ペットヒーターの電気代は?失敗せずに選ぶには?
寒さが増す中で、ペットを飼っていると「ペットが寒さで身体を壊してしまわないか」気になりますよね。ペットヒーターの購入を検討されている方や、実際に使われている方のなかには、電気代がどのくらいかかるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
人間用と違って、ペットヒーターにかかる電気代は決して高くはありません。ペットヒーターの電気代と、失敗しない選び方を紹介します。
- 更新日
- 2023年12月18日
ペットヒーターの電気代目安はいくら?
1日10時間ペットヒーターを1カ月(30日間)使った場合にかかる電気代は、以下のようになります。
消費電力 | 1カ月の電気代 | |
---|---|---|
アサヒ ペットヒーター (小鳥・小動物・爬虫類向け) | 20W | 186円 |
40W | 372円 | |
60W | 558円 | |
100W | 930円 | |
マルカン 保温電球 (小鳥・小動物・爬虫類向け) | 20W | 186円 |
40W | 372円 | |
100W | 930円 | |
三晃商会 パネルウォーマー (小動物・爬虫類向け) | 8W | 74.4円 |
14W | 130.2円 | |
16W | 148.8円 | |
32W | 297.6円 | |
貝沼産業 ユカペットEX (うさぎ・犬・猫向け) | Sサイズ(25W) | 232.5円 |
Mサイズ(30W) | 279円 | |
Lサイズ(55W) | 511.5円 | |
LLサイズ(130W) | 1,209円 | |
アイリスオーヤマ ペット用ホットカーペット (うさぎ・犬・猫向け) | Sサイズ(10W) | 93円 |
Mサイズ(11W) | 102.3円 | |
Lサイズ(18W) | 167.4円 | |
LLサイズ(33W) | 306.9円 | |
3Lサイズ(68W) | 632.4円 |
ヒーターの電気代を出すための計算方法
ペットヒーターを購入する際には、消費電力(W)をチェックしてください。以下の計算式で電気代が計算できます。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
- 消費電力(W)÷1,000×時間×31円/kWh=電気代
例えば、120Wのヒーターを10時間使用した際の電気代は以下の通りとなります。
- 120W÷1,000×10時間×31円/kWh=37.20円
ペットヒーターを購入する際、事前に自分の家でヒーターを使用する場合どのくらい電気代がかかるのかチェックすることをおすすめします!
それではペットヒーターの商品別に、特徴と電気代をみていきましょう。
アサヒ ペットヒーター(小鳥・小動物・爬虫類向け)
旭光電機工業のペットヒーターは主に小鳥や小動物、爬虫類のペットを対象にしたヒーターです。
写真で見るより実物のサイズは大きいので、購入する際は設置する場所のサイズを考慮して選ぶとよいでしょう。
1日10時間、1カ月使用した場合、かかる電気代は以下通りです。
- 20W
- 186.00円
- 40W
- 372.00円
- 60W
- 558.00円
- 100W
- 930.00円
マルカン 保温電球カバー付(小鳥・小動物・爬虫類向け)
マルカン保温電球も同じく小鳥や小動物、爬虫類のペットを対象にしたヒーターです。ペットがあやまってコードをかじってしまわないように、保護コイルもついています。
1日10時間、1カ月使用した場合、かかる電気代は以下通りです。
- 20W
- 186円
- 40W
- 372円
- 100W
- 930円
三晃商会 パネルウォーマー(小動物・爬虫類向け)
パネルウォーマーはケージの下に敷くタイプのヒーターであるため、主に小動物や爬虫類を対象にしたヒーターです。温度が上がるにつれ、電気が流れにくくなり、保温温度が一定に保たれます。
ただし、電球タイプのものよりW数の割に値段が高いです。
1日10時間、1カ月使用した場合、かかる電気代は以下通りです。
- 8W
