高田泰(政治ジャーナリスト)の記事
高田泰(政治ジャーナリスト)の新着記事
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洋上風力発電の事業化が動き始めています。洋上風力発電は事業規模が大きく経済効果も期待できるため、地域振興の面でも注目される産業のひとつです。
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原発で使い終えた核燃料の最終処分場に、過疎地の地方自治体が応募を検討し始めています。過疎地では人口減少や高齢化に伴って、税収が減り地域経済が低迷しています。過疎化により地域存続が難しくなっていることが、応募の背景となっているようです。
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福島県楢葉町は、東北地方で初めて再エネで作った電気を返礼品とするふるさと納税を開始しました。ふるさと納税では、電気を返礼品とする自治体はほかにも、群馬県中之条町、熊本県小国町、長野県五島市などがあり、各地域の自然を利用した方法で発電された電気を利用しています。
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香川県はため池数が全国で最も多く、水上太陽光発電の設置が相次いでいます。水上太陽光発電は山林伐採などの環境破壊がないなど、設置条件にメリットが多くありますが、強風で波が立つとパネルが破損する可能性があるなどのデメリットもあります。地上型のようにまだガイドラインもない中、水上太陽光発電を推進していくには、ため池を管理する自治体の対策が必要となってくるでしょう。
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NTTグループが再生可能エネルギー事業に参入します。三菱商事と協業して再エネ発電事業に取り組む、旧電話局の空きスペースに蓄電池を設置する、自前の送電網を利用して電力供給するなど、通信事業と電力インフラを掛け合わせた新たなビジネスを展開する方針です。
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太陽電池パネルを窓や外壁の建材と一体化させた外装システムが開発され、ビルの建設などに活用され始めています。これまでのように屋上や敷地などに設置する方法に比べて、外観の印象を損なわず、大きな面積で発電できます。ビルの電気が自給自足でまかなえる時代も近いでしょう。
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経産省は2030年度までに、段階的に石炭火力発電所を休廃止する方向で検討に入る方針を明らかにしました。日本では現在、電源構成の多くが石炭火力に依存し、2030年度の電源構成で石炭火力が26%を占めるとされています。地球温暖化防止として国際社会で石炭火力の休廃止が歓迎される一方、国内で安定したエネルギー供給をどう確保していくのかが課題です。
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神奈川県平塚市で、波のエネルギーで発電する波力発電の実証実験が始まりました。風力発電や太陽光発電と比べ、気象条件に左右されにくい発電方法として期待されています。建設コストが高い、海水による腐食など課題は多くありますが、海岸線の総延長が世界6位の海洋大国である日本にとって、新たなエネルギー源として注目です。
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新型コロナウイルスで、休業を余儀なくされて収入が減って困っている地域や人のために、新電力が全国で電力料金の値下げを始めています。また、火力発電の燃料となる原油価格が値下がっています。昼間の電気料金が安くなる新プランや、商品券による還元キャンペーンなど、取り組みはさまざまです。
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2022年4月から、都市ガス大手3社(東京ガス・大阪ガス・東邦ガス)に導管部門の法的分離を実施して、ガス製造・小売事業・導管事業の兼業を禁じます。都市ガス業界への新規参入を促しガス自由化を拡大するために、導管部門の中立化を強化することが、法的分離の目的のひとつです。これを機に、都市ガス業界が新たなを局面を迎えることになるでしょう。