auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）は、どちらもau・UQ mobileとのセット割が使えるため、「どちらにしたらいいか分からない」と迷うauユーザーも多いのではないでしょうか。そこで本記事では、料金・通信速度・対応エリアなどさまざまな項目で両者を比較しています。自分に最適な光回線を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

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更新日

2025年8月11日

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の比較表

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）を比較しやすいように、料金などの主な特徴を以下の表にまとめました。それぞれの詳細な違いについては、次章で詳しく解説します。

ロゴ		速度（ギガ）	基本料金	契約期間	工事費	スマホのセット割	電気・ガスのセット割	プロバイダ数	解約金	回線撤去工事費
	戸建て	1ギガ・5ギガ・10ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし（プランによって異なる）	48950円	あり	なし	8社	4460円～	11000円～
	マンション	1ギガ	3740円～	2年、契約期間なし（プランによって異なる）	33000円				2290円～	なし
	戸建て	1ギガ・10ギガ	5478円～	2年、3年	3300～28600円（実質無料）	あり	あり	1社	4100円（不課税）～	なし
	マンション	1ギガ・10ギガ	4378円～						3000円（不課税）～

基本料金はプランによって異なります。無料解約期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の違いを9項目で比較

ここでは、 auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）を比較し、それぞれのポイントを解説します。

• 【料金】戸建てはBIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが安い
• 【セット割】どちらもau・UQ mobileとのセット割が使える
• 【通信速度】選べるプランはauひかりのほうが多い
• 【提供エリア】BIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが広い
• 【工事費】どちらも実質無料の特典あり
• 【解約時】マンションだとBIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが高い
• 【キャンペーン】特典金額が異なる
• 【プロバイダ】auひかりは選べる
• 【ポイント】還元率が高いのはビッグローブ光

【料金】戸建てはBIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが安い

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の基本料金は、次のとおりです。

事業者	プラン種類		基本料金	契約期間
	戸建て向け	1ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし
		5ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし
		10ギガ	6468円～	2年、3年、契約期間なし
	マンション向け	1ギガ	3740円～	2年、契約期間なし
	戸建て向け	1ギガ	5478円～	2年、3年
		10ギガ
	マンション向け	1ギガ	4378円～	2年、3年
		10ギガ	6270円～

戸建て向けは1ギガで132円、10ギガで198円BIGLOBE光のほうが安くなっています。いっぽう、マンションタイプの1ギガで最安のプランで比較すると、安いのはauひかり。BIGLOBE光よりも638円安く設定されています。

ただし、auひかりのマンションタイプは、auひかりの設備を導入済の集合住宅に住んでいる人を対象としたサービスで、すべての物件で提供されているわけではありません。また、auひかりのマンションタイプと一口に言っても、配線方式の違いなどによってさまざまなタイプに分かれます。auひかりのマンションタイプを検討している人は、自分の住んでいるマンションでは利用できるのか、どのタイプを利用できるのかを調べたうえで比較検討しましょう。

【セット割】どちらもau・UQ mobileとのセット割が使える

auひかり、BIGLOBE光（ビッグローブ光）ともにスマホのセット割を用意しています。セット割の内容は両者ともに同じで、auスマホの月額利用料金から最大1,100円が割り引かれるというものです。

また、BIGLOBE光とBIGLOBEモバイルをセットで契約すると、月々のスマホ料金が最大220円安く利用できます。

【通信速度】選べるプランはauひかりのほうが多い

auひかりが1ギガ・5ギガ・10ギガの3プランを用意しているのに対して、BIGLOBE光（ビッグローブ光）は1ギガ・10ギガです。選べるプランはauひかりのほうが多くなります。

また、BIGLOBE光は、NTTのフレッツ光回線網を利用した光コラボですが、auひかりは独自回線です。独自回線は光コラボより利用者が少なめなので、通信速度が安定しやすいというメリットがあります。

