eo光からの乗り換えはどのように行えばよいのでしょうか。

eo光からどのように他社回線へ乗り換えるのか、どの事業者を選べば良いのか迷う方もいるでしょう。本記事では、乗り換えの注意点や費用、手順、おすすめの光回線について詳しく解説します。

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更新日

2025年6月20日

eo光から乗り換える際の注意点

eo光から、他の光回線へ乗り換える際の注意点について説明します。

解約金がかかる場合がある

eo光では、解約のタイミングによっては解約金が発生。支払いが求められる条件は、契約しているプラン・割引サービスによって異なります。

通常プランでは、1年間の最低利用期間が設定されています。ただ、戸建て向けの「ホームタイプ」や戸数の少ない集合住宅向けの「メゾンタイプ」に用意されている「即割」が適用されている場合は、最低利用期間が2年間となるので要注意です。

また、ホームタイプとメゾンタイプに用意される「長割」が適用されていて、契約満了月とその翌々月までの3カ月間以外で解約したなら、解約金の支払いを求められます。

eo電気のネットセットプランが使用できなくなる

eo光ではeo電気とのネットセットプランが用意されており、基本料金と電力量料金が安くなります。

しかし、eo光を解約すると条件が満たせなくなり、割引の適用外に。今後もeo電気を継続利用するなら、電気代が高くなる点は留意しておきましょう。

eo光から乗り換える際にかかる費用

eo光から他の光回線に乗り換える場合は、以下4つの費用がかかる可能性があります。

1. 解約金
2. 工事費の残債
3. 撤去工事費
4. 乗り換え先の初期費用

1つ目は解約金。1年間あるいは2年間の最低利用期間を満たさずに解約すると、マンションタイプでは月額基本料金から880円を引いた額が発生。ホームタイプとメゾンタイプでは、次のとおりです。

契約3年目以降に適用される「長割」を利用していて、契約満了月とその翌月・翌々月の3カ月間以外で解約した場合も、解約金を支払う必要があります。金額は解約までの残り期間と、長割が適用されたタイミングで異なります。

2022年7月以降に長割が自動更新された場合、「2022年7月以降」の解約金となります。

2つ目は工事費の残債。eo光の開通工事費を分割払いしているなら、解約の翌月に残債を一括請求されます。

3つ目は光回線設備の撤去工事費。賃貸住宅からの退居時に原状回復を求められた場合など、撤去工事を希望するなら11,000円を支払わなければなりません。なお、撤去工事をしない場合、送料や梱包するダンボール代など、レンタル機器の返送料がかかります。

オプションサービスのeo光テレビを契約していると、テレビチューナーの撤去費用やアンテナ切り替え費用が別途かかります。追加でeo光テレビチューナーが設置されているなら、1台ごとに撤去工事費が必要です。

4つ目は乗り換え先の初期費用。初期費用は主に事務手数料と工事費で、価格は乗り換え先の光回線によって異なります。

eo光から乗り換える方法

eo光から他の光回線に乗り換える方法は、次のとおりです。

Step1）乗り換え先の光回線に新規で申し込む

まずは乗り換え先の新規申し込みを行いましょう。手続きはWebや電話、店舗などで可能。申し込みから開通までに1カ月以上かかることもあるので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。また、契約に関する情報が記された約款や重要事項説明書には、事前に目を通しておいてください。

Step2）工事の予約をする

乗り換え先から工事日について連絡があります。申し込み時に希望日を伝えていないなら、工事日を予約。希望日を伝えているなら、日時の案内が来ます。土日休日での工事を依頼すると、乗り換え先によっては追加料金がかかるので注意が必要です。なお、工事日を調整するのに事前調査が必要だったり、工事を2回に分けて行ったりするケースがあります。

Step3）開通工事に立ち会う

工事当日は担当者が自宅に訪問し、光回線の引き込みや機器の設置などを行います。契約者本人あるいは工事内容の判断ができる人の立ち会いが必須。工事時間は建物の状況によっては前後しますが、一般的に1〜2時間程度です。

Step4）接続機器の設定をする

光回線の切り替えが済んだら事前に送付されてきた書類に沿って、パソコンやスマホの接続設定を行います。もしインターネットに接続できないときは、乗り換え先のサポート窓口に相談してください。

Step5）eo光の解約手続きをする

eo光の解約手続きは、電話でのみ可能。eoサポートダイヤルに電話し、手続きします。その際、eo IDなどの契約に関する情報をまとめておくとスムーズでしょう。撤去工事を希望する場合は、eo光から工事日の連絡があります。当日は立ち会いが必須です。一方で、撤去工事が不要なら、自分でレンタル機器を取り外して返却します。

eo光から乗り換えるのにおすすめの光回線

eo光から乗り換えるのにおすすめの光回線を3つ紹介します。用意されるプランの内容と合わせて、乗り換え方法も確認ください。

NURO 光

NURO 光は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する光回線です。

NURO 光の最大の魅力は、通信速度の速さ。独自回線を引いており、回線が混雑しにくく、通信速度が安定しやすくなっているのが特徴です。「2ギガプラン」だけでなく「10ギガプラン」も提供しており、より安定した回線でオンラインゲームを楽しみたい人や、仕事で大容量データの通信を行う人、一度に多くの機器を同時接続する大家族などにもおすすめです。

