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東京電力エナジーパートナー、ニチガスと都市ガス売買で基本契約締結

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ガス自由化

東京電力エナジーパートナーがニチガスと都市ガス売買に関する基本契約を締結しました。2017年のガス自由化も見越した協議を続けていくそうです。

東京電力エナジーパートナーが大手ガス会社・ニチガスと、都市ガス売買に関する基本契約を結びました。2017年のガス自由化も意識しているようです。一体どんな内容なのでしょう?

ニチガスが販売する都市ガスは、東京電力エナジーパートナーがささえる?

今回の契約で決まったのは、2017年4月以降ニチガスとニチガスグループ3社が販売する13Aの都市ガスの全量を、東京電力エナジーパートナーが卸供給するという内容です。
ニチガスの扱う都市ガスはLNG(液化天然ガス)換算にすると年間約24万トン、30万世帯という規模感。これらを東京電力エナジーパートナーが支えるんですね。

ニチガスはプロパンと都市ガス両方を

あらためてニチガスの事業内容を確認しておきましょう。ニチガスはLPガス(プロパンガス)事業と都市ガス事業、簡易ガス、高圧ガスといったガス事業全般を手掛ける大手ガス会社です。顧客数でみるとLPガスが6割・都市ガスが4割となっており、合計100万戸の顧客に対してガスを供給しています。

都市ガス提供エリア
千葉県我孫子地区ほか栃木県・埼玉県・神奈川県

電力自由化では、東京電力エナジーパートナーの販売代理店として、電気の販売も手がけていますよ。

東京電力エナジーパートナーが、ガスをガス会社に卸売する理由って?

「電力会社がどうしてガスを?」と不思議に思う人もいると思いますが、東京電力グループの2015年のLNG調達量は2300万トンで国内最大級。実は現在も、東京ガスよりも多くのLNGを扱っているんです。

東京電力グループが発電に使う主要な燃料はLNG

なぜ東京電力は、そんなにも多くのLNGを取り扱っているのでしょうか?
その理由は、火力発電の燃料にあります。原子力発電所が停止している現在、東京電力グループの主力電源はLNGを燃やすLNG火力発電所です。つまり、燃料のLNGを安価に調達できるかどうかが、東京電力エナジーパートナーが販売する電気の原価に関わってきます。2015年には中部電力と合弁で燃料を調達するJERAという会社も作るなど、様々な仕組みにより、LNGを大量に安定して安く購入するしくみを作り上げていますよ。
消費者としては電気代は安い方が嬉しいので、こういった取り組みを積極的に実施している電力会社が増えていってほしい!

実は東京電力は都市ガス供給の実績あり

家庭向けの都市ガス供給は、以前の電力と同様に料金・参入が規制されていますが、工場など法人向けの都市ガスはすでに自由化されています。
東京電力は2001年から自社の火力発電所の近隣を中心にガスの販売をはじめ、2014年度は法人向けに131万トンのガスを販売した実績があります。これは国内4位、電力会社の中では1位の規模。つまり、東京電力エナジーパートナーはガス販売の会社でもあるということなんですね。

2017年ガス自由化を見越して、東京電力エナジーパートナーとニチガスは協力

東京電力エナジーパートナーの発表資料には、「ガス全面自由化を見据え、都市ガス販売における戦略的アライアンス協議も進め」と書かれており、来年のガス自由化を重要視している姿勢がみてとれます。ニチガスも、ガス自由化以降、新たに11万世帯に対して、ニチガスの都市ガスを選んでもらえるようにサービスを検討していくと発表。
電力自由化では顧客を奪われる側だった東京電力が、どこと手を組み、どんな巻き返しを図るのか。エネルギー市場ではガス自由化に向けての動きが、すでに始まっています。

エネチェンジでは、2017年ガス全面自由化に関する情報もお届けしていきます。
電気もガスも、私たちの生活には欠かせないものだから、しっかりと情報収集をして損のないエネルギー会社選びをしましょう。

参照:都市ガス売買に関する基本契約の締結について

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