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あなたの食費はどのくらい?世帯別の平均金額と食費節約術11選

あなたの食費はどのくらい?世帯別の平均金額と食費節約術11選


食費を節約したい!」という方、よくぞこの記事を見つけてくださいました。

この記事では、簡単だけど効果がある食費節約テクニックを紹介しちゃいます!(それぞれのテクニックはもちろん実証済みです。)そして、もしあなたが「食費を節約したい!」と考えていた場合、食費の平均額を知っておくことが重要です。食費の平均額が節約目標額の一つになるからです。

そこで今回は、総務省のデータ等を元に、食費の世帯別平均金額を紹介していきます。平均金額を参考に「節約目標金額」をイメージしてしていきましょう。その上で、具体的に食費を減らすための「節約テクニック」までご紹介します。

節約テクニックはすぐに活用できるアイデアです。ぜひ日々の食費の節約にお役立てくださいね!

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更新日
2019年5月13日

意外と知らない?食費の平均金額について

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食費の平均ってどれくらい?
まずは、食費の平均金額をご紹介していきます。

総務省統計局のデータに基づく世帯人数毎の食費平均金額

総務省統計局が発表した2018年のデータを参照して食費の平均金額をみてみましょう。単身世帯・二人以上の世帯・総世帯の食費データのみを抽出したものです。

世帯人数月平均の食事(外食費及び酒類代を含む)
単身世帯月平均40,026円(外食10,653円、酒類1,704円を含む)
総世帯(平均2.33人の世帯人数)月平均62,819円(外食11,724円、酒類2,667円を含む)
2人以上の世帯(平均2.98人の世帯人数)月平均73,977円(外食12,247円、酒類3,138円を含む)

平均額とは言え、外食分やお酒代が含まれたデータなので、単純に家庭内での純粋な食費の合計額を知りたい方にとっては参考にしづらいのではないでしょうか。では次で、外食分とお酒分を除いた食費を紹介します。

世帯人数月平均の食事(外食費及び酒類代を除く)
単身世帯月平均27,669円
総世帯(平均2.33人の世帯人数)の食費月平均48,428円
2人以上の世帯(平均2.98人の世帯人数)の食費月平均58,592円

1人暮らしの方の食費平均を見ると、外食やお酒分を除いて27,669円となり、確かにこれくらいかなという印象を受けます。「総世帯」や「2人以上の世帯」という概念については、言葉としてややこしいですよね。それぞれの意味は以下の通りです。

総世帯
単身世帯も含めた家族構成人数の平均値(総務省統計局による2018年のデータによると日本全体で2.33人
2人以上の世帯
単身世帯以外の家族構成人数の平均値(総務省統計局による2018年のデータによると日本全体で2.98人

この3つのデータを踏まえると、あくまでおおよそですが、一人暮らしから家族が1人増える毎に約15,000円食費が増えるという計算式を使ってみることができます。この計算式で世帯人数ごとの食費をまとめてみました。

世帯人数食費平均月額(円)
単身27,669円
2人42,669円
3人57,669円
4人72,669円
5人87,669円

※いずれも外食とお酒分の支出は除外した金額

以上の数値が現在の食費平均金額と言えるものです。自分の家族の食費と比較してみて、平均を下回っている場合は食費の無駄遣いが少ないと捉えてよいでしょう!

食費といっしょに光熱費の見直しをするのも重要!

節約のために自炊の回数が増えると、ガスコンロや電子レンジなどを使用する回数も多くなるため、電気代・ガス代も高くなる傾向にあります。せっかく食費を削減したのに、電気・ガス代を多く支払うようになっては意味がありません。

ガスコンロの強火を使わないようにしたり、冷蔵庫の開け閉めを素早く行ったり、といったコツコツと節約するのも大事ですが、電気・ガス代を安くするためには電力・ガス会社を切り替えたほうが効果的。さらに電気・ガスを同じ会社にセットで申し込むとセット割対象になって、節約効果が高くなる可能性があります。エネチェンジでは、おすすめの電気・ガスセット料金プランを厳選してご紹介。気に入ったプランがあれば、そのまま申し込みもできますよ。

エンゲル係数を参考にすると食費はいくらが適切?

