NTTのフレッツ光の引越し(移転)手続き 費用や手順を解説
この記事の目次
引越し時は、インターネットの引越し(移転)手続きもしなければなりません。
本記事では、フレッツ光の引越し(移転)手続きについて、費用や手順を解説します。
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- 更新日
- 2024年4月8日
まず確認!フレッツ光の引越し(移転)手続きの注意点
ここでは、フレッツ光の引越しにあたって、手続きで注意すべき点についてご紹介します。
引越し元と引越し先のエリアを確認
フレッツ光は、NTT東日本(東日本電信電話株式会社)とNTT西日本(西日本電信電話株式会社)が提供するインターネット回線サービス。NTT東日本とNTT西日本は別会社のため、手続き先が異なる点に注意が必要です。
- NTT東日本エリア
- 北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・長野県・新潟県
- NTT西日本エリア
- 福井県・石川県・富山県・愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・兵庫県・京都府・滋賀県・大阪府・奈良県・和歌山県・島根県・鳥取県・岡山県・山口県・広島県・愛媛県・香川県・高知県・徳島県・福岡県・大分県・宮崎県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・沖縄県
なお、引越し元と引越し先でNTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたぐ場合、一旦フレッツ光を解約したのち、あらためて新規契約が必要になります。手続き前に、まずは引越し元と引越し先のエリアを確認しておきましょう。
引越し先が新築物件の場合
引越し先が新築物件であっても、フレッツ光の引越しは可能です。ただし、新築物件は住所がまだ登録されていないため、住居新築届をNTTに提出する必要があります。なお、住居新築届はハウスメーカーや工務店が代理で提出することもあるので、必ずしも施主が提出するわけではありません。
住居新築届の提出から住所の確定までには2~3週間かかるので、フレッツ光の引越し手続きと合わせると、新築物件では開通までに1カ月以上かかる可能性があります。
フレッツ光の引越し(移転)費用
ここでは、フレッツ光の引越し(移転)費用について、同一エリア内で引越す際の費用をご紹介します。
フレッツ光東日本の引越し(移転)費用
NTT東日本のエリア内でフレッツ光の引越しを行う場合、引越し費用は次のとおりです。
建物形式 | 配線工事ありの工事費用(消費税率10%) | 配線工事なしの工事費用(消費税率10%) | 配線設備を再利用し、自身で回線終端装置などを設置する場合の工事費用(消費税率10%) |
---|---|---|---|
戸建て | 22000円 | 11660円 | 3300円 |
マンション | 22000円 | 11660円 | 3300円 |
上記料金は標準的な工事費となります。宅内の配線設備などを再利用し、自身で回線終端装置などを設置する場合の工事費を除き、工事料金は分割払いが可能です。
NTT東日本エリア内でのフレッツ光の引越し費用は、工事料金はプランに関わらず一律です。ただし、プランや戸建て・マンションなどの建物形式を変更する場合は、変更元・変更先のプランによって料金が異なります。
フレッツ光西日本の引越し(移転)費用
NTT西日本のエリア内でフレッツ光の引越しを行う場合、引越し費用は次のとおりです。
プラン種類 | 移転工事費用(消費税率10%) |
---|---|
フレッツ 光ネクストマンションタイプ(LAN方式)以外 | 22000円 |
フレッツ 光ネクストマンションタイプ(LAN方式) | 11660円 |
上記料金は標準的な工事費であり、工事内容によっては異なる場合があります。工事料金は分割払いも可能です。
NTT西日本エリア内でのフレッツ光の引越し費用は、プランによって異なります。
オプションによっては追加費用がかかる
フレッツ光の引越しにあたって工事を実施する場合、追加料金が発生することがあります。NTT東日本エリアで土日休日に工事を実施する場合、追加料金として3,300円(税込)がかかります。また、年末年始に工事を実施する場合も料金が異なります。
年末年始の工事料金について、詳しくはお住まいのエリアのNTTにお問い合わせください。
NTT西日本エリアで土日休日に工事を実施する場合は、追加料金として3,300円(税込)がかかります。また、工事を実施する時間や年末年始、時刻指定の場合などの追加料金は、次のとおりです。
土日休日の追加料金は、年末年始の工事実施時にも加算されます。
工事時間 | 工事料金(消費税率10%) |
---|---|
昼間(8時30分~17時) | 通常の工事費 |
夜間(17時~22時) | (通常の工事費の合計額- 1100円)×1.3+1100円 |
深夜(22時~8時30分) | (通常の工事費の合計額- 1100円)×1.6+1100円 |
12月29日~1月3日(8時30分~22時) | (通常の工事費の合計額- 1,100円)×1.3+1,100円 |
工事時間 | 工事料金(消費税率10%) |
---|---|
昼間(9時~16時) | 12100円 |
夜間(17時~21時) | 22000円 |
深夜(22時~翌8時) | 33000円 |
工事内容 | 工事料金(消費税率10%) |
---|---|
開通工事当日に工事を実施する場合 | 15400円 |
開通工事と異なる日に工事を実施する場合 | 29700円 |
なお、基本工事費・時刻指定工事費を除く工事費の合計額が31,900円(税込)をこえる場合、31,900円までごとに加算額3,850円が発生します。さまざまな要因で全体の工事費用が変わるので、事前に見積もりを確認しておくことをおすすめします。
解約する場合は違約金が発生することも
NTT東日本の「にねん割」や、NTT西日本の「光はじめ割」などのオプション契約を利用していた場合、解約のタイミングによっては、解約金が発生します。
「にねん割」は新規申し込みの受付を終了しており、2024年3月に満了月を迎えた契約者から、契約期間満了によりサービスの提供を終了しています。
解約時には工事費の残債があるか確認を!