- 74.40円
- 14W
- 130.20円
- 16W
- 148.80円
- 32W
- 297.60円
貝沼産業 ユカペットEX(うさぎ・犬・猫向け)
ユカペットは主にうさぎ・犬・猫を対象としたヒーターです。
Sサイズはうさぎ、ヨーキーやトイプードルなどの小型犬、子犬や子猫などにおすすめ。
LLサイズはセントバーナードなど大型犬まで対応しています。また、高温と低温のリバーシブルで使用できます。
1日10時間、1カ月使用した場合、かかる電気代は以下通りです。
- 丸型(25W)
- 232.50円
- Sサイズ(25W)
- 232.50円
- Mサイズ(30W)
- 279.00円
- Lサイズ(55W)
- 511.50円
- LLサイズ(130W)
- 1,209.00円
アイリスオーヤマ ホットカーペット ペット用 Lサイズ PHK-L(うさぎ・犬・猫向け)
こちらも主にうさぎ・犬・猫を対象としています。
防臭加工されており、2つの温度調整が可能です。取り外して洗えるカバーが付いています。
1日10時間、1カ月使用した場合、かかる電気代は以下通りです。
- Sサイズ(10W)
- 93円
- Mサイズ(11W)
- 102.3円
- Lサイズ(18W)
- 167.4円
失敗しない!ペットヒーターを選ぶポイント
さまざまなペットヒーターがある中、どのように選べばよいのか迷ってしまいますよね。
ポイントをおさえて、ペットに合ったペットヒーターを選びましょう。
用途を決めよう
ヒーターを購入する際には、まずどこまでを暖めたいのかを考えましょう。暖める範囲が局部的なのか、広範囲なのかによって購入するヒーターの種類が変わってきますね。
また、パネルヒーターが適している動物や電球が適している動物など、ペットの種類によっても異なります。更に家の環境によって、大型ヒーター1枚か、個別に数枚必要かなども考える必要があります。
サイズを確認しよう
実際購入してみるとサイズが違って着られなかった洋服などはないですか?ペットヒーターも、実際に購入したら大きさが合わなかった、入らなかったというもあります。
インターネットで購入する場合でも、必ずサイズ表記を確認しましょう。自分がヒーターを置きたい場所のサイズと実際のヒーターのサイズをしっかり測ってから、購入するようにしましょう!
ペットが使ってくれるかを確認しよう
犬猫用のカーペットは形や質感によって、せっかく買ったのにペットがなかなか使ってくれないという場合があります。
日頃ペットが使っている寝床と形が似ていたり、質感が似ているとあまり抵抗なく使ってくれるようになるかもしれません!
商品の値段と電気代のバランスを確認しよう
ヒーターもメーカーや大きさ、ワット数によってお値段はさまざまです。また、ワット数によっては今後かかる電気代が変わるので、商品の値段と電気代を考慮して条件に合ったものを選びましょう!
ペットの種類に合わせて性質に適したペットヒーターを選ぼう
ペットの性質に合わせてペットヒーターを選びましょう。ペット別のおすすめのペットヒーターを紹介します。
文鳥・セキセイインコなどの小鳥におすすめなペットヒーターは?
小鳥は室温25~30℃、湿度40~60%(熱帯や亜熱帯地方の小鳥なら60~80%)が適温といわれています。小鳥は体内のにある気のうに外気を送って体温調整をしていて、暖かい空気が入ると体が温まる仕組みになっているため、ケージ全体が温まるように工夫をしてあげましょう。
また鳥カゴの設置場所にも注意して、昼夜の温度差のない場所や、すき間風の入り込まない場所に置いてください。
ハムスターにおすすめなペットヒーターは?
ハムスターは室温20~26℃、湿度40~60%が適温といわれています。体が小さく体力が無いため、適温を維持してあげないと体温を一定に保とうとして体力が奪われてしまいます。
また気温が10℃を下回ると、冬眠のような状態となり死んだように動かなくなってしまうこともあります。暖かい部屋で飼うか、専用のヒーターを使用する必要があります。
参照:ハムスターに適した温度・湿度(適温・気温・適湿)|ハムエッグ
うさぎにおすすめなペットヒーターは?