エンゲル係数とは、全ての消費支出に対する食費の割合を数値化したものです。難しそうな言葉ですが、簡単に言っちゃいます。ズバリ、「使ったお金の内どれくらいが食費に該当しているか」を示すもの、と考えてください。

ご家庭の支出全体からこのエンゲル係数(食費の割合)を把握することができれば、食費を使いすぎかどうか、見極めることができますよね。エンゲル係数は、以下の式で求めることができます。

エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100

終戦直後では、支出の内の60%以上もが食費として使われていたものの、経済発展と共に支出のうちの食費の割合(エンゲル係数)は低くなっていきました。

総務省の統計局が発表している『家計調査』を見ると、2005年度のエンゲル係数では、22.9%まで低下しており、この時期を底として2018年データでは25%付近で推移しています。

一般的にエンゲル係数は、豊かになるほど食費以外の物にも支出が増えていくため、生活の豊かさと共に数値が下がる傾向があります。近年のエンゲル係数の若干の上昇傾向は、物価高の影響や調理済み食品の購入増なども影響しているようですね。

世帯人数に関わらず、直近データでは25%程度が日本人の平均的エンゲル係数となっています。よって、家計全体の出費の内25%以上を食費として使っていれば「使いすぎ」ということになり、逆にそれ以下であればあるほど、食費においては「節約上手」という捉え方ができますよね。ご家庭で家計簿(支出)を正確につけている場合は、エンゲル係数のような数値を参考にすることで、別の観点から食費の適性を吟味することができるので、ぜひ活用してみてください!

節約する際の参考に!食費の目標金額事例

節約する際の参考に!食費の目標金額事例
節約する際の参考に!食費の目標金額事例
次はいよいよ節約するための具体的な進め方について考えていきましょう!

目標もなくやみくもに節約をしてもうまくいかないものですよね。挫折を回避するためには、具体的に目標金額を設定します。とはいえ「急に目標金額を設定しましょう」と言われても、どうしたらいいのかわかりませんよね。

この項目では、食費の目標金額事例をご紹介していきます。

目標金額事例 その1 〜節約初心者向け〜

目標金額の設定方法としてひとつ目の方法は、「食費の平均金額」の項目でお伝えした食費の平均額に近付ける方法です。もし現在、平均額を超えちゃってる!という方はまずはこの金額を目指して食費を節約してみてはいかがでしょうか?

目標金額事例 その2 〜節約中級者向け〜

次は世帯人数の違いに応じた目標金額の設定方法を紹介していきます。

例として4人家族を基準に考えてみます。おかずや食材をメインとしたものに絞って無理なく実践可能な食費の金額は「週当たり6,000円(プチ節約レベル)」です。この程度のお金以内で済ますことができれば第1関門クリア!です。お酒や外食はまず排除し、お米や調味料はこれにはカウントしていません。ジュース等の飲み物やおやつなどはこの金額内でやりくりしてみましょう!

お米代は1人あたり月に5kg消費、この5kgのお米を2,000円で購入する設定とし、調味料代については、1人1,250円程度を月額換算します。

これらを元に節約初心者向けの食費金額目標を単身から5人家族までを以下の通りまとめました。

世帯人数週単価お米代(1人5kg/月)調味料(1人1,250円/月)食費の目標金額
単身3,000×4.5週2,000円/5kg1,250円16,750円
2人4,000×4.5週4,000円/10kg2,500円24,500円
3人5,000×4.5週6,000円/15kg3,750円24,500円
4人6,000×4.5週8,000円/20kg5,000円40,000円
5人7,000×4.5週10,000円/25kg6,250円47,750円

いずれも外食とお酒分の支出は除外した金額

以上を踏まえて、具体的に4人家族を基準に食費の設定を考えてみます。

週管理
おかず等全般…6,000円を4.5週(6,000円×4 + 3,000円×1)で、月に27,000円

これに、別会計のお米代を用意します。年齢や性別によりお米の量も変わりますが、平均を取るという考え方で1人につき月に5kgのお米を消費するという設定が簡単で妥当な分量と言えます(もちろん、お弁当に入れるなど、個別の条件については適宜変更してくださいね!)。

ここでは1人につき月5kg消費するという前提で、4人家族であれば、月に20kg分を購入することとします。5kgで2,000円を4回として、月に8,000円をお米代として計上します。

また、意外にかさむ調味料はまとめて月5,000円を用意し、以下のような食費プラン(月額)を立てます。

月管理(お米、調味料系)
お米…5kg 2,000円×4回=8,000円
調味料系…全て含めて月に5,000円

これで食費合計が一月当たり40,000円(4人家族)となります。この金額を毎月食費専用財布に入れるようにすると良いでしょう。長財布や封筒などを上手く使い、3項目毎に小分けにできる工夫をすることで、各金額を別に管理していきます。

