エアコン暖房の1時間あたりの電気代は?節約のポイントも解説
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本記事では、エアコン暖房時にかかる電気代や、エアコン暖房時の電気代を節約するテクニックをまとめました。
本記事での電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
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- 更新日
- 2023年1月18日
エアコン暖房の電気代の計算方法
エアコンの電気代は、「期間消費電力量」をもとに計算します。期間消費電力量は、そのエアコンを1年間使用した際にかかる電力量の目安です。電気代の計算方法は、以下のとおりです。
- 期間消費電力量×1kWhあたりの電力量料金=年間の電気代の目安
仮に期間消費電力量が800kWhのエアコンの場合、1kWhあたりの電力量料金を31円で計算した場合、
- 800kWh×31円=24,800円
となり、年間にかかる電気代の目安は24,800円となります。
ただし、エアコンは運転中に消費電力が大きく変化するため、エアコンの仕様欄に記載された消費電力から正確な電気代を計算することはできません。また、上記の目安は冷房と暖房の両方を含むため、暖房のみの電気代は別の方法で計算する必要があります。
暖房1時間あたりの電気代の目安を解説
三菱電機の2022年モデルのルームエアコン「霧ヶ峰 FZシリーズ」を例にすると、1時間あたりの電気代は次のようになります。
畳数の目安 | 年間電気代 | 1時間あたりの電気代 (暖房時) |
---|---|---|
14畳 MSZ-FZ4022S | 30070円 (期間消費電力量970kWh) | 2円17銭〜108円50銭 (消費電力70W〜3500W) |
18畳 MSZ-FZ5622S | 46252円 (期間消費電力量1492kWh) | 2円48銭〜113円77銭 (消費電力80W〜3670W) |
20畳 MSZ-FZ6322S | 53537円 (期間消費電力量1727kWh) | 2円48銭〜115円01銭 (消費電力80W〜3710W) |
23畳 MSZ-FZ7122S | 63085円 (期間消費電力量2035kWh) | 2円79銭〜120円28銭 (消費電力90W〜3880W) |
26畳 MSZ-FZ8022S | 74462円 (期間消費電力量2402kWh) | 3円72銭〜122円76銭 (消費電力120W〜3960W) |
29畳 MSZ-FZ9022S | 94240円 (期間消費電力量3040kWh) | 4円34銭〜122円76銭 (消費電力140W〜3960W) |
例えば三菱電機「霧ヶ峰 FZシリーズ」(14畳~29畳)を暖房で使用する場合、1時間あたりの電気代は、最小能力時で2円17銭~4円34銭、最大能力時で108円50銭~122円76銭となります。
エアコンは対応した畳数の目安が広くなるほど消費電力が大きくなるため、電気代も高くなる傾向があることがわかります。
エアコンの暖房の電気代を抑えるポイント
ここでは、エアコン暖房時の電気代を節約する方法をご紹介します。
暖房は自動運転モードでの利用を基本にする
エアコンは、設定温度まで温度を上下させている際に、もっとも電力消費が大きくなります。一度設定温度に達してしまえば、温度を維持するための微調整にはあまり電力を使いません。
この点において、自動運転モードは人間が細かく操作するよりも効率的に室温をコントロールできるので、温度の上下にかかる電力の消費を抑えながら、快適な温度に調節することができます。
カーテン・断熱材などで冷気が入るのを防ぐ
家のなかで、もっとも冷気が入りやすいのは窓から。入るだけでなく熱が逃げていくのも窓からなので、窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを断熱タイプのものに交換するなどして対策しましょう。窓から逃げていく熱を少なくできれば、暖房器具の効率アップにも繋がりますよ。
他の暖房器具を利用する
温度の高い空気は部屋の上部に溜まりやすい性質があるので、単にエアコンを点けているだけでは、足元まではなかなか暖まりません。扇風機やサーキュレーターを利用して室内の空気を循環させたり、足元の暖房はホットカーペットやこたつで賄うなどすれば、エアコンの暖房にかかる電気代を節約できます。
室温は20度を目安にする
経済産業省資源エネルギー庁によると、エアコンの暖房の設定温度を21℃から20℃に下げるだけで、年間で約1,650円の電気代が節約できるとしています。20℃では寒く感じる場合は、上記のように別の暖房器具を組み合わせて部屋を暖めるのがおすすめです。
エアコンの暖房の電気代を節約したいなら、電気料金プランの見直しも◎
エアコン暖房の電気代を節約する方法をご紹介しました。さらにエアコン暖房の電気代を抑えたいなら、電力会社・電気料金プランの見直しも検討してみましょう。
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