象です。ドコモ光は携帯キャリアを問わず契約できますが、ahamo光はペア回線としてahamo番号の登録が必要です。ahamoユーザーがahamo光を契約する場合、もし将来ahamo以外のスマホにすると、ahamo光はもう使えません。つまり、光回線と携帯回線を同時に切り替えねばならず、乗り換えの自由度は低いといえるでしょう。
デメリット2)スマホとのセット割がない
ahamo光では、ドコモ光のようなスマホ料金のセット割が用意されていません。ドコモ光は対象の料金プランと組み合わせることで、スマホ1回線あたり月額最大1,210円(プランにより1,100円または1,210円)の割引が適用されます。そのため、家族で複数回線をまとめている場合は、通信費全体を抑えやすくなります。
一方、ahamo光はahamoと同時に利用しても、ahamo側の月額料金が追加で割引されません。さらに、ahamoおよびahamo光は、「dポイントクラブ」のステージ判定対象外です。
もちろん、支払いをdカードに設定すれば、通常どおりポイントは貯まります。しかし、ahamo光はドコモ光と同レベルの還元率ではない点には、要注意です。
当然、長期で利用すると、累積ポイントの差は広がります。セット割やポイント還元を重視する人にとっては、デメリットといえるでしょう。
デメリット3)OCNバーチャルコネクトに対応したルーターが必要
ahamo光を利用するには、OCNバーチャルコネクトに対応しているルーターが必要になります。OCNバーチャルコネクトとは、NTTコミュニケーションズが提供する、プロバイダ向けIPoE接続サービスです。
OCNバーチャルコネクトに対応したルーターがないと、ahamo光を利用できません。対応ルーターをドコモからレンタルする場合は、ahamo光1ギガで月額330円、ahamo光10ギガで月額550円のレンタル料が必要になります。対応ルーターを、自分で購入して利用することも可能です。
デメリット4)ドコモ光からプラン変更する場合は手数料3,300円が別途発生する場合がある
ドコモ光のタイプA・B・Cを契約中の方が、ahamo光に替える際には、3,300円のプロバイダ変更手数料がかかります。
ただし、ドコモ光の単独タイプからahamo光にするときは、無料で切り替えが可能です。
デメリット5)ドコモ光からプラン変更する場合は、プロバイダを継続することができない
ドコモ光などからahamo光に乗り換える場合、現在契約中のプロバイダは解約となります。
そのとき注意したいのが、利用中のプロバイダメールです。ahamo光では、メールアドレスを提供していません。現在のメールを使い続けたいなら、今のプロバイダが「メールの継続利用オプション」を提供しているか、料金はいくらかなど、よく調べておきましょう。
ただし、こうした継続利用オプションは有料となることが多く、また、プロバイダによってはメールアドレスの継続利用自体に対応していない場合もあります。
デメリット6)公式のキャッシュバックのキャンペーンがない
現在、ahamo光は現金キャッシュバック型の公式キャンペーンが用意されておらず、次のようなdポイントの還元と基本料金の割引が中心です。
- 10ギガプランの基本料金を最大6か月間500円
- 新規工事料相当額のdポイント進呈
- 他社解約金や撤去工事費に対し、dポイントを最大100,000ポイントプレゼント
申し込み特典はdポイントが中心で、現金でのキャッシュバックはありません。
また、付与されるdポイントは、期間・用途ともに限定。利用先はdポイント加盟店やd払い、ドコモ/ahamo関連料金の支払いなどに定められ、有効期限もあります。
計画的にポイントを利用できる人はよいのですが、現金ほど自由度がないのは確か。また、初期費用をキャッシュで抑えたい人にとっては、デメリットと感じられるかもしれません。
ahamo光のメリット
ahamo光は、ドコモ光と比べて月額料金が抑えめなのが強味。プロバイダ一体型で、支払いも一つで済みます。そのうえ、フレッツ光回線を利用した光コラボだから、提供エリアは全国規模です。本章ではahamo光の長所を、料金・エリア・支払い管理の3つにピックアップ。初めて光回線を検討する方にも、わかりやすく解説します。
メリット1)ドコモ光と比較するとahamo光の基本料金は安い
ahamo光とドコモ光の同じ1ギガ・2年定期契約プラン同士でそれぞれの基本料金をマンションタイプ・戸建てタイプで比べてみると次のようになります。
| ahamo光 | ドコモ光 | |
|---|---|---|
| マンションタイプ | 3630円 | 4400円 |
| 戸建てタイプ | 4950円 | 5720円 |
マンションタイプ・戸建てタイプともにahamo光のほうが毎月770円安く設定されています。
とはいえ、実際の負担額は、各種キャンペーンやオプション加入状況によって変動します。基本料金以外の要素も計上して、検討するのがコツです。
ドコモ光とahamo光を詳しく比較したい方はこちら
メリット2)エリアが広い
ahamo光は、NTTドコモがフレッツ光(NTT東日本・西日本)の回線を活用して提供しています。よって、地方都市や郊外エリアも広くフォローし、1ギガプランならほぼ全国で利用できるのです。
注意したいのは、10ギガプランです。1ギガプランと異なり地域が限定されるので、事前に自宅が提供エリアかどうか確認してください。
メリット3)プロバイダ一体型のサービスのため請求先が分かれない
ahamo光はプロバイダ一体型のサービスですから、契約や支払いがシンプル。フレッツ光などは、回線事業者とプロバイダを別々に契約し、会社ごとに請求が分かれることも少なくありません。
その点、ahamo光はプロバイダ料金が基本料金に含まれています。別途、プロバイダを選んで申し込みは不要。契約時の手間が減るだけでなく、契約内容を見直す際も確認先に迷わずに済みます。
ahamo光の契約前にメリット・デメリットを確認しましょう
ahamo光は料金の安さや広いサービスエリアが魅力である一方、ahamoユーザー限定であることやスマホ料金のセット割がないことなどに注意が必要です。
契約前にメリット・デメリットを整理し、現在のスマホプランや家族構成、今後の引っ越し予定まで含めて通信費を試算しておきましょう。そのうえで、自分に本当に合うかじっくり確認してから申し込んでください。
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