ただし、お米とおかずを一緒に購入した日など、同じ財布内で分けることが面倒な場面もあります。一番のお勧めは、『お米や調味料の購入は、全てネットスーパーを利用する』という方法です。

お米を10kg分と調味料をまとめて購入するスタイルを取れば、だいたい配送料を無料にできる5,000円ほどになりますので、重たいお米も家に届けてもらうことができます。肉や野菜と違って鮮度も気になりませんので、何を選ぶかを心配する必要もありませんよね。結果、食費の小分け管理も楽になり、スーパーでの買い物は実質「週単位の財布のみ」でこなすことができてしまいます!

目標金額事例 その3 〜節約上級者向け〜

さて、上述の設定額は、実は本当の節約をしていく上でまだ余裕のある数値です。スムーズにクリアーできるようになった後は、更に1,000円減額し、4人家族で「週当たり5,000円で済ます」程度を目標に定めましょう。これにより概ね一月当たりの食費が35,000円となります。

ここでも先ほど同様、節約上級者さん向けの家族人数毎の食費金額目標をまとめました。

世帯人数週単価お米代(1人5kg/月)調味料(1人1,250円/月)食費目標金額
単身2,000円☓4.5週2,000円/5kg1,250円12,250円
2人3,000円☓4.5週4,000円/10kg2,500円20,000円
3人4,000円☓4.5週6,000円/15kg3,750円27,750円
4人5,000円☓4.5週8,000円/20kg5,000円35,500‰円
5人6,000円☓4.5週10,000円/25kg6,250円43,250‰円

いずれも外食とお酒分の支出は除外した金額

これらの金額に到達できれば、一般的にも「節約上手」として胸を張れるレベルです。もちろん、この数値も決して不可能な設定金額ではなく、質素過ぎる食卓を強要するものでもありませんよ!

「いつ、どこで、何を、どのくらい買うか」のコツをつかめば、難なく実践可能な範囲の数値になります。後述の『食費節約の具体的アイデア』で実践的なポイントを抑えながら、このレベルを一つの目標値として目指してみましょう。

簡単だけど効果大な食費を節約テクニック11選

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食費を節約しよう!
以上の内容を参考に目標額が定まったらいよいよ食費を節約をしていきましょう!

ここでは、簡単だけど効果が大きい節約テクニックを11個紹介していきます。

自炊に徹する

「自炊に徹する」とは「外食を減らす」という意味ではありません。もちろん外食は減らすに越したことはありませんが、ここで言う「自炊に徹する」とは「自分で調理する手間を惜しまない」という精神についてのものです。

外食でなくても、スーパーにはそのまま食卓に並べることのできる「調理済み食品」や、「半調理済み食品」が多く売られています。お手軽感があり、食べて容器を捨てるだけと言う意味で効率的ですが、食材を選び自分で調理することと比較すると相対的に割高になってしまいます。

仕事の忙しい独身サラリーマンなどからは、需要が多いでしょう。しかし、家族がいる場合、調理済み食品を人数分買い揃えるようなことは極力避けるべきでしょう。

「食費専用財布」で食費をコントロールする

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食費にいくらかかってる?
家計の節約に限らずビジネスにおいても同じことが言えますが、支出している数値を把握できていないと節約は難しくなります。「うちの食費はだいたい月5万円くらいかな」とか、「6万くらいいってるはず」というような曖昧な状態なら、まずは数的な管理をする習慣から始めましょう。

長続きするコツとしては、事細かく支出の記録を付けることにこだわらないことです。(もちろん、得意な方であれば、丁寧に家計簿を付けていただいても結構ですよ!)

簡単に食費を管理する方法として、「食費専用の財布を用意し、一定期間毎に決まった額をその財布に入れて管理する」というスタイルをお勧めします。財布の種類については、可能であれば「ラウンドファスナー式の長財布」が良いでしょう。小分けにできるような仕切りやチャックのあるものを使うことで、後ほど説明する「週単位の管理」も容易になりますよ。

外食やお酒代は、食費とは別会計で管理する

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外食やお酒、どう仕分ける?
食費を管理するにあたり、はっきりさせておくべきことがあります。それは「外食」を食費に勘定するか、「お酒代」を食費に含めるべきかどうかという「仕分けの問題」です!