うさぎは室温15~26℃、湿度40~60%が適温といわれています。1年を通じて気温の変化がない環境の場合、冬から春・秋から冬の2回の換毛に影響して毛の生え変わりがうまくいかない場合があるので、季節ごとに室温に変化をつけてあげるとよいでしょう。
犬におすすめなペットヒーターは?
犬は室温20℃前後、湿度40~60%がよいといわれています。愛犬の生活している高さに温度計を取り付ける、もしくはベッドの近くに一緒にしゃがんでみたりして、すきま風や下からの冷えにさらされていないかを知りましょう。
小型犬 / 幼犬、病中病後の犬、高齢犬 / 病気で毛が薄くなっている犬 / 犬種の原産国が温かい国 / 耳などが大きく、放熱しやすい犬(チワワなど) / 毛の生え方がシングルコート、もしくはダブルコートだがアンダーコートの量が少ない
猫におすすめなペットヒーターは?
猫は室温20~28℃、湿度50~60%が適温といわれています。猫は比較的暑さには強いですが、寒さに弱い動物です。また体温は約38~39℃ということなので、体温以上に温度が上がってしまうペットヒーターは避けるようにしましょう。
参照:猫の体温がいつもより低い|EPARK猫にとって最適な室温とは!暑い夏や冬の寒さを乗り切る方法|ねこちゃんホンポ
ヒーターと一緒に買うと、効果が上がるグッズ!
ヒーターをせっかく購入しても、使い方次第では暖めすぎてペットに害を与えてしまったり、せっかくあたためた熱を無駄にしてしまう場合があります。ペットヒーターと一緒に使うと効果的なグッズを紹介します!
ヒーターの温度調節ができる!アサヒ 電子サーモスタット
この電子サーモスタットは、自動的にヒーターをON/OFFしながら設定した温度を保ってくれます。
電球タイプのヒーターは点けたままにしているとどんどん温度が上がっていってしまいます。家を空けることが多い人や旅行などに行ってしまうとこまめに温度調整をするのは難しいですよね。
このサーモスタットがあると設定した温度で常にヒーターを調整できるので、安心してヒーターを使えます。
暖めた空気を逃がさない!小鳥カゴの防寒カバー
カゴを覆うようにカバーをするので、冷たい空気が入りにくくなります。室温によってはペットヒーターを使わず、このカバーのみで防寒することもできます。
カバーはビニール製なので、ペットヒーターと併用して使用する場合はカバーが溶けてしまわないよう注意しましょう。ただし、ワット数の少ないものだとあまりその心配もないようです。
直接熱を伝えない!ユカペットの専用カバー
貝沼産業のユカペットに付属でつける専用カバーです。
犬や猫の場合、毛質によっては皮膚に直接熱が伝わりすぎてしまうのが心配ですよね。このような専用カバーをつければ優しく暖められる上に、ヒーターの汚れ防止もできます。
ペットに適したペットヒーターを選んで、電気代も節約!
ペットヒーターの電気代と、失敗しない選び方を紹介しました。
1日10時間で1カ月使用した場合のペットヒーターの電気代は、74.4円(消費電力8W)~1,209円(消費電力130W)と、消費電力によって異なります。
また、ペットヒーターには筒状やパネル型、ホットカーペットなど形状や設置方法が多数あるので、ペットの性質に合わせて選びましょう。
ペットヒーターの電気代など、ペットを飼っていると電気代がかかりますよね。電気代を安くしたいなら、今の電気料金プランを見直してみませんか?毎月の電気使用量や電気を使う時間帯など、ご家庭の電気の使い方に合った電力会社のプランに切り替えるだけで、ペットがいても電気代を安くできる可能性があります!
エネチェンジでは、さまざまな電力会社のプランを比較して、そのまま申し込みもできます。毎月の電気代や郵便番号など簡単な条件を入力するだけで、電気代がどのくらい節約できるのかもわかるので、ぜひ活用してみてくださいね。
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