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デロンギの最新ヒーターの電気代は高い?オイルヒーターとはなにが違うの?

デロンギの最新ヒーターの電気代は高い?オイルヒーターとはなにが違うの?
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世界70カ国以上で使われているイタリアの家電ブランド、デロンギ(De’Longhi)のオイルヒーターは日本でも人気があるので知っている人も多いでしょう。そんなデロンギのヒーターの中で最高峰の安全性を備えた電気代削減モデルが最新機種のデロンギ マルチダイナミックヒーターです。

マルチダイナミックヒーターはオイルヒーターと同様に温風を使わずに室内全体を長時間暖められる暖房器具で、9月には新色のピュアブラックも登場しています。新しくデロンギのオイルヒーターを購入しようと考えていた人にとっては新たな選択肢になるのではないでしょうか。

しかし、暖房器具を購入するときに気になるのはやっぱり電気代。オイルヒーター同様におしゃれで快適なデロンギのマルチダイナミックヒーターですが、電気代が高いのではないかと心配ですよね。他の暖房器具と電気代を比較してみました。

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更新日
2024年11月7日

デロンギのマルチダイナミックヒーターとオイルヒーターの違いとは?

デロンギ マルチダイナミックヒーター(MDHU15-BK)

風が出ないのに、部屋全体が暖かい」という特徴があるデロンギのヒーター。オイルヒーターは部屋が暖まるまでに少し時間がかかっていましたが、最新機種のマルチダイナミックヒーターでは従来の約2倍のスピードで部屋全体を暖められるようになりました。

デロンギの公式サイトによると、外気温が5℃程度の寒い冬の日でも25分程度で室温が20℃に達するといいます。フル稼働しても人の耳ではほとんど感じられないほどの静かな運転音ということですので、夜のおやすみ時の利用にも良さそうですね。

さらに高精度な制御機能が最大の違いで、快適な室温をキープできるのが特長。秒単位で室温を感知して設定温度に対して±0.1℃の範囲で室温を一定にキープするので、電気代の無駄がありません。

マルチダイナミックヒーターとオイルヒーターのしくみ
オイルヒーター
金属の本体に密閉された難燃性のオイルを温めて、部屋全体に熱を伝えます。
マルチダイナミックヒーター
内部に入った金属モジュールを温めるしくみ。秒単位で室温を感知し、32通りの高精度な温度コントロールを行うことで部屋全体を一定温度に保ちます。

デロンギ マルチダイナミックヒーターの電気代はどのくらい?

デロンギ マルチダイナミックヒーターは大きく分けると、900Wモデル、1500Wモデル、iPhoneをリモコンにして屋外から操作ができるiPhone対応モデルの3種類があります。それぞれの1時間当たりの最大の電気代は以下のとおりです。

デロンギ マルチダイナミックヒーター モデルごとの電気代(31円/1kWhで計算)
モデル広さの目安(畳)消費電力1時間あたりの電気代
1500Wモデル
(IDH15WIFI-WB)
10畳〜13畳300W〜1500W(5段階)約9.3円〜46.5円
1500Wモデル
(MDHS15-BK)
10畳〜13畳300W〜1500W(5段階)約9.3円〜46.5円
900Wモデル
(MDHS09-PB)
6畳〜8畳300W〜900W(3段階)約9.3円〜27.9円

同じ出力で1時間の運転を続けた場合の電気代を計算していますが、実際は室温を感知して設定した室温をキープするために自動で内部のモジュールのオン・オフするため常にフルパワーで稼働し続けるわけではありません。そのため、実際はもう少し安い金額になるでしょう。

デロンギ マルチダイナミックヒーターと他の暖房器具の電気代を比較してみた

デロンギ マルチダイナミックヒーターの電気代がわかったところで、気になるのは他の暖房器具の電気代ですよね。まずは、同様に部屋全体を暖めるタイプのエアコン、ファンヒーターなどの電気代と比較してみました。

インテリアにマッチするおしゃれなデザインでデロンギ製品とともに人気があるダイソンの「ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク」。もちろん常にフルパワーで稼働するわけではないため少し比較が難しいのですが、1時間の電気代は最大で43.4円で、1カ月で見ると電気代は最大10,416円です。

