PC廃棄の方法と注意点、データ消去も忘れずに!

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年始のバーゲンなどでパソコンを買い替えた方も多いのではないでしょうか。ところで、不要になったパソコンの廃棄方法をご存知ですか?PCの廃棄方法と、廃棄時の注意点について解説します!
パソコンの回収方法は2種類ある
パソコンの回収はこれまで「資源有効利用促進法」により、パソコンメーカーによる回収が行われてきました。2013年4月に「小型家電リサイクル法」が施行されたことで、現在は自治体により回収が行われている場合があります。
- パソコンメーカーに回収を依頼する
- 自治体や家電量販店に回収を依頼する
パソコンメーカーに回収を依頼する
パソコンメーカーに回収を依頼する場合の手順は以下のようになります。
パソコン廃棄の手順
まず、パソコンメーカーに回収の申し込みをします。申し込むと回収・再資源化料金の振込用紙が自宅に送付されます。振り込み後、ゆうパックでメーカー宛に廃棄するパソコンを送れば完了です。コード類やマウスなどは、パソコンと一緒に廃棄手続きをします。対象品目は下記の通りです。
- デスクトップパソコン本体
- ノートブックパソコン
- ブラウン管ディスプレイ
- 液晶ディスプレイ
- ディスプレイ一体型パソコン
- プリンタ
- スキャナー
- ワープロ
- PDA
- ワークステーション/サーバ
- ゲーム機
- 取扱説明書/マニュアル
- CD-ROMなどの記録メディア
梱包について
パソコンの梱包は自分で行う必要があります。配送の途中で梱包に使った箱が破れないよう配慮しましょう。主な注意点は下記の通りです。
- 厚手のビニール袋2枚重ねもしくはダンボール箱に梱包する
- 使用済みパソコンは重さ30㎏まで
- 梱包する箱は縦、横、高さ合計170㎝以内
- 発泡スチロールなどの緩衝材は入れない
- 30㎏を超える場合や梱包する箱が170㎝を超える場合はメーカーに連絡する
回収について
回収方法は「戸口集荷」と「持ち込み」の2種類。なお、コンビニや郵便切手類販売所、簡易郵便局、郵便局以外のゆうパック取扱所では受け付けていません。
- 戸口収集
- 「エコゆうパック伝票」に記載されている集荷受付センターに連絡し、集荷希望日を伝えましょう。
- 持ち込み
- 梱包後、「エコゆうパック伝票」を貼り付けて、お近くの郵便局に持ち込みます。
自治体や家電量販店に回収を依頼する
2013年4月に「小型家電リサイクル法」施行以降、各自治体では小型家電のリサイクルが進んでいます。回収方法は自治体により異なりますが、リサイクルボックスを設置して回収を行っている自治体が多いです。お住まいの自治体でパソコンの回収を行っている場合は利用しましょう。
また、ケーズデンキなどの販売店でも回収を行っている場合があります。
廃棄時の注意点
なんと言っても、データ消去です!怖い時代ですから、正しい方法でデータ消去を!
データ消去について
パソコンには、個人情報をはじめさまざまな重要なデータが保管されています。ですから、廃棄前にはこのようなデータが流出しないようデータ消去が必要です。
パソコンのデスクトップ画面のゴミ箱に不要なデータを入れただけでは、完全にデータを消去したことにはなりません。一般社団法人パソコン3R推進協会は、3つのデータ消去方法を推奨しています。
- 専用ソフトウェアでの消去
- ハードディスクに無意味なデータを上書きする方法。専用のソフトウェアを購入する必要があるため、頻繁にパソコンを廃棄する方におススメ。
- 専用装置での消去
- 「消磁装置」と呼ばれる専用装置を使う方法です。この方法を使う場合、データ消去サービスを提供している会社に依頼するのが一般的です。
- HDD(ハードディスクドライブ)を物理的に破壊する
- 専用機器でハードディスクを破壊する方法です。最も原始的な方法ですが、自分で行うと破片が飛び散るなどのリスクがあります。販売店でもこの方式でサービスを提供しているところがあるので、依頼するのも良いでしょう。
PC廃棄方法まとめ
PCの廃棄方法について解説しました!パソコンを廃棄する場合は、しっかりとデータ消去を行ってくださいね。