また、電気とガスのサービスも提供しており、セットで申し込むとNURO 光の基本料金から最大701円割引されるうれしい特典も。固定費をしっかり節約したい人は、合わせて契約を検討するのもよいでしょう。

ただし、NURO 光は提供エリアが24都道府県のみと限定的であることや、申し込みから開通まで1～3カ月ほどかかることなどのデメリットがあるので、注意してくださいね。

10ギガのプランは提供エリアが異なります。

無料解約期間であれば、解約金は請求されません。契約期間の設定がないプランの場合は、解約金もありません。

さすガねっと

さすガねっとは、都市ガスでお馴染みの大阪ガス株式会社が提供するサービス。大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県でサービスを提供しています。

さすガねっとでは1ギガや10ギガ以外にも、速度よりも価格重視の方向けに、320メガのプランを用意しているのが特徴です。

大阪ガスの都市ガスや電気とセットで契約すると、さすガねっとの月額料金から330円割引されるなど、ガス・電気会社ならではの特典があるのも◎ また、スマホ・タブレットの修理保証に加え、開通月の翌月までインターネットのトラブルに関する電話・訪問サポートが、無料で付帯されるのもおすすめポイントです。

ビッグローブ光

ビッグローブ光は、KDDIのグループ会社である、ビッグローブ株式会社が提供する光回線サービス。通信事業を35年以上行っており、現在は1ギガと10ギガのプランを用意しています。

ビッグローブ光は、ビッグローブ光とひかり電話を利用している場合に適用される、auやUQモバイル、BIGLOBEモバイルとのセット割が魅力。月々のスマホ料金から最大1,100円割引されます。さらに家族のスマホも10回線まで割引対象で、毎月の通信費を最大11,000円も節約可能です。

auは550～1,100円/月、UQ mobileは638～1,100円/月の割引で、金額はスマホのプランによって変わります。BIGLOBEモバイルはプラン「ベーシック」の月額基本料金220円分が割引されます。

また、独自のポイント制度「Gポイント」があるのも、ポイ活中の方にとっては注目すべき点です。ビッグローブ光の年間の利用料金に対して、還元率0.4%からスタート。継続して利用することでグレードが上昇し、最大1.5%になります。貯まったGポイントは、支払いに充てたり、dポイントやWAONポイントなどの各種提携ポイントに交換できたり、現金に交換できたりしますよ。

なお、1ギガは全国で提供されていますが、10ギガのプランは17都道府県のみ提供なので、注意してくださいね。

10ギガのプランは提供エリアが異なります。

無料解約期間であれば、解約金は請求されません。

eo光から乗り換えるメリット・デメリット

最後に、eo光から他の光回線に乗り換えるメリット・デメリットを解説します。

eo光から乗り換えるメリット

eo光から乗り換えるメリットは次の3つです。

• 月々の利用料金を安くできる
• セット割を適用できる場合がある
• 提供エリアが広くなる場合がある

1つ目のメリットは、月々の利用料金を安くできること。乗り換え先の光回線によっては、月額料金を抑えることができます。乗り換え時に、契約しているプランやオプションを見直せば、通信費の節約につながるかもしれません。

2つ目は、セット割を適用できる場合があること。eo光のセット割はauやUQモバイル、mineoのスマホのみに適用されます。その他のスマホを利用している場合、セット割がある事業者に乗り換えることで、通信費を抑えることができます。

そして3つ目は、提供エリアが広くなる場合があることです。eo光の提供エリアは、近畿を中心とした2府5県。光コラボなど全国でサービスを提供している事業者に乗り換えると、提供エリアが広くなります。引越しや転勤が多い方にとっては、利用しやすくなるのもポイントでしょう。

eo光から乗り換えるデメリット

eo光から乗り換えるデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

• 5ギガプランが使えなくなる場合がある
• セット割が適用されなくなる場合がある
• eo光で発行したメールアドレスが使えなくなる

1つ目のデメリットは、5ギガプランが使えなくなる場合があること。eo光では5ギガプランを選べますが、多くの光回線では用意されていません。5ギガプランを利用したい方や、「1ギガ以上の最大通信速度は欲しいが、10ギガまで必要ない」といった方は注意が必要です。

2つ目は、セット割が適用されなくなる場合があること。auやUQモバイル、mineoのスマホを利用している方は、eo光を解約するとeo光セット割は適用されなくなります。au、UQモバイルなどのセット割がある回線以外に乗り換えるとスマホの通信費が高くなるので注意してください。

3つ目は、eo光で発行したメールアドレスが使えなくなること。eo光を解約するとメールサービスも利用できなくなり、乗り換え前に連絡先の変更などをする手間がかかります。

eo光からの乗り換えは会社を比較しよう

eo光の乗り換えにはデメリットがある一方で、得られるメリットも少なくありません。乗り換え先を厳選すれば、月額料金の節約や通信環境の改善も期待できます。

乗り換えを検討する際は、さまざまな会社を比較検討することが大切。インターネットの使用頻度や使い方を考慮し、最適な光回線を選びましょう。また、乗り換えに際してキャンペーンや特典が実施されていることもあります。合わせて、チェックしてみてください。