エアコンでは、1カ月間で最低744円〜最大14,880。定格電気代で見ると4,811.4円です。

高い印象もあるデロンギ ヒーターの電気代ですが、ダイソン ピュア ホット アンド クール リンクやエアコンなどの暖房器具と比べてみるとあまり変わらないか、実は使い方によっては安くなるということがわかります。イメージだけではなく、しっかりと実際の電気代を計算して比べてみることが大切です。

部屋全体を暖めるタイプの暖房(31円/1kWhで計算)
暖房器具消費電力電気代(1時間)電気代(1カ月)
ダイソン ピュア ホット アンド クール最大1400W最大約43.4円最大約10416円
セラミックファンヒーター
シャープ「HX-TS1」
木造6畳まで/コンクリート8畳まで
強:1200W
弱:550W
強:約37円
弱:約17円
強:約8880円
弱:約4080円
エアコン
ダイキン ルームエアコンRシリーズ うるさらX「AN284ARS-W」
8畳~10畳向け
660W
(100W~2,000W)
約20.5円
(約3.1円〜62円)


約4920円
(約744円〜14880円)

他の暖房器具と併用して部屋を部分的に暖めるタイプの器具についても電気代を見てみましょう。デロンギ ヒーターと併用して使うときの参考にしてみてくださいね。

こたつの1カ月の電気代は弱で594円強でも1,161円と比較的安いといえるでしょう。床暖房では3,132円〜6,858円とやや高くなることがわかります。全体でかかる電気代を考えながら上手に組み合わせて暖房器具を選びましょう。

他の暖房と併用して部分的に暖めるタイプ(31円/1kWhで計算)
暖房器具消費電力電気代(1時間)電気代(1カ月)
ダイソン ピュア ホット アンド クール最大1400W最大約43.4円最大約10416円
電気ストーブ(カーボンヒーター)
山善「DC-W093」
強:900W
弱:450W
強:約27.9円
弱:約13.9円
強:約6696円
弱:約3336円
床暖房
パナソニック
電気床暖房フリーほっと
8畳タイプ
1,500W(定格消費電力)約13.3円〜29.2円
約3200〜7000円
こたつ
山善「ESK-75E4-B」
75×75×高さ38.5cm
強:約160W
弱:約約80W
強:約5.0円
弱:約2.5円
強:約1200円
弱:約600円
ホットカーペット
パナソニック「DC-3HAC3」
3畳タイプ
700W(定格消費電力)高:約14.1円
中:約9.9円
高:約3384円
中:約2376円

デロンギ マルチダイナミックヒーターのメリット・デメリット

デロンギ マルチダイナミックヒーターの電気代以外のメリットやデメリットはあるのでしょうか。快適に使える暖房器具なのかは電気代と同じくらい重要ですね。エアコンやデロンギ ヒーターのもう1つの主力製品であるオイルヒーターと比較しながら特長を確認してみましょう。

デロンギ マルチダイナミックヒーターのメリット

まずはメリットから。オイルヒーターと似た外観ですが、速暖性や±0.1℃の範囲で室温を一定に維持するなどオイルヒーターにはないメリットもあります。

乾燥や空気の汚れがないゼロ風暖房で喉に優しい

エアコンやファンヒーターと比較したときの最大のメリットは温風を出さないこと。暖房の風で乾燥したり、ほこりを撒き散らして空気が汚れることがなくなります。鼻炎や喉が弱い人、肌が乾燥しがちな人には嬉しいポイントですね。

表面温度が約60℃で小さな子供がいても安心・安全

オイルヒーターというと表面温度が熱い印象がありますが、デロンギ ヒーターの表面は約60℃から80℃。特にマルチダイナミックヒーターはやけどや火事が起きにくい約60℃という安全な温度です。子供や高齢者がいる家、室内でペットを飼っている家でも安心です。また、寝室や脱衣場でつけっぱなしにしても気になりません。