これに関しては様々な考え方がありますが、特に外食やお酒代というものは生活の快適さや交際面などプライベートな事情も含まれてくるものですよね。

ここを無理にコントロールしようとすると逆にストレスになってしまうので、ここでは「外食」や「お酒」に関する支出は別会計として節約に取り組むスタイルをお勧めします。こうすることで、モデルケースを無理に当てはめず、それぞれの環境の中で着実に節約に取り組める土台が築けるのです。

食費は「週単位の小分け管理」を基本とする(米と調味料のみ月単位)

おかず
食費は週単位の小分けに!
日々出ていくお金をコントロールする有効な手段は、一定期間毎に区切りを設けて支出を管理することです。具体的には、「週単位で支出する額を決めてしまう」ことが大きなポイントになります。

ただし、お米を購入した週や調味料をまとめて買ってしまったりした場合、その週だけ予算オーバーになってしまいますよね。このようなアンバランスを避けるため、一定期間毎に生じる支出については別会計というルールも組み込んでおくといいですね。

従って、お米、調味料については、それぞれ月単位の別金額を設定します。具体的にいくらお財布に入れておくかについては、この後の記事を参考にしてください。

その時の安い食材から献立を考える

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献立はスーパーで考えてみては?
献立を考えてスーパーに行くのでなく、スーパーの安い食材から献立を考える習慣を持ちましょう。また安いものを必要量以上に買うのはNGです。色んな安い食材を多方面に購入し、結果、使いきれずに捨てることになったこと、ないでしょうか?買いすぎには注意しましょう。

ポイントは、チラシでもスーパーの中でも、安い食材を見つけた後は、まず「インターネットのレシピ検索」をすることです。昨今では食材をキーワードにするだけで、おかずのレシピがネット検索できるようになっています。例えば、ブロッコリーが安い日であれば、「ブロッコリー レシピ」とネット検索してみると良いでしょう。

これだけで数種類のレシピを見つけ出すことができるので、それに合わせて追加すべき食材を適量分のみ購入し、その日一番安くつく献立を考えることができるというわけです。

その場のスマホ検索が苦手なら、家でチラシを見て安い食材を中心にレシピ検索し、買い物に行く前に買うものと分量を決めてしまいます。これを習慣付けていくことで、レシピを検索する回数も減ってきますし、安く売られている食材を選びながら、今日のベストな献立が自然に頭に浮かぶようになってきます。

買い物はできるだけ1人で行く

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ついで買いの誘惑に負けないように
週末に「まとめ買い」で車を出してもらって…という買い方もひとつのライフスタイルとして想定できます。

「夫婦仲良く買い物」というのは、確かに平和で好ましい光景ですが、節約という一点に絞った場合、一般的にはご主人と一緒に買い物に出ると無駄な支出を生んでしまいがちなのです。一緒に買い物をしていると、こちらから「それは要らない」と言いにくい時もありますよね。

節約を優先するなら、できるだけ食材の買い出しは1人で行くことをお勧めします。

自宅近くの安いスーパーや、各売り場の特売日を頭に入れる

「業務用スーパー」などが近くにあれば、世帯人数が多いほど節約に貢献してくれます。モノによっては、夫婦2人暮らしの場合でもお得な食材を発見することができますので、通える場合は利用したいものです。

また、ポイント還元率の高い日やタイムセール、毎月○日の特売日をうまく活用しながら、細かなお得も積み上げていきましょう。これまであまり意識してこなかった場合であれば、一度通える範囲のスーパーの販売スタイルを調査してみると、お得な発見があるかもしれませんね。

習慣的な購入について、本当に必要か妥当かを再検討してみる

甘いもの好きの方の中には、おかずは安く購入できているのに、おやつを必要以上に買いすぎているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日々の生活の中で、甘いものを口にするのが至福のリラックスタイムという方も多いと思いますが、常に何か口にしていないと寂しくなっている状態になっているなら、少しばかり引き締める意識も必要です。健康面から考えても肥満体質になり、ダイエットグッズや割高な健康食品への出費を生む可能性も出てしまいます。

おやつや甘いものをどうしても多く買ってしまう傾向がある場合は、おやつについても、週単位の固定額を設定し、その中でやりくりする習慣から始めてみると良いかもしれませんね。

また、「業務用スーパー」などでも、お買い得商品として売りに出されている缶ジュースや缶コーヒーについては注意が必要です。安い単価でのまとめ買いで、一見すごくお得に映る商品でも、紙パックやペットボトルのジュースと分量比較して考えると、結果的には割高な出費となっている場合があります。

