光回線の種類一覧!特徴とメリット・デメリットを比較
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光回線の種類は、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光だけではありません。「光コラボ(光コラボレーション)」や「ダークファイバー」「電力系光回線」といった種類のサービスがあり、それぞれ特徴が異なります。
本記事では、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。これから光回線の申し込みを検討している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 更新日
- 2024年11月8日
光回線の種類
光回線の種類ごとの特徴を次の表にまとめました。
種類 | 特徴 | サービス例 |
---|---|---|
フレッツ光 | NTT東日本/西日本が提供 | フレッツ光 |
光コラボ | NTT東日本/西日本の光ファイバーケーブルを他の事業者が借りて提供 | ドコモ光、SoftBank 光など |
ダークファイバー | NTT東日本/西日本の予備の光ファイバーケーブルを他の事業者が借りて提供 | auひかり、NURO 光 |
電力系光回線 | 電力会社が保有している光ファイバーケーブルを利用。電力会社のグループ会社が提供 | eo光、ピカラ光など |
そのほかの大きな違いとして挙げられるのが提供エリア。フレッツ光と光コラボは全国で提供しているのに対し、ダークファイバーと電力系光回線は一部エリアに限定されています。特に電力系光回線は、各地域の電力会社の電力供給エリアに限定されていて、eo光は関西、ピカラ光ねっとは四国のみのようになっています。
それぞれについて、さらに詳しく解説していきます。
フレッツ光
フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供している光回線サービスです。固定電話などでも馴染みのあるNTTのサービスということもあり、安心感を持てる方も少なくないでしょう。
47都道府県で利用できるため、引越しが多く、転居先でも同じサービスを利用し続けたいという方にとっておすすめ。また、ほかの光回線の種類と違いプロバイダを選べるのはメリットである一方、人によっては個別で選択して契約する手間が生じるためデメリットに感じる場合もあります。
フレッツ光の回線利用料金だけでなくプロバイダの料金がかかるのも気をつけたいポイント。プランとプロバイダの組み合わせによっては、そのほかの種類の光回線よりも割高になってしまうためです。
光コラボ
光コラボは、NTT東日本・西日本の光ファイバーケーブルを他の会社が借りて提供するサービスで、「ドコモ光」「SoftBank 光」などが該当します。2024年9月時点では、520社以上が光コラボとして登録されていて、選択肢が多いのは大きなメリットです。多くの会社では、スマホや電気・ガスサービスとのセット割、長期契約による割引などを用意していて、自分にマッチしたものを選べば、フレッツ光よりも割安な料金で光回線を利用できますよ。
回線とプロバイダがセットになっており、契約・支払い先を1つにまとめられるのもフレッツ光との違いと言えるでしょう。一方で、回線を多くの光コラボで共有利用しているため、後述のダークファイバーや電力系光回線と比較して、利用者が多くなると混雑が発生しやすく、通信速度が低下するデメリットがあります。
ダークファイバ―
ダークファイバ―とは、NTT東日本・西日本の使用していない予備の光ファイバーケーブルを、他の会社が借りて提供するサービスで、NURO 光やauひかりなどが該当します。光コラボと比べると、回線が混雑しにくく、通信速度が安定しているのが特徴です。一方、提供エリアが限定されているほか、工事が必須で、申し込みから開通までの期間が1~3カ月と長期となることがデメリットです。
ダークファイバーの提供エリア
- NURO 光
- 北海道、宮城県、福島県、山形県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、広島県、岡山県、福岡県、佐賀県宮城県、福島県、山形県は「10ギガプラン」のみ提供
- auひかり
-
ホーム1ギガ
全国(大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県、沖縄県を除く)
-
ホーム10ギガ・5ギガ
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリア
電力系光回線
電力系光回線とは、電力会社のグループ会社が独自に提供している光回線サービスです。ダークファイバーと同じく、光コラボと比較して回線が混雑しにくく、通信速度が安定しているのがメリットです。多くの会社で電気とセットで契約するとセット割が適用されるプランを用意しているのも特徴。
ただし、提供エリアが限定されている点は注意が必要です。
電力系光回線の提供エリア
- コミュファ光
- 長野県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- eo光
- 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県
- ピカラ光
- 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
- メガ・エッグ 光ネット
- 広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県
- BBIQ
- 福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県、熊本県、大分県、鹿児島県
電力系光回線について詳しく知りたい方はこちら
電力系光回線の一覧まとめ!各電力会社の回線の特徴やおすすめプランは?
【目的別】光回線の種類の選び方
光回線の種類の選び方を、インターネットの利用目的別にまとめました。これから光回線を選ぶ方は参考にしてみてください。
速度重視の方は「フレッツ光」「ダークファイバー」「電力系光回線」
オンラインゲームを楽しんだり、テレワークでオンライン会議が頻繁に行われたりする場合は、安定して通信速度を出せることが重要です。そんな方は、フレッツ光や、独自回線でサービス提供を行っているダークファイバー、電力系光回線を選ぶのがおすすめ。光コラボは複数の事業者で回線をシェアしているため、利用者が多いと混雑し、時間帯によっては通信速度が低下する可能性があります。
料金重視の方は「ダークファイバー」「光コラボ」
月々の通信費を抑えたい方は、お得な割引制度を用意しているダークファイバーや光コラボがおすすめ。スマホや電気ガスなどのサービスと組み合わせたセット割や、長期契約での割引など、各社さまざまな割引制度を提供しています。特に割引額が大きいのは、スマホとのセット割です。
例えば、光コラボのサービスのひとつであるドコモ光では、「eximo」や「irumo」などの対象プランを利用していると、スマホの月額料金から最大1,100円割引を受けられます。さらに、離れた家族も含めて20回線まで対象となるため、3人家族では月3,300円の節約が可能に。このように、自分に合った割引制度を活用できるダークファイバー、光コラボにすると、通信費の節約につながります。
ダークファイバーなどに申し込めないエリアの方は「フレッツ光」「光コラボ」
ダークファイバーや電力系光回線は、利用可能なエリアが限定されます。各社のホームページで提供エリアが確認できるので、契約前にチェックしてください。エリア外で利用できない場合は、全国で提供しているフレッツ光や光コラボがおすすめです。
自分に合った光回線の種類を選ぼう
光回線の種類について、それぞれのサービス内容やメリット・デメリットなどをご紹介しました。通信速度の安定性や提供エリア、費用など、サービスによって特徴が異なります。どのようなシーンでインターネットを利用するのか、あるいは何を重視するのかなどを事前に考え、目的に合ったサービスを選びましょう。
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