九州電力「おひさま昼トクプラン」とは?昼間の電気料金が安くなる?
この記事の目次
九州電力の「おひさま昼トクプラン」は、昼間の料金が割安になるプランです。ライフスタイルによっては、電気代を安くできるかもしれません。
本記事では、「おひさま昼トクプラン」の料金や特徴、メリットを解説します。
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- 更新日
- 2024年3月12日
九州電力の「おひさま昼トクプラン」とは?
2024年4月1日からの提供予定の九州電力「おひさま昼トクプラン」は、エコキュートや蓄電池、電気自動車などを利用しており、電気を使う時間を昼間にシフトできる家庭向けのプランです。特定の時間に供給過多になりがちな、太陽光発電による再生可能エネルギーを活用する施策のひとつとして作られています。
その特徴は、太陽光発電による電力の供給が多くなる、昼間の電力量料金単価が割安に設定されていること。エコキュートの利用や、蓄電池や電気自動車への充電を昼間に行うことで、電気代の節約につなげることが可能です。
「おひさま昼トクプラン」の供給エリア
九州電力「おひさま昼トクプラン」の供給エリアは、次のエリアです。
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 大分県
- 熊本県
- 宮崎県
- 鹿児島県
一部の離島など、九州電力の離島供給約款の対象エリアにお住まいの場合、「おひさま昼トクプラン」に申し込むことはできません。
「おひさま昼トクプラン」の申し込み条件
「おひさま昼トクプラン」に申し込むには、次の条件をすべて満たす必要があります。
- 申し込み条件
- エコキュートなどのヒートポンプ給湯器や、住宅設備用の蓄電池、電気自動車を使用しており、これらの使用時間帯を午前10時~午後4時までの時間にシフトできること。
- 契約電力が原則50kW未満であること。
- 1つの使用場所で動力を使用する電気料金プランと合わせて契約する場合、契約電力の合計が原則50kW未満であること。
1つの使用場所で動力を使用する電気料金プランと合わせて契約し、契約者が希望する場合は、九州電力送配電の供給設備の状況などから、九州電力送配電が技術上または経済上低圧での電力供給が適当と認めた場合、50kW以上でも申し込めることがあります。この場合、九州電力送配電は契約者の土地、または建物に、変圧器などの供給設備を施設することがあります。
「おひさま昼トクプラン」の料金
区分 | 単位 | 九州電力「おひさま昼トクプラン」料金(消費税率10%) | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 契約電力10kW以下 | 1契約 | 1888円80銭 | |
契約電力10kWをこえる場合 | ~15kW | 1契約 | 4758円20銭 | |
16kW~ | 1kW | 573円88銭 | ||
電力量料金 | おひさまタイム (10時~16時) | 夏冬 | 1kWh | 13円47銭 |
春秋 | 12円37銭 | |||
シフトタイム (8時~10時・16時~18時) | 夏冬 | 1kWh | 35円02銭 | |
春秋 | 31円84銭 | |||
だんらんタイム (18時~翌8時) | 1kWh | 18円37銭 |
「夏冬」とは7月1日~9月30日および12月1日~2月28日の期間(閏年の場合は2月29日までの期間)をいい、「春秋」とは3月1日~6月30日および10月1日~11月30日の期間をいいます。「おひさま昼トクプラン」は、実量制契約です。基本料金は、前の1年間でもっとも多くの電力を使った30分間を基準にして、九州電力側で設定されます。
九州電力「おひさま昼トクプラン」は、エコキュートや蓄電池、電気自動車を利用している家庭向けのプランです。基本料金は契約容量によって異なります。
また、電力量料金単価は時間帯および季節ごとに一律に設定されており、昼間の電力量料金単価が他の時間帯と比べて、割安に設定されています。
「おひさま昼トクプラン」のメリットとデメリット
ここでは、「おひさま昼トクプラン」のメリット・デメリットについてご紹介します。
「おひさま昼トクプラン」のメリット
「おひさま昼トクプラン」の最大のメリットは、昼間の電気料金が安くなること。リモートワークなどで昼間の在宅が多い人や、夜間よりも昼間に電気を多く使う家庭なら、電気代の節約につながります。
また、九州電力の会員ページ「キレイライフプラス」では、電気使用量の確認や、設定した使用量をこえた際の通知機能などが利用できます。1カ月の電気使用量100kWhにつきQピコが1ピコが貯まるメリットもあり、各種の抽選応募に利用できます。
「おひさま昼トクプラン」のデメリット
「おひさま昼トクプラン」は昼間の電力量料金単価が安く設定されている一方、朝夕の時間帯の単価は割高に設定されています。エコキュートや蓄電池、電気自動車などの機器の使用時間が朝夕や夜の場合、かえって電気代が高くなってしまう可能性があります。
また、太陽光発電設備がある家庭では、エコキュートや蓄電池、電気自動車の使用時間を昼間にシフトすることで売電収入が少なくなり、結果的にお得にならないこともあるので、注意しましょう。
他のプランも併せて検討
九州電力「おひさま昼トクプラン」は、自宅の設備状況や電気の使い方によっては、あまりお得にならないことも。時間帯によって電気料金が安くなるプランは、別の電力会社でも提供しています。より多くの電力会社・電気料金プランで比較することをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得な特典やキャンペーンの有無なども確認できるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
時間帯によって料金単価が変動する電気料金プランについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
時間帯によって電気料金が安くなるプランとは?おすすめ会社も紹介!
「おひさま昼トクプラン」の申し込み方法や契約について
ここでは「おひさま昼トクプラン」の契約方法や、契約に関する情報についてご紹介します。
「おひさま昼トクプラン」の切り替え手続き・契約方法
「おひさま昼トクプラン」に切り替える場合、次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。
- Step1.契約に必要な情報を用意する
- 供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカード・口座番号などの情報を用意します。
- Step2.Webで手続きをする
- 九州電力は、Webで申し込みをします。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。
- Step3.使用開始日の確認をする
- Webでの手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。
引越し時の手続きは方法が異なります。詳しくはこちら。
九州電力の引越し手続き 電気の新規・解約の申し込み方法は?
「おひさま昼トクプラン」の支払い方法
「おひさま昼トクプラン」では、次の支払い方法が利用できます。
- 契約手数料は?
- かかりません。
- 支払い方法は?
- 口座振替・クレジットカード払い・SMS決済・振込用紙が利用できます。「おひさま昼トクプラン」で支払いに振込用紙を利用する場合、書面発行手数料として220円(税込)/通がかかります。
- 請求書は?
- Web上のマイページで確認できます。「おひさま昼トクプラン」で紙の請求書を希望する場合、書面発行手数料として110円(税込)/通がかかります。
「おひさま昼トクプラン」の契約期間や解約料
- 契約期間は?
- 料金適用開始の日から、その日が属する年度※の末日まで(以降、1年ごとに自動更新)となっています。
- 解約手数料は?
- かかりません。
- 解約違約金は?
- かかりません。
※4月1日から翌年の3月31日までの期間をいいます。
「おひさま昼トクプラン」はシミュレーションが必要
九州電力の「おひさま昼トクプラン」は、エコキュートや電気自動車などの機器を昼間に使うことが多い人向けのプラン。電気の使い方や設備状況によってはお得にならない場合もあるので、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。ぜひ一度試してみてくださいね。
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