「auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光のどちらにしようか迷っているけれど、違いがイマイチわからない……」。という方に向けて、このページでは両サービスの特徴をわかりやすくまとめています。

料金だけでなく、通信速度やキャンペーン・特典の内容などさまざまな点で違いがあるため、自分に合った最適な光回線を選ぶために、ぜひ参考にしてください。

更新日

2025年8月13日

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の比較表

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光を比較しやすいように、料金などの主な特徴を以下の表にまとめました。それぞれの詳細な違いについては、次章で詳しく解説します。

ロゴ		速度（ギガ）	基本料金	契約期間	工事費	スマホのセット割	電気・ガスのセット割	プロバイダ数	解約金	回線撤去工事費	提供エリア
	戸建て	1ギガ・5ギガ・10ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし（プランによって異なる）	48950円	あり	なし	8種類	4460円～（プラン・契約時期によって異なる）	11000円～	北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島・東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・栃木・山梨・長野・新潟・富山・石川・福井・岡山・広島・山口・鳥取・島根・香川・徳島・愛媛・高知・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島
	マンション	1ギガ	3740円～	2年、契約期間なし（プランによって異なる）	33000円				2290円～（プラン・契約時期によって異なる）	なし	沖縄を除く全国
	戸建て	1ギガ・10ギガ	5720円～（プランによって異なる）	2年、5年（プランによって異なる）	4620～31680円	あり	あり	1種類	5170円～（プラン・契約時期によって異なる）	無料	全国
	マンション		4180円～（プランによって異なる）						4180円～（プラン・契約時期によって異なる）

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の違いを9項目で比較

ここではauひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光を比較し、それぞれの違いについて解説します。

• 【基本料金】auひかりのほうが安い
• 【セット割】対象のキャリアが異なる
• 【通信速度】種類はauひかりのほうが多い
• 【提供エリア】SoftBank（ソフトバンク） 光のほうが広い
• 【工事費】どちらも実質無料の特典あり
• 【解約時】基本的にauひかりのほうが安い
• 【キャンペーン】特典金額が異なる
• 【プロバイダ】auひかりは選べる
• 【ポイント】還元率はSoftbank（ソフトバンク） 光のほうが高い

【基本料金】auひかりのほうが安い

auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光の基本料金は、次のとおりです。

事業者	プラン種類		基本料金	契約期間
	戸建て向け	1ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし
		5ギガ	5610円～	2年、3年、契約期間なし
		10ギガ	6468円～	2年、3年、契約期間なし
	マンション向け	1ギガ	3740円～	2年、契約期間なし
	戸建て向け	1ギガ	5720円～	2年、5年（プランによって異なる）
		10ギガ	6930円～
	マンション向け	1ギガ	4180円～
		10ギガ	6930円～

10ギガで特に料金差が大きく、最安値のプランで比較すると、auひかりの方が月々462円安くなります。

ただし、auひかりのマンションタイプは、物件によって選べるプランが異なる点には注意してください。マンションタイプを検討している人は、まず自分のマンションでどのプランが利用できるか、そのプランの基本料金はどれくらいになるのかを調べたうえで、比較検討しましょう。

【セット割】対象のキャリアが異なる

auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光は、両社ともスマホとのセット割引を提供しています。なお、対象になるスマホのキャリアは、auひかりがauとUQ mobile、Softbank 光がソフトバンクとY!mobileです。

auひかりのスマホセット割

auひかりとauのスマホをセットで契約すると、auスマホの月額料金が10回線まで、最大1,100円割引されます。

auひかりとUQ mobileのスマホをセットで契約すると、UQ mobileスマホの月額料金が10回線まで、最大1,100円割引されます。

Softbank 光のスマホセット割

Softbank 光とソフトバンクのスマホをセットで契約すると、ソフトバンクスマホの月額料金が10回線まで、最大1,100円割引されます

Softbank 光とY!mobileのスマホをセットで契約すると、Y!mobileスマホの月額料金が10回線まで、最大1,650円割引されます

【通信速度】種類はauひかりのほうが多い

auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光は、通信速度の種類にも違いがあります。Softbank 光は1ギガ・10ギガの2種類ですが、auひかりは1ギガ・5ギガ・10ギガの3種類の通信速度の中から選べます。

