現在auひかりを契約していて、eo光に乗り換えを検討している方向けに、手順や注意点を解説します。auひかりからeo光に乗り換えるメリット・デメリットもまとめているので、契約前に改めて確認しましょう。

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更新日

2024年11月21日

auひかりからeo光に乗り換え時の注意点

auひかりからeo光へ乗り換える前に、確認しておきたい注意点をご紹介します。

auひかりとeo光は提供エリアが異なる

auひかりとeo光は、戸建て向けプランの提供エリアが異なります。auひかりは、次の36都道府県でサービスを提供しています。

対するeo光は、関西エリアを中心に2府4県がサービスの提供エリアです。

北陸エリア

福井県

関西エリア

大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県

福井県では両方のサービスが提供されています。しかし、eo光が展開する市区町村は「小浜市/大飯郡高浜町/大飯郡おおい町/三方上中郡若狭町」のみ。この市および町では、auひかりのは提供されていません。そのため、auひかりを契約している場合、現住所での乗り換えは不可能。eo光の提供エリアに引越しする場合のみ、乗り換えることができます。

集合住宅向けプランの場合も、eo光の提供エリアは戸建て向けと同じく関西・北陸の2府4県のみ。しかし、auひかりは沖縄県以外の全国に提供しているので、auひかりの回線設備を導入している集合住宅なら乗り換えが可能です。

ただ、auひかりとeo光の両方が導入されている集合住宅は、まずないと考えられます。つまり、集合住宅向けのプランでも、auひかりからeo光に乗り換えるなら引越しが前提となります。

解約するタイミングによっては解約金が発生する

auひかりを解約するタイミングによっては、解約金が発生します。金額はプランと契約成立日によって異なりますが、戸建てタイプなら4,460〜16,500円。マンションタイプなら2,290〜10,450円が請求されます。

解約金が発生しない「更新期間」は、2年契約のプランなら契約・更新月から24〜26カ月目、3年契約のプランなら36〜38カ月目の3カ月間です。更新期間は毎月の請求書またはMy auで確認できます。eo光への乗り換えを検討しているなら事前にチェックしておきましょう。

auひかりからeo光に乗り換え時の費用

auひかりの解約には解約金などが発生する可能性があり、eo光の新規申し込みでは契約事務手数料などがかかります。ここでは、auひかりからeo光に乗り換える際の費用について解説します。

auひかりの解約時の費用

auひかりの解約時には、以下3つの費用がかかる可能性があります。

1. 解約金
2. 撤去工事費
3. 工事費の残債

1つ目の費用は、解約金です。2年もしくは3年の契約プランで更新期間以外に解約すると発生します。契約期間が定められていないプランは、解約時に解約金は必要ありません。料金は契約成立日とプランによって異なり、次のとおりです。

戸建て向けおよびマンション向けの「標準プラン」では基本的に解約金は発生しません。しかし、一部プロバイダでは6カ月以内の解約で解約金がかかることがあります。

2つ目は撤去工事費です。光回線の撤去工事は戸建てタイプの「auひかり ホーム」では任意で、マンションタイプでは不要となります。

ただし、2018年3月1日〜2022年6月30日にauひかり ホーム、または高速サービス（10ギガ・5ギガ）を契約した方は撤去工事が必須となるため、工事費の支払いが発生。もちろん、撤去工事を希望した場合も、工事費がかかります。

3つ目は工事費の残債です。開通工事費を分割払いにしていた方は、解約すると開通工事費の残債が一括で請求されます。

なお、auひかりではレンタル機器の返却手数料は発生しません。ただ、返却が遅れると違約金を請求されます。無駄な出費を避けるためにも、早めの返却を心がけましょう。

eo光の申し込み時の費用

eo光は初期費用として「契約事務手数料」と「開通工事費」がかかります。契約事務手数料は3,300円。開通工事費は29,700円が分割で請求されます。ただし、契約中は特典が適用され、工事費用相当額が月額料金から割引。つまり開通工事費は実質無料となり、申し込み時の支払いは契約事務手数料の3,300円だけで済みます。

初期費用では別途、追加工事費が発生する場合があります。

また、インターネット申し込み限定の「eo光シンプルプラン」で、年末年始あるいは土日祝日に工事を実施する場合、追加費用を請求されます。「土日祝日工事対応費用」として別途5,500円かかるので、少しでも費用を抑えたい方は注意が必要です。

なお、マンションタイプの場合は物件によって初期費用が異なります。詳細については「eoサポートダイヤル」で確認ください。

auひかりからeo光に乗り換える方法

auひかりからeo光に乗り換える方法を解説します。主な手順は次のとおりです。

1. eo光に新規で申し込む
2. eo光の宅内調査・開通工事を予約する
3. eo光の工事に立ち会う
4. eo光の接続機器を設定する
5. auひかりの解約手続きをする

Step1）eo光に新規で申し込む

eo光の申し込み手続きは、インターネットもしくは電話で可能。ただし、「eo光シンプルプラン」の申し込みはインターネットからのみとなります。

契約者が未成年の場合はインターネットから資料請求し、契約申込書で親権者同意欄に記入する必要があります。

申し込みの際は、次の情報を用意しておくとスムーズです。

• 契約者氏名
• 性別
• 生年月日
• メールアドレス
• 電話番号
• 設置先の住所
• 建物の情報（持家・賃貸など）
• 契約内容の送付先
• 支払い情報
• 工事希望日

