高田泰(政治ジャーナリスト)の記事
高田泰(政治ジャーナリスト)の新着記事
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公営ガスの民営化が加速しています。ガス自由化による民間企業との競争、人口減少による利用者の減少などで、公営ガスの事業の継続が難しくなっているためです。仙台市を始め多くの地方自治体が民営化の計画を進めていますが、新型コロナ感染拡大の影響が心配されています。
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新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、電力・ガス業界にも影響が出ています。各電力・ガス大手会社は、状況の変化に応じた従業員の感染防止対策を講じながらも、電気や都市ガスの安定供給を守るために懸命です。
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農業を続けながら太陽光発電設備による発電事業が同時に行える、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)が注目されています。耕作中の農地に支柱を立て太陽光発電設備を設置するため、農業を廃止せずに済み、発電による売電収入で所得の安定が見込めます。農林水産省も推奨する、ソーラーシェアリングについて紹介します。
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福島県浪江町に再生可能エネルギーを活用した水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」が完成しました。FH2Rは水素の製造に必要となる電気をつくるために、石炭火力ではなく太陽光発電でつくった再エネ電力を大量に使用しており、二酸化炭素の排出量を考慮した新方式の水素供給システムです。浪江町は水素を利用したクリーンエネルギーで原発事故のイメージを払拭し、水素の町を目指して地域の復興に前向きに取り組んでいます。
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これまで日本は石炭火力輸出への公的支援を推進してきましたが、地球温暖化防止の観点から海外・国内からも批判の意見があがっています。世界各国で再生可能エネルギーへの積極的な取り組みが広がる中、日本の石炭火力輸出業はどうなっていくのでしょうか。
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発送電の法的分離が、2020年4月より実施されます。今までは発電設備と送配電設備の両方を、大手電力会社が所有し一体的に管理していましたが、この仕組みが大きく変わります。
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丸紅など13社は秋田県で洋上風力発電プロジェクトを計画し事業化します。稼働は2022年秋頃の見込みで、地元雇用も過疎化する地方創生の取り組みとしても期待されています。また長崎県の五島市沖は洋上風力発電の促進区域に指定され、日本の洋上風力発電が大規模に進み始めました。
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世界初となる川崎重工業の液化水素運搬船が、2019年末に進水しました。エネルギー自給率の低い日本では水素を有効活用したいところですが、製造コストが高いことが課題のひとつとなっています。コスト削減のため、今回の運搬船による実証実験では、褐炭の利用や水素の液化などの工夫が試みられます。液化水素運搬船の登場で、水素エネルギーの活用が新たな一歩を迎えます。
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鈴川エネルギーセンターが、石炭火力発電からバイオマス発電に転換します。世界的には石炭の発電利用を減少させていく動きがある一方、日本では原発の代替として、石炭火力の依存が強まり推進されています。石炭火力に対する国内外の動向や、バイオマス発電が抱える課題などについて紹介します。
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公営ガス国内最大手の仙台市が、2022年度を目標に、ガス事業民営化を進めています。供給地域の人口減少や、ガス自由化による新規参入競争の激化などが民営化の起因となっており、公営で都市ガス供給をする自治体は、さらに減少傾向となりそうです。