また、Softbank 光がNTTの光回線を利用した光コラボなのに対して、auひかりは独自回線です。光コラボより独自回線のほうが、通信が安定しやすくなります。

ただし、両社ともベストエフォート型のサービスであるため、それぞれのプランで示されているギガ数は、あくまで理想的な通信環境下での最大速度です。通信環境によって実際の速度は大きく変わる点には注意しましょう。

【提供エリア】SoftBank（ソフトバンク） 光のほうが広い

SoftBank（ソフトバンク） 光は全国で利用できますが、auひかりは一部地域で利用できません。auひかりが利用可能なエリアは以下のとおりです。

北海道エリア

東北エリア

青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県

関東エリア

群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県

甲信越エリア

新潟県、長野県、山梨県

北陸エリア

富山県、石川県、福井県

中国エリア

岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県

四国エリア

香川県、徳島県、高知県、愛媛県

九州エリア

福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県

また、上記地域ではauひかりの1ギガは利用できますが、5ギガ・10ギガに対応しているのは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアに限られています。プランによってサービス提供エリアが異なる点には注意が必要です。

【工事費】どちらも実質無料の特典あり

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の新規申し込み時の工事費は、次のとおりです。

事業者	プラン種類	工事費
	戸建て向け	48950円
	マンション向け	33000円
	戸建て向け	4620～31680円
	マンション向け

SoftBank 光の工事費は最大でも31,680円と、戸建て向け、マンション向けともにauひかりより安く設定されています。ただし、両者ともに工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。キャンペーンが行われているかどうかは、公式サイトをチェックしてください。

【解約時】基本的にauひかりのほうが安い

どちらも更新月以外に解約をすると、解約金がかかります。

事業者	プラン種類	解約金
	戸建て向け	4460円～
	マンション向け	2290円～
	戸建て向け	5170円～
	マンション向け	4290円～

戸建て向け・マンション向けともに、auひかりのほうが安いように見えますが、実際の解約金はプランによっても異なります。自分が契約するプランの解約金がいくらになるかは、契約前に確認しておきましょう。

また、回線を撤去する際に撤去工事費が発生することも。撤去工事費はauひかりが11,000～31,680円なのに対して、Softbank（ソフトバンク） 光は基本的に無料です。解約金に加えて、回線の撤去工事費用がいくらになるかもあらかじめ確認しましょう。

【キャンペーン】特典金額が異なる

auひかりとBIGLOBE光（ビッグローブ光）が現在実施しているキャンペーン・特典情報は、次のとおりです。それぞれの内容を比較すると、キャッシュバック金額や基本料金割引など、大きな違いがあることがわかります。

【プロバイダ】auひかりは選べる

プロバイダは、Softbank（ソフトバンク） 光がYahoo! BBのみなのに対して、auひかりは以下のように複数の選択肢の中から選べます。

• GMOとくとくBB
• @nifty
• @T COM
• ASAHIネット
• au one net
• BIGLOBE
• DTI
• So-net

なお、auひかりの1ギガでは、上記の8社の中からプロバイダを選べますが、5ギガ・10ギガは、ASAHIネット以外の7社から選択可能です。

【ポイント】還元率はSoftbank（ソフトバンク） 光のほうが高い

auひかりはプロバイダをau one netにすることで、毎月の利用料金1,100円につきPontaポイントが10ポイント貯まります。いっぽう、SoftBank（ソフトバンク） 光は支払い方法をPayPayカードにすることで、1,000円につき最大1%分のポイント（10ポイント）が還元されます。

ポイント還元率は、auひかりが約0.91%なのに対してSoftBank 光は1%と、SoftBank 光のほうが若干高くなっています。

貯めたポイントは両者ともに1ポイント＝1円のレートで、SoftBank 光・auひかりやスマホの利用料金の支払いにあてられるほか、ネット通販や実店舗での支払いにあてることも可能です。

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光はどんな人におすすめ？

ここまで、auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の違いについてお伝えしてきました。ここでは、auひかりとSoftBank 光、それぞれのおすすめな人を見ていきましょう。

auひかりがおすすめな人

auひかりがおすすめなのは、以下のような人です。

• au・UQ mobileのスマホを使っている人
• 独自回線が良い人
• 5ギガプランを選びたい人
• マンションプランで、基本料金が安くなる人
• プロバイダを選びたい人

セット割が使えるため、auもしくはUQ mobileのスマホを使っている人はauひかりがおすすめです。また、Softbank（ソフトバンク） 光が光コラボなのに対して、auひかりは独自回線。独自回線は光コラボよりも混雑しにくく、通信が安定しやすいというメリットがあります。