契約時に工事費を分割払いにしていて、解約時に支払いが残っていた場合、工事費の残額を一括で支払う必要があります。フレッツ光を解約の際は、工事費の分割払いが残っていないか、事前に確認しておきましょう。
電気の引越し手続きはお済みですか?
引越しの際は、インターネット回線の引越し手続きだけでなく、電気をはじめとするライフラインの引越し手続きも必要になります。
電気・ガスの比較サイト「エネチェンジ」では、引越し先の郵便番号を入力するだけで、WEBで申し込み手続きが間に合う電力会社を見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社・電気料金プランもあるので、ぜひチェックしてくださいね。
フレッツ光の引越し手続き前に準備しておきたい情報
フレッツ光の引越し手続きでは、以下の情報が必要になります。あらかじめ準備しておくことで、手続きをスムーズに進めることができますよ。
- 引越し先の住所
- 電話番号
- 契約者名義
- お客さまID
- 工事希望日
これらの情報のほか、引越しの予定日などの情報も用意しておきましょう。上記のうちお客さまIDは、NTT東日本・NTT西日本ともに契約時に送付される「開通のご案内」や、マイページから確認できます。
「開通のご案内」を紛失していた場合は、NTT東日本・NTT西日本ともに、電話窓口から再発行が可能です。
引越し先でもそのままフレッツ光を利用する場合の移転手続き
ここでは、同一エリア内での引越しで、引越し先でも引き続きフレッツ光を利用したい場合の、手続きの流れについてご紹介します。
NTT東日本・NTT西日本のエリアをまたぐ引越しは、手続きの流れが異なるので注意してくださいね。
1)フレッツ光へ引越し(移転)手続きの申し込みをする
フレッツ光の引越し手続きには、次の申し込み方法があります。
- Web申し込み
- 電話申し込みNTT東日本のみ
フレッツ光の場合、プロバイダに対しても引越し手続きが必要になります。手続きの方法はプロバイダによっても異なりますが、一般的にはプロバイダのホームページや電話窓口から手続きが可能です。
2)必要に応じて旧居の撤去工事を行う
賃貸物件にお住まいで管理会社から撤去指示があった場合など、回線の撤去工事が必要になることがあります。撤去工事には立ち会いが必要です。
撤去工事の申し込みから実施までは、日数を要する場合があります。引越しシーズンなどで混雑していると、さらに時間がかかることも。引越しが決まったら、撤去が必要がどうか早めに確認しておきましょう。
3)新居の開通工事を行う
フレッツ光のうち、NTT東日本の開通工事には、原則家人による立ち会いが必要です。1時間程度の立ち会いが必要になるので、開通工事の日程は自身のスケジュールと相談して決めておきましょう。
NTT西日本では、引越し先の設備環境によって工事の内容が異なり、工事担当者が派遣される「派遣工事」の場合は、2時間程度の立ち会いが必要になります。「無派遣工事」の場合は立ち会いの必要はありませんが、接続設定などは自身で行う必要があります。
4)ルーターの設置・スマホとパソコンの設定
工事が完了したら、ルーターの設置や、スマホやパソコンのインターネット利用設定を行います。インターネット接続が確認できたら、フレッツ光の引越しは完了です。
出典:開通工事・設定ガイド|フレッツ光公式|NTT東日本【NTT西日本】インターネット開通前の開通工事・設定ガイド
引越し先でフレッツ光とは別のインターネット回線を利用する場合の手続き
ここでは、フレッツ光とプロバイダを別で契約している場合の、引越し先で別のインターネット回線を利用する際の手続きの流れについてご紹介します。
なお、「OCN withフレッツ光」など、プロバイダ側でコラボ光(光コラボレーション事業者)の回線を契約した方は、プロバイダ側での手続きが必要になります。
1)フレッツ光の解約手続きをする
フレッツ光の解約手続きは、NTT東日本・NTT西日本ともに、Webから申し込めます。解約のタイミングなどによっては、契約解除料や工事費残債の一括支払いが発生します。また、プロバイダをフレッツ光とは別に契約している場合、別途プロバイダの解約も必要になります。
