炊飯器の電気代はいくら?炊飯時と保温時の電気代を紹介
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炊飯器の電気代は、いくらかかっているかご存知でしょうか?炊飯器の電気代は炊飯時にもっとも高くなりますが、保温時にかかる電気代にも要注意。長時間保温することで電気代が余計にかかってしまうこともあるのです。
本記事では炊飯器の種類別の電気代と、炊飯器の電気代を節約するアイデアをご紹介します。
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- 更新日
- 2021年10月26日
炊飯器の種類は主に3種類
ここでは炊飯器の種類について、現在多く出回っている主な3種類の炊飯器の特徴をご紹介します。
圧力IH炊飯器
圧力IH炊飯器とは、沸点を高めて短時間で炊き上げる圧力炊飯と、内釜全体を加熱するIH(電磁誘導加熱)の加熱を組み合わせた炊飯器です。電気炊飯器の中ではもっとも効率が高く、水分がよく浸透するのでご飯が冷えてしまっても、比較的もちもち感を保つことができます。
多くの上位機種がこの方式を採用しており、高性能で保温性能にも優れた機種が多いのが特徴です。玄米や雑穀米をおいしく炊ける機種もあり、ごはんにこだわる人におすすめしたい炊飯器です。
IH炊飯器
IH炊飯器は圧力IH炊飯器から圧力炊飯機能を省いたものです。強い火力でごはんを炊くことができ、お釜全体にむらなく熱を伝えることができるのが特徴です。保温機能にも優れているため、何食分かまとめて炊く際にぴったりの炊飯器です。
現在、炊飯器といえばこのタイプを指すことが多く、それだけに価格帯にも幅があります。
マイコン炊飯器
マイコン炊飯器とは、底部のヒーターが生み出す熱を釜に伝えるタイプの炊飯器です。熱の強さはIHと比べると弱く、底部から加熱するために温度にむらが生じやすいという欠点もあります。また釜が薄いものが多いため、保温中はごはんが乾燥しやすくなります。
ただし本体価格が他の方式と比べると安く、一度に炊ける量が少ないものが多いため、一人暮らしには最適の炊飯器といえます。
炊飯器の種類による電気代
ここでは炊飯器の電気代について、先に解説した3種類それぞれの電気代を、実際の商品を例に挙げてご紹介します。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
圧力IH炊飯器の電気代
- 電気代(炊飯時/保温時1時間/保温時3時間):5.00円/0.57円/1.73円
アイリスオーヤマの「RC-PD50」は、圧力IH方式を採用した炊飯器です。圧力IHの高い炊飯能力によって炊き上がりを調節できるのが特徴で、ごはんの食感をお好みに応じて調節できます。また冷凍目的の炊飯モードもあるので、後述する電気代の節約にも活かすことができます。
IH炊飯器の電気代
- 電気代(炊飯時/保温時1時間/保温時3時間):5.43円/0.53円/1.58円
ZOJIRUSHIの「NW-SA10」は、IH方式の炊飯器です。センサーで温度をコントロールし、ごはんの水分の蒸発を抑える優れた保温機能が特徴です。IH方式ならではの高火力で、ふっくらとした炊き上がりだけでなく、ごはんの固さも調節することが可能です。
マイコン炊飯器の電気代
- 電気代(炊飯時/保温時1時間/保温時3時間):3.03円/0.29円/0.86円
ZOJIRUSHIの「NL-BV05」は、マイコン方式の炊飯器です。上ふたや釜の側面にもヒーターが搭載されているのが特徴で、マイコン炊飯器の弱点である加熱のむらを抑えることができます。他の種類の炊飯器と比べ、電気代が安い点もメリットのひとつです。
炊飯器の電気代を抑えるじょうずな使い方
ここでは炊飯器の電気代を抑えるために、覚えておきたい炊飯器のじょうずな使い方をご紹介します。ごはんの味を落とすことなく、電気代を抑えることができるので、ぜひ一度試してみてくださいね。
保温時間を短くする
炊飯器の電気代は、保温を使う時間が長いほど高くなります。この保温時間を短くするには、炊きあがったごはんを冷凍保存するのが手軽な方法です。長い間保温しているとごはんは乾燥して固くなってしまうことがありますが、冷凍保存なら、比較的ごはんの味を落とさずに保存することができます。冷凍保存したごはんは電子レンジで数分加熱するだけで、おいしく食べられますよ。
タイマー機能を活用する
保温時間を短くするために、タイマー機能を利用する方法もあります。ごはんを炊いてから食べるまでの時間が長いと、どうしても保温に頼りがち。そこで毎日の生活リズムの中で、実際にごはんを食べる時間に合わせて炊飯をタイマーで予約することで、保温を使う時間を極力減らし、電気代を抑えることができます。
エコ炊きモードを利用する
炊飯器によっては、「エコ炊飯」や「エコ炊き」などの省エネ機能を搭載していることがあります。これらの機能を使うことで火力を抑えて通常の炊飯より消費電力を少なくすることができるので、電気代を抑えるには必須の機能といえます。
ただし火力を抑えてごはんを炊くため、炊き上がりが少し固くなることがある点には注意が必要です。
一度にまとまった量を炊く
ごはんをこまめに炊いていると、炊飯に加えて保温を使う回数が増え、それだけ電気代もかさんでしまいます。ごはんを炊く際はまとめて多めに炊飯し、すぐに食べない分は上で紹介したように冷凍保存するように心がけると、炊飯や保温を使う回数が減り、結果として電気代を抑えることができますよ。
使わないときはコンセントを抜く
炊飯器のコンセントを抜き差しすることは普通はありませんが、コンセントを差している間は待機電力が発生します。この待機電力は1日単位で見れば気にするような大きさではありませんが、コンセントを差しっぱなしにしている以上、年単位で見れば電気代にいくらかの差が生まれてしまいます。少しでも電気代を抑えたいなら、使わないときはコンセントを抜いておくようにしましょう。
家電にかかる電気代をおさえるために電力会社の切り替えを検討しよう
炊飯器の電気代は炊飯回数を少なくしたり、保温ではなく冷凍保存することで節約することができます。しかし生活リズムによっては、とてもそこまで手が回らない方もいるかもしれません。炊飯器に限らず、家電製品の電気代を少しでも節約したいなら、大本の電力会社・電気料金プランを切り替えてしまうのもひとつの方法ですよ。
電気・ガスの比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで、あなたに最適な電力会社を見つけることができますよ。ぜひ一度試してみてくださいね。
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