プランは、Softbank 光が1ギガ・10ギガの2種類ですが、auひかりは1ギガ・5ギガ・10ギガの3種類。5ギガプランを選びたい人は、auひかりを選びましょう。マンション向けが希望で、基本料金を少しでも節約したい人はauひかりがおすすめです。ただし、マンション向けプランは建物によって契約できるプランが異なる点には注意しましょう。複数のプロバイダの中から選びたい人も、auひかりを選ぶ必要があります。

SoftBank（ソフトンク） 光がおすすめな人

次のような人はSoftBank（ソフトバンク） 光をおすすめします。

• ソフトバンク・Y!mobileのスマホを使っている人
• auひかりが使えない人
• 転勤など移動が多い人
• 光コラボで事業者変更したい人

SoftBank（ソフトバンク） 光のスマホセット割のキャリアは、ソフトバンクとY!mobileです。ソフトバンクかY!mobileのスマホを使っている人は、Softbank 光をおすすめします。

また、Softbank 光のサービスエリアが全国なのに対して、auひかりは関西エリア、中京エリア、沖縄県で利用できません。これらのエリアに住んでいる人はSoftbank 光を選ぶ必要があります。また、関西・中京・沖縄エリアに転勤や引越しの可能性がある人も、Softbank 光がおすすめです。

現在、光コラボと契約中でSoftbank 光に乗り換える場合、基本的に開通工事は不要です。工事費を節約したい人は、Softbank 光をおすすめします。

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の違いについてよくある質問

ここでは、auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光について、よくある質問を見ていきましょう。

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光の申し込み方法に違いはある？

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光で、申し込み方法に違いはありません。どちらも公式や代理店のホームページ、もしくは電話で申し込みをします。

また、Softbank 光は、ソフトバンクショップ・ワイモバイルショップからも申し込みが可能です。

ただし、現在使っている回線が光コラボで、SoftBank（ソフトバンク） 光に乗り換える人は、元の事業者から「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。そのため、光コラボからSoftBank（ソフトバンク） 光への乗り換えの場合は、若干プロセスが違う点には注意しましょう。

どちらもセキュリティソフトのオプションはある？

auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光は、どちらもセキュリティサービスのオプションを用意しています。

auひかりのセキュリティサービスは、「安心ネットフィルター」。インターネット接続時に不適切なサイトや不正なサイトへのアクセス、フィッシング詐欺などをブロックしてくれるサービスです。初期費用は無料、月額利用料金は209円です。

また、auひかりはプロバイダごとにセキュリティサービスが提供されています。たとえば、au one netでは、ウィルス対策、URLフィルタリング、危険なURLへの接続防止などがセットになった「安心ネットセキュリティ」というサービスを用意しています。月額利用料金は330円、初月は無料です。

Softbank（ソフトバンク） 光のセキュリティサービスの名称は「BBセキュリティ」。パソコンやスマホを不正なアクセスから守るためのアプリ「マカフィーマルチアクセス」と、ネット詐欺対策に特化したソフト「みやブル」がセットになった「BBマルチセキュリティパック」など、9つのプランを展開しています。

さまざまなプランの中からニーズに合わせて最適なものを選べるのが、Softbank 光のセキュリティサービスの魅力です。料金は、「BBマルチセキュリティパック」が1ライセンス627円、その他のプランは1ライセンス330～627円です。

IPv6通信に対応しているのはどちら？

auひかり、Softbank（ソフトバンク） 光は、ともにIPv6通信に対応しています。IPv6とは、IPv4に続く次世代のインターネット通信規格で、通信速度の改善が期待できる、セキュリティーが強化されるなどのメリットがあります。

auひかりとSoftBank（ソフトバンク） 光は違いをよく比較しましょう

auひかりとSoftbank（ソフトバンク） 光には料金だけでなく、通信速度や提供エリア、キャンペーン・特典内容などさまざまな違いがあることがわかりました。ただし、光回線を提供している事業者は2つだけではありません。

最適な光回線を選ぶためには、2社だけではなく、他の事業者とも比較検討しましょう。複数の事業者を比較することで、自分の使い方に最も合ったサービスや、よりお得な特典・割引を受けられる可能性が高まります。納得できる光回線を選ぶためにも、ぜひ複数社をしっかり比較してみてください。