9月27日、関西電力がガス小売事業者登録されたと発表しました。「関電ガス」というブランド名で家庭向けのガス販売を2017年4月より開始します。8月1日から約2カ月、登録第一号ですね。10月1日からはキャンペーンも実施されます。ガス自由化の動きも、だんだん活発になりそうです。

関西電力、ガス小売事業登録へ

電力自由化と同様に、2017年のガス自由化で家庭向けの都市ガス市場に新規参入する会社は、経済産業省への申請・登録が必須となっています。関西電力は申請がスタートした2016年8月1日に一番乗りで申請、9月27日にはれて登録されたと発表しました。ガスのブランド名は「関電ガス」。
関西電力管内では、電力自由化に伴い大阪ガスが足をつかった戦略で顧客獲得を伸ばしているという状況。関西電力としては、ガス自由化に参入することで、巻き返しを図りたいということですよね。

初年度の獲得目標は20万件！

関西電力はガス自由化を見越して、販売体制の強化と保安体制の強化への取り組みについても発表済みです（9月13日）。初年度の獲得目標も20万件以上と宣言しています。

• KDDI
• 中央電力
• ケイ・オプティコム

• 岩谷産業
• 関電サービス

ガス自由化では保安体制をどう構築するかが鍵となっています。関西電力は、MaruiGasブランド家庭向けのLPガス（プロパンガス）事業を手がけている岩谷産業と組むことで、お客様の安全を担保していきます。ちなみに、岩谷産業は1953年に日本初の家庭用LPガス販売を全国で初めた企業。310万世帯にガスを届けているんです。大手電力と老舗LPガス、選ぶ側としては安心材料になりますね。

LNG輸入は東京ガスと連携していく

電力、ガス事業では原料となるLNG調達も非常に重要なポイントです。LNGをいかに安く調達できるかが、最終的な私たちへのガス代の単価に反映されるわけですが……。関西電力は東京ガスとの連携を発表しています。今までも協力関係にはあった2社ですが、今後はよりいっそう連携を強め『LNGの安定調達を行う』と発表しています。

10月1日からは、どこよりも早くガス自由化のキャンペーンを開始

電力自由化のキャンペーンは各社実施していますが、関西電力は10月1日からガス自由化のキャンペーンを実施しますよ！なんて早い対応！
関電ガスに切り替えると、どれだけお得になるのか試算できるそうです。試算受付キャンペーンに申し込んだ人の中から、抽選で2,000名にギフトカードをプレゼント。これは、試しにやってみたい！

応募期間

2016年10月1日（土）～2016年12月15日（木）

応募条件

大阪ガスとご契約のお客さま（プロパンガスエリアのお客さまはお申込みいただけませんのであらかじめご了承ください。）

申込み方法

「試算受付キャンペーン申込み」画面で必要事項を入力の上、お申込みください。

申込み特典

抽選で500名さまに10,000円分のギフトカード、1,500名さまに1,000円分のギフトカードをプレゼント。

当選発表

期間終了後、厳正なる抽選の上、賞品の発送をもって発表に代えさせていただきます。

試算結果のお知らせ

2017年1月以降、メールを通じてご案内いたします。

　出典:「関電ガス」試算受付キャンペーン│関西電力　個人のお客さま

関西電力のガス自由化、「関電ガス」の電気・ガスセット販売で巻き返し！

ガス小売事業者に第一号で登録された関西電力のガス自由化への取り組みをまとめました。関西電力は工場などの大口へはすでにガス販売を始めているので、ガス販売の実績はあるんです。関西エリアでは、関西電力v.s.大阪ガスの戦い第2幕が始まりそうです。

エネチェンジでは、ガス自由化に関する情報発信もしていきます。電力自由化もガス自由化も、情報収集にはエネチェンジをご活用ください。