2)必要に応じて旧居の撤去工事を行う
賃貸物件にお住まいで管理会社から撤去指示があった場合など、回線の撤去工事が必要になることがあります。撤去工事には立ち会いが必要です。
撤去工事の申し込みから実施までは、日数を要する場合があります。引越しシーズンなどで混雑していると、さらに時間がかかることも。引越しが決まったら、撤去が必要がどうか早めに確認しておきましょう。
3)他社のインターネット回線と新規契約をする
引越し先で利用するインターネット回線やプロバイダに申し込みます。なお、回線の設置にかかる工事費などの初期費用は、各インターネット業者によって異なります。
4)新居の開通工事を行う
引越し先での開通工事には、立ち会いが必要です。引越し先がマンションなどですでに回線が設置されている場合、インターネット業者によっては無派遣工事となり、立ち会いは不要です。
5)レンタル機器の返却をする
NTT東日本またはからNTT西日本からレンタルした機器がある場合、返却が必要です。解約手続き後に返却用キットが送付されるので、レンタルした機器と電源アダプタを入れて、着払いで返却しましょう。レンタルした機器を返却すれば、フレッツ光の解約手続きは完了となります。
引越し先で初めてフレッツ光と契約する場合の手続き方法
ここでは、引越し先で初めてフレッツ光を利用する場合の、手続きの流れについてご紹介します。
1)フレッツ光へ新規の申し込みの手続きをする
フレッツ光に新規で申し込む場合、NTT東日本またはNTT西日本のホームページから申し込みが可能です。
なお、現在利用している回線がコラボ光(光コラボレーション事業者)の回線の場合、新規申し込みではなく事業者変更の手続きが必要になります。
2)新居の開通工事を行う
フレッツ光のうち、NTT東日本の開通工事には、原則家人による立ち会いが必要です。1時間程度の立ち会いが必要になるので、開通工事の日程は自身のスケジュールと相談して決めておきましょう。
NTT西日本では、引越し先の設備環境によって工事の内容が異なり、工事担当者が派遣される「派遣工事」の場合は、2時間程度の立ち会いが必要になります。「無派遣工事」の場合は立ち会いの必要はありませんが、接続設定などは自身で行う必要があります。
3)ルーターの設置・スマホとパソコンの設定
工事が完了したら、ルーターの設置や、スマホやパソコンのインターネット利用設定を行います。インターネット接続が確認できたら、フレッツ光の引越しは完了です。
フレッツ光の引越し手続きに関するQ&A
ここでは、フレッツ光の引越し手続きに関してのよくある質問について、Q&A方式でお答えします。
Q1)引越し先でフレッツ光が開通するまでにかかる時間は?
フレッツ光の開通までには、NTT東日本・NTT西日本いずれも1カ月程度かかるとしています。引越しシーズンなどの繁忙期は、さらに日数がかかる可能性も。引越しが決まったら、1カ月前には手続きを始めておきましょう。
Q2)フレッツ光の引越し(移転)手続きに特典などはありますか?
フレッツ光は、時期によっては引越し工事費の割引キャンペーンなどを実施していることがあります。キャンペーンを利用すればお得にフレッツ光の引越しができるので、気になる人はフレッツ光のホームページなどを確認しておきましょう。
フレッツ光の引越し手続きはお早めに!
フレッツ光の引越し手続きについて解説しました。引越し先でフレッツ光が利用できるようになるまで時間がかかることもあるので、引越しが決まったら早めの手続きをおすすめします。
電気・ガスの比較サイト「エネチェンジ」では、引っ越し先の郵便番号を入力するだけで、インターネットで申込み手続きが間に合う電力会社を見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社・電気料金プランもあるので、ぜひチェックしてくださいね。
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