契約に関する情報が記された約款や重要事項説明書には、事前に目を通しておきましょう。どちらもeo光のHPで確認できます。

また、eo光の開通には基本的に工事が必要となります。賃貸住宅に住んでいる方は、事前に管理会社やオーナーに承諾を得ておきましょう。

Step2）eo光の宅内調査・開通工事を予約する

eo光のホームタイプでは、開通工事にあたって宅内調査を事前に行います。宅内調査の日程はSMSやeoマイページ、eoアプリ、LINEから予約可能。後から日程を変更することもできます。

調査当日は立ち合いが必須です。調査後、工事準備が整ったらeo光から工事日調整の電話があります。希望日を伝えて予約してください。

ホームタイプの宅内調査と開通工事は、同日に実施する場合があります。

メゾンタイプでは宅内調査と開通工事を同日に実施。マンションタイプでは宅内調査が必要ありません。そのため、メゾンタイプとマンションタイプでは申し込み後に工事日調整の連絡があります。

なお、初期設定のサポートを希望する場合は予約する際に、その旨を伝えましょう。

Step3）eo光の開通工事に立ち会う

開通工事当日は、屋内工事と屋外工事を実施します。最寄りの電柱から宅内まで光ファイバーを引き込み、光コンセントを設置。ルーター一体型ONU（光回線終端装置）を接続して工事完了です。

1ギガコースの場合、ルーター一体型ではないONUを設置する場合があります。

注意すべきは、開通工事には立ち会いが必要なこと。契約者本人、または設置場所などを決定できる18歳以上の家族が立ち会うようにしてください。工事にかかる時間は状況にもよりますが、1〜2時間が目安。途中で外出はできないので、きちんと立ち会い時間を確保しておきましょう。

なお、申し込んだプランがマンションタイプで回線が共用部まで導入済みの場合、屋外工事は不要。基本的には屋内工事のみとなります。

Step4）eo光の接続機器を設定する

ルーター一体型ONUと、インターネットを使用するパソコンやスマホの接続設定をします。もしインターネットに接続できなかったときは、サポートデスクに問い合わせましょう。

また、eo光では工事当日から2カ月以内であれば訪問、リモート、電話による無料サポートを受けられます。接続設定でお困りなら、こちらのサービスを利用すると良いでしょう。

Step5）auひかりの解約手続きをする

auひかりの解約手続きは契約しているプロバイダが「au one net」か、それ以外かで問い合わせ先が異なります。

プロバイダがau one netなら「KDDIお客さまセンター」に電話して、解約を申し込みます。その際、auひかりHP内の「auひかり解約前のご注意事項」に目を通しておいてください。

一方でプロバイダがau one net以外なら、契約しているプロバイダの窓口に電話し、解約を申し込みます。ただし、契約しているのが「ASAHIネット/DTI/So-net/GMOとくとくBB/＠T COM」なら、インターネット上から手続きが可能です。なお、解約のタイミングによっては、翌月分の月額料金がかかる場合もあります。毎月の解約の締日はプロバイダによって異なるので注意してください。

申し込みが済んだら、レンタル機器を返却して解約完了です。手続き完了から10日前後で返却用の「着払い伝票」が送付されてくるので、伝票を使ってレンタル機器をすみやかに返却してください。

なお、光回線の撤去工事は前述したとおり、基本的に任意です。しかし、2018年3月1日〜2022年6月30日にauひかり ホーム、または高速サービス（10ギガ・5ギガ）を契約した場合などは、撤去工事が必要です。

auひかりからeo光に乗り換えるメリット・デメリット

最後に、auひかりからeo光に乗り換える際のメリット・デメリットについてご紹介します。

auひかりからeo光に乗り換えるメリット

auひかりからeo光に乗り換えるメリットには、次の2つを挙げることができます。

• mineoのスマホとのセット割が使える
• Netflixがお得に利用できる

1つ目のメリットは、格安スマホの「mineo（マイネオ）」のスマホとのセット割が利用できることです。「eo × mineoセット割」では、eo光の月額料金が330円割引されます。なおeo光では、auひかりと同様に、auまたはUQモバイルのスマホでもセット割を利用することもできます。

eo光のマンションタイプのプランのうち、「一括契約規約」に基づき提供されるサービス、およびmineoの「マイそく スーパーライト」はeo × mineoセット割の適用対象外です。eo光でauまたはUQモバイルとのセット割を利用するには、オプションの「eo光電話」を契約することが条件となります。また、eo光シンプルプランは、auやUQモバイルとのセット割の適用対象外です。

2つ目は、Netflixがお得に利用できることです。eo光のNetflixパックでは、Netflixを毎月110円安く利用できるのも嬉しい点でしょう。

eo光ネット Netflixパックは、ホームタイプとメゾンタイプの10ギガ／5ギガ／1ギガコースが対象です。マンションタイプは対象外となります。

auひかりからeo光に乗り換えるデメリット

auひかりからeo光に乗り換えるデメリットは、次のとおりです。

• プロバイダが選べない

auひかりでは複数のプロバイダから自分に合ったサービスを選ぶことができました。しかし、eo光は光回線とプロバイダが一体型サービスのため、プロバイダを選ぶことができません。

また、eo光に乗り換えるとauひかりのプロバイダを解約することになります。これまで利用していたプロバイダメールのアドレスなどが使えなくなるので、注意が必要です。

auひかりからeo光に乗り換える前に他社も比較！

auひかりからeo光への乗り換えには、メリットだけでなくデメリットもあります。光回線を乗り換える際は、別の光回線サービスも合わせて、必ず比較検討しましょう。