【提供エリア】BIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが広い

BIGLOBE光（ビッグローブ光）が47都道府県で利用できるのに対して、auひかりは一部地域で利用できません。auひかりが利用できるエリアは以下のとおりです。

北海道エリア

東北エリア

青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県

関東エリア

群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、

甲信越エリア

新潟県、長野県、山梨県

北陸エリア

富山県、石川県、福井県

中国エリア

岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県

四国エリア

香川県、徳島県、高知県、愛媛県

九州エリア

福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県

また、上記地域では1ギガは利用できますが、5ギガ・10ギガに対応しているのは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアに限られています。プランによって対応エリアが異なる点には注意してください。

【工事費】どちらも実質無料の特典あり

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の新規申込時の工事費は、次のとおりです。

事業者	プラン種類	工事費
	戸建て向け	48950円
	マンション向け	33000円
	戸建て向け	3300～28600円（実質無料）
	マンション向け

工事費はauひかりのほうが高く設定されていますが、両者ともに工事費が実質無料になるキャンペーンも。キャンペーンが行われているかどうかは公式ホームページを確認してください。

【解約時】マンションだとBIGLOBE光（ビッグローブ光）のほうが高い

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の解約金は、次のとおりです。

事業者	プラン種類	解約金
	戸建て向け	4460円～
	マンション向け	2290円～
	戸建て向け	4100円～
	マンション向け	3000円～

どちらも契約の更新月以外で解約すると解約金がかかります。解約金はマンション向けだとBIGLOBE光が、戸建て向けだとauひかりのほうが高く見えますが、実際の解約金はプランによっても異なります。自分が契約するプランの解約金は、あらかじめ確認しておきましょう。

また、回線を撤去する際に撤去工事費が発生するケースもあります。撤去工事費はauひかりが11,000円から、BIGLOBE光は撤去工事を希望する場合に別途、お知らせが来ます。撤去工事費がいくらになるのかも、契約前に確認しましょう。

【キャンペーン】特典金額が異なる

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）が現在実施しているキャンペーン・特典情報は、次のとおりです。それぞれの内容を比較すると、キャッシュバック金額や基本料金割引など、違いがあることがわかるのではないでしょうか。

auひかりの特典	代理店
キャッシュバック・ポイント還元	最大124000円
基本料金割引	3カ月無料
解約金等負担特典	最大40000円
工事費負担	◯

BIGLOBE光の特典	代理店
キャッシュバック・ポイント還元	最大50000円
基本料金割引	✕
解約金等負担特典	最大20000円
工事費負担	◯

【プロバイダ】auひかりは選べる

プロバイダは、BIGLOBE光（ビッグローブ光）がBIGLOBEしか選べないのに対して、auひかりは複数の選択肢の中から選べます。auひかりで選べるプロバイダの一覧は以下のとおりです。

• GMOとくとくBB
• @nifty
• @T COM
• ASAHIネット
• au one net
• BIGLOBE
• DTI
• So-net

auひかりの1ギガでは、上記の8社の中からプロバイダを選べますが、5ギガ・10ギガは、ASAHIネット以外の7社から選択可能です。

【ポイント】還元率が高いのはBIGLOBE光（ビッグローブ光）

両者ともに利用料金ごとにポイントが貯まるシステムを採用していますが、ポイント還元率が高いのはBIGLOBE光（ビッグローブ光）です。

auひかりはプロバイダをau one netにすると、毎月の利用料金1,100円ごとにPontaポイントが10ポイント貯まります。ポイント還元率は1%以下です。

BIGLOBE光には、独自のポイント制度「Gポイント」があります。契約当初のポイント還元率は0.4%ですが、継続利用すればするほど高還元率になっていく仕組みで、最大1.5%のポイントが還元されます。

貯めたGポイントは1ポイント＝1円で、BIGLOBE光の支払いに充てることができます。また、dポイントやWAONポイントなどの各種提携ポイントへの交換、現金への交換も可能です。