オイルヒーターの2倍の速さで部屋が暖まる速暖性

オイルヒーターのデメリットの1つは部屋が暖まるのに時間がかかることでした。マルチダイナミックヒーターはオイルヒーターのメリットはそのまま、2倍の速度で部屋を暖められます。暖まるのに時間がかかるからオイルヒーターの購入を悩んでいたという人には注目点といえますね。

フル稼働させても静か

デロンギのWEBサイトによると、木の葉の擦れ合う音や呼吸音よりも小さい稼働音だといいます。フル稼働してもほとんどなにも聞こえないレベルということで、寝室やリビング、子供部屋など場所を選ばずに設置できます。

輻射熱で部屋全体がじんわり暖まる

太陽のような赤外線による輻射熱で床や壁、天井をじんわり暖めてくれ、足もとまでしっかり温かいから冷え性対策にぴったりです。

また、放熱板からの熱だけではなく壁や床からの二次的な輻射熱で部屋の隅々までポカポカと優しい暖かさで、部屋中を暖めるので設定温度よりも体感温度が高くなるといいます。

使いやすいユーザーインターフェース

ヒーターにとって最も大切な役割である「温度」や時間の設定がしやすいノブを採用、まわして決定する簡単な操作方法で、好きな温度や時間を設定できます。また、早朝や帰宅前にタイマーで部屋を暖めたり不要な時間はオフにしたりと効率よく利用できます。iPhone対応機種では、外出先からの操作も可能。消し忘れをして電気代が無駄になる心配がなくなりますね。

デロンギ マルチダイナミックヒーターのデメリット

オイルヒーターでデメリットとされていた点も改善されてよい点ばかりに見えるデロンギ マルチダイナミックヒーターですが、デメリットはあるのでしょうか。

オイルヒーターと比べると本体価格が高額

オイルヒーターと比べると本体が高額である点がデメリットといえるでしょう。オイルヒーターは1〜3万円台程度で購入できますが、マルチダイナミックヒーターは4〜7万円台。速暖や静音、一定温度でキープするという特長が必須でなければオイルヒーターを選ぶほうがよい場合もあるかもしれません。

しかし、最新のエアコンは4万円台から10万円を超えるものまでありますので、暖房器具としてみると特別に高額ともいえません。重視するポイントや必要な機能で選ぶとよいでしょう。

気密性の低い住宅では暖房効率が低い

築年数が古い木造住宅などでは、入り込む隙間風などで十分な暖房効果を感じられないことがあります。デロンギ ヒーターは隙間がなく気密性の高いRC住宅や新しめな木造住宅で人の出入りの少ない部屋などでの利用に向いているといえるでしょう。購入前に自宅や設置する部屋を確認してみましょう。

デロンギ マルチダイナミックヒーターの賢い使い方

せっかく買うならより効率よく使いたい! デロンギ マルチダイナミックヒーターの電気代をより節約して賢く使う方法を紹介します。

窓際・壁際に設置

部屋をムラなく暖めるためには窓際に設置するのがおすすめ。冷気が入ってこないので、部屋全体を一定温度に暖められます。窓際に置くようにしただけで暖かさが変わったという利用者もいるとか。これから購入する人はもちろん、既に利用していて思ったよりも暖かくないと感じている人は設置場所を工夫してみてくださいね。

設定温度は低めに

輻射熱で壁や床などの部屋全体を暖めるデロンギ ヒーターは、設定温度よりも体感温度が高いという特長があります。他の暖房器具よりも温度を少し低めに設定することで、より電気代が節約できます。

デロンギ マルチダイナミックヒーターで電気代を節約しながら快適に過ごそう

デロンギの最新ヒーターのオイルヒーターとの違いや気になる電気代について解説しました。デロンギ マルチダイナミックヒーターはオイルヒーター同様の風を出さないゼロ風暖房や安全性はそのまま、より速く静かに部屋を暖めて電気代削減されたデロンギの最新暖房器具です。特長をしっかり知って使うことで、電気代を節約しながら快適な冬が過ごせそうですね。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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エネチェンジ内のメディア「でんきと暮らしの知恵袋」の記事を執筆しています。電気・ガスに関する記事のほか、節約術など生活に役立つ情報も配信しています。

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