もちろん嗜好は人それぞれなので、自分なりの満足感を断ってまで節約に走る必要はありません。しかし、「お得」を精査することなくお店側の売り文句でいつの間にか無駄を買わされているケースがよくあるのです。

お店の売り文句に踊らされないよう、今一度、本当に「お得」なのか見つめ直し、正しい線引きができるように心がけましょう。

おかずの作りすぎをコントロールする

満足するまで食べることが幸せを育む「豊かさ」とは限りません。昔から良く言われることですが、「腹八分目」という言葉も存在します。食事を「少し物足りないくらいの量」に変える代わりに、「よく噛んでゆっくりと味わう習慣」を身につければ、食に対する満足感はほとんど変わらず節約できますよね。

さらには、余計な脂肪も減らし、軽やかな人生を歩むという二重の効果も期待できるでしょう。食卓におかずを並べることについても、適量と健康とのバランスの中、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

買った食材を使い切る

作りすぎないことを習慣化できても、毎月一定量の「食材ロス」を作ってしまってはお金を捨てていることと同じです。農林水産省のデータによると、日本の一般家庭からの家庭系の廃棄物(食品ロス)は年間789万トンにもなるとされます。出典:農林水産省の『食品廃棄物等の利用状況等(平成28年度推計)

コンビニの廃棄などの食品ロスは、家庭側からコントロールしづらい社会問題ですが、「自分が買ったものは必ず食べきること」を先進国に暮らす私たちの責任として意識しておきたいものですね。

残ってしまった食材を冷蔵庫で発見した時は、買い物の際のアイデアでも紹介したように、その食材をキーワードにレシピ検索すると良いでしょう。必ず何かしらのおかずに貢献するので、その献立に合わせて不足分を補う買い物をしてください。常に安いものを買わずとも、「全て使い切る習慣」を身につけることで、安いものを買う場合と同じような節約効果が期待できますよ。

冷凍で長持ちできる食材は安い時にまとめ買い

いわゆる「冷凍食品」を多く購入してストックすることはあまりお勧めしませんが、「お買い得品のお肉を多めに購入し、小分け冷凍して使う」という方法は、節約面から見ても推奨できます。

参考として、冷凍使用する場合の肉の賞味期限を示します。肉の種類により多少前後しますが、大まかな目安だけでも頭に入れておくと良いでしょう。

鶏肉
2週間
豚肉
2、3週間
牛肉
3、4週間

「ひき肉」に関しては各肉の種別ごとに、更に1週間マイナスが目安

基本的に鶏肉、豚肉、牛肉の順で賞味期限が短くなり、肉が空気に触れる面積が多いほど賞味期限も縮まります。あまり長期的にストックするよりは、ひき肉以外のもので2週間以内に使いきることを習慣付けるのがお勧めです。

冷凍する時のポイントは、家族で一回あたりに使う量で小分けにすることです。慣れてくると、だいたいこの肉なら一回あたり何グラムほど使うかがわかってきます。この知識を安いお肉を見つけた時に活用し、上記の冷凍期限との兼ね合いでベストな分量で購入します。これにより、お買い得商品から最大メリットを得ることができますね。

食費の節約、今日から始めましょう!

食費の平均額今からでも実践できる節約術を紹介しました。どれも基本的な節約方法でどこかで耳にしたことのある内容だったのではないでしょうか?

それでもなぜ節約しきれていなかったのかを考えると、「結局、安いものを買えばいい」と単純化して管理がルーズになってしまうからではないでしょうか。あるいは、無理に家計簿に拘ってしまい、長続きしないで終わってしまうことも考えられます。

安くても「無駄を買わないこと」も大切ですし、出ていく金額を如何にうまく「見える化」していけるかが、継続的に食費を管理する上で大切な要素となります。今回の食費アイデアをご活用いただき、ご家庭の節約に少しでも貢献できれば幸いです。

食費と一緒に、光熱費も賢く節約しよう!

食費だけでなく、光熱費ももっと節約できたら嬉しいですよね!家計調査で光熱費の平均額も調べてみましょう。

ひと月あたりの光熱費平均額・総世帯(2018年総務省統計)
電気代
9,151円
ガス代
4,216円
水道代
4,131円

水道光熱費のうち、電気代が一番多くかかっていますね。電気代の節約というと、こまめに電気を消したり、電源プラグをコンセントから抜くといった方法が思い浮かびますが、もっと簡単で効果的な節約方法があるんです。

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