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）はどんな人におすすめ？

ここまで、auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の違いを見てきましたが、どんな人がどちらにおすすめなのでしょうか。ここでは、auひかりとBIGLOBE光、それぞれがどんな人におすすめなのかお伝えします。

auひかりがおすすめな人

auひかりがおすすめなのは、以下のような人です。

• 独自回線が良い人
• 5ギガプランを選びたい人
• マンションプランで、基本料金が安くなる人
• プロバイダを選びたい人

BIGLOBE光（ビッグローブ光）が光コラボなのに対して、auひかりは独自回線です。独自回線は、通信速度が安定しやすいのがメリットです。BIGLOBE光は1ギガ・10ギガの2つのプランなのに対して、auひかりは1ギガ・5ギガ・10ギガの3プラン。5ギガプランを選びたい人は、auひかりを選びましょう。複数のプロバイダの中から選びたい人もauひかりを選択しましょう。

BIGLOBE光（ビッグローブ光）がおすすめな人

次のような人はBIGLOBE光（ビッグローブ光）がおすすめです。

• auひかりが使えない人
• 転勤など移動が多い人
• ほかの光コラボから乗り換えたい人

BIGLOBE光のサービス提供エリアが全国なのに対して、auひかりは大阪府や京都府などの関西地域、愛知県や静岡県などの東海地域、沖縄県で利用できません。auひかりの提供エリア外の人は、必然的にBIGLOBE光を選ぶことになります。また、関西・中部・沖縄エリアに転勤や引越しの可能性があるのなら、BIGLOBE光がおすすめです。

また、光コラボと契約中で、これからBIGLOBE光に乗り換える場合、基本的に開通工事は不要です。工事費を節約できるのも、メリットのひとつといえます。

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の違いについてよくある質問

ここでは、auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）について、よくある質問を見ていきましょう。

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）の申し込み方法に違いはある？

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）で申し込み方法に違いはありません。どちらも公式や代理店のホームページ、もしくは電話で申し込みをします。

ただし、現在使っている回線が光コラボでBIGLOBE光に乗り換える人は、元の事業者から「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。そのため、光コラボからBIGLOBE光への乗り換えの場合のみ、若干進め方が違う点には注意してください。

どちらもセキュリティソフトのオプションはある？

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）は、どちらもオプションとしてセキュリティサービスを提供しています。

auひかりのセキュリティサービスは、「安心ネットフィルター」。インターネット接続時に不適切なサイトや不正なサイトへのアクセス、フィッシング詐欺などをブロックします。初期費用は無料、月額利用料金は209円です。

また、auひかりはプロバイダごとにセキュリティサービスが提供されています。たとえば、au one netでは、ウィルス対策、URLフィルタリング、危険なURLへの接続防止などがセットになった「安心ネットセキュリティ」というサービスを用意。月額利用料金は330円、初月は無料です。

BIGLOBE光は、不正アプリ・ウイルス対策、「個人情報」のチェック、パスワード管理、365日サポートがセットになった「セキュリティセット・プレミアム」というサービスを提供。スマホ・パソコン・タブレット合わせて最大3台まで追加料金なしでサービスを受けられます。月額利用料金は418円、初回申し込みでは最大2カ月無料です。

IPv6通信に対応しているのはどちら？

両者ともにIPv6通信に対応しています。IPv6とは、IPv4に続く次世代のインターネット通信規格のことです。IPv6通信には、通信速度の改善が期待できる、セキュリティーが強化されるなどのメリットがあります。

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）は違いをよく比較しましょう

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）には料金だけでなく、通信速度やキャンペーン、特典内容などさまざまな違いがあることがわかりました。

最適な光回線を選ぶためには、この2社だけではなく、他の事業者とも比較検討するのがおすすめです。複数の事業者を比較することで、自分の使い方に最も合ったサービスや、よりお得な特典・割引を受けられる可能性が高まります。納得できる光回線を選ぶためにも、ぜひ複数社をしっかり比較してみてください。