食洗機の電気代・ガス代は?コスト節約のコツも解説!
この記事の目次
食洗機のランニングコストは手洗いをするよりも安いといわれていて、資源エネルギー庁によると食洗機のほうが手洗いをするよりも年間で約8,570円も節約できるとされています。では実際に食洗機の電気代やガス代、水道代はいくらくらいなのでしょうか?
食洗機の消費電力から電気代を計算し、ガス代・水道代を含めたランニングコストをまとめました。ランニングコストを節約しながら食洗機を効果的に使うための方法も紹介します。
- 更新日
- 2021年6月15日
食洗機の消費電力はどれくらい?
食洗機には、ビルトイン型と据え置き型(外付け)があります。まずは、それぞれの場合における食洗機の消費電力を紹介しますね。
約5人分(食器点数約40点)用の食洗機の消費電力は、以下の通りとなります。食洗機には以下の消費電力量のほかにも、電源がオフの状態でも漏水検知機能のために待機電力量がかかっています。
参照:ビルトイン食洗機まるごとQ&A基本知識編|パナソニック
ビルトイン食洗機の場合
- 1回あたりの消費電力量
- 0.45kWh
据え置き型食洗機の場合
- 1回あたりの消費電力量
- 約0.77kWh
食洗機の電気代を計算しよう!
それでは、消費電力をもとに電気代を計算してみましょう。約5人分(食器点数約40点)用の食洗機の電気代は、以下の通りとなります。
1回あたりの運転時間は食洗機の設置状態・室温・水温・水道水圧などによって異なるので、電気代は目安として参考にしてみてくださね。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。また、待機電力にかかる電気代は含めていません。
ビルトイン食洗機の場合
- 1回あたりの電気代
- 約13.95円
- 1カ月あたりの電気代(毎日1回/日)
- 約418.50円
- 1年あたりの電気代(毎日1回/日)
- 約5,091.75円
据え置き型食洗機の場合
- 1回あたりの電気代
- 約23.87円
- 1カ月あたりの電気代(毎日1回/日)
- 約716.10円
- 1年あたりの電気代(毎日1回/日)
- 約8,712.55円
1回あたりの電気代は、ビルトイン型は約13.95円、据え置き型は約23.87円で、据え置き型のほうが約1.7倍も高くなります。
ビルトイン型はシステムキッチンと一体にするなど設置工事が必要になるので、食洗機の購入時は、毎日の電気代がいくらになるのかも考えて検討するとよいですね。
参照:ビルトイン食洗機まるごとQ&A基本知識編|パナソニック
食洗機の電気代節約のために電力会社を切り替えてみませんか?
食器洗いは毎日のことなので、電気代を節約しながら食洗機を使いたいですよね。電気代の節約は、電力会社の切り替えがおすすめです。エネチェンジでは、郵便番号などを入力するだけでご家庭にぴったりな電力会社・プランを見つけられます。節約額の目安もすぐわかるので、ためしてみてくださいね。
食洗機のコスト(水道光熱費)は電気代だけではない!
食洗機を使用すると、電気代以外のコストもかかります。ガス代と水道代です。パナソニックのビルトイン食洗機「NP-45KS9W」の場合でみてみましょう。
食洗機のガス代
パナソニック「NP-45KS9W」を標準コースで使用する場合、ガス使用量は約0.041㎥/回となります。
ガス代は都市ガス使用で180円/㎥として計算しています。
- 1回あたりのガス代
- 約7.38円
- 1カ月あたりのガス代(毎日1回/日)
- 約221.40円
- 1年あたりのガス代(毎日1回/日)
- 約2,693.70円
食洗機の水道代
パナソニック「NP-45KS9W」を標準コースで使用する場合、水の使用量は約9.0リットル/回となります。
水道代は0.228円/リットルとして計算しています。
- 1回あたりの水道代
- 約2.052円
- 1カ月あたりの水道代(毎日1回/日)
- 約61.560円
- 1年あたりの水道代(毎日1回/日)
- 約748.980円
電気・ガス・水道を合計すると?
パナソニック「NP-45KS9W」を標準コースで使用するときのランニングコストをまとめると、電気代・ガス代・水道代の合計は以下のようになります。
パナソニック ビルトイン食洗機「NP-45KS9W」 | ランニングコスト (電気代+ガス代+水道代) | 電気代 | ガス代 | 水道代 |
---|---|---|---|---|
1回あたり | 約23.38円 | 約13.95円 | 約7.38円 | 約2.052円 |
1カ月あたり (毎日1回/日) | 約701.46円 | 約418.50円 | 約221.40円 | 約61.56円 |
1年あたり (毎日1回/日) | 約8,534.43円 | 約5,091.75円 | 約2,693.70円 | 約748.98円 |
食洗機を毎日1回使用すると、1カ月あたりの電気代は約418.50円となります。食事の回数や家族の人数が増えて、洗う食器の数が多くなるほど使用回数は増え電気代も高くなります。
食洗機のランニングコストを抑える方法は?
食洗機を使っていく上では、電気代やガス代、水道代などさまざまなコストがかかります。では、それらのランニングコストは抑えられないものなのでしょうか?
できるだけまとめて洗う
1回で洗える食器点数を目安にして、食器はできるだけまとめて洗いましょう。使用回数を減らせばランニングコストも安く済みます。ただし、食器の数が多すぎたり正しく入れなかったりすると、きれいに洗浄・乾燥されない場合があるので注意してくださいね。
適切なコースを選んで使用する
各メーカーの食洗機によってさまざまな機能が備わっていて、基本の標準コース以外にもさまざまな洗浄コースがあります。食洗器をお得に効率よく使いたいなら、食器の種類や数・状態に合ったコースを選んで洗いましょう。
食器の数が少ないときや軽い汚れのときなどは、節電コース・少量コースを選ぶというようにコースの使い分けをすると、電気・ガス・水の無駄を減らせます。
出典:コースの使い分け|使い方のコツ|ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)|パナソニック
食洗機の電気代を抑えるなら、電力会社の切り替えもおすすめ!
食洗機の消費電力から電気代を計算して、ビルトインと据え置きの場合で比較しました。また電気代のほかにガス代・水道代のランニングコストについても紹介しました。パナソニックのビルトイン食洗機の場合、電気代は約13.95円/回、ランニングコストは約23.38円/回です。
食洗機は手洗いよりも電気代・ガス代・水道代を節約できて省エネですが、使用回数が増えれば電気代が気になりますよね。食洗機のランニングコストを節約するためには、1回あたりにできるだけまとめて洗う、種類や点数・汚れ具合など状況に合わせて洗浄コースを選ぶなどの方法がおすすめです。
さらに食洗機の電気代節約したいなら、今契約中の電気料金プランの見直しをしてみませんか?ご家庭の電気の使い方に合った電力会社のプランに切り替えるだけで、今よりも電気代を安くできる可能性があります。
エネチェンジでは、さまざまな電力会社のプランを比較して、そのまま申し込みもできます。毎月の電気代や郵便番号など簡単な条件を入力するだけで、電気代がどれくらい節約できるのかもわかりますよ。
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