生ゴミ処理機を実際に使用してみよう!
この記事の目次
最近注目を集めつつある、生ゴミ処理機。家庭で処理することができればゴミを減らすことにもつながります。ゴミ袋が有料の地域もありますので、節約にもつながりますね。
生ゴミ処理機を使うメリット
ゴミの収集は地域によって曜日が決まっており、毎日捨てられるわけではありません。夏場は生ゴミから悪臭がすることがあるほか、外に出して置くと動物や鳥に荒らされることもありますよね。家庭に生ゴミ処理機があればいつでも処理することができますので、ゴミの悪臭から解放されますし、生ゴミを置かないことで、家の中に虫が出なくなったという人もいます。また、生ゴミ処理機で処理したカスは肥料にもなりますので、家庭菜園で使えるほか、ガーデニングを楽しみたい人にも利用価値があります。
補助金が出る場合も
生ゴミ処理機を使うことによって、出すゴミが減るため、自治体によっては生ゴミ処理機の購入に補助金を出しているところもあります。補助対象の有無や対象になる生ゴミ処理機の種類や金額はそれぞれの自治体で異なりますので、お住まいの地域の自治体に確認をして下さい。
生ゴミ処理機の種類
生ゴミ処理機は大きく分けで三種類あります。大きな特徴は以下の通りです。
- バイオ式
- 微生物がゴミを分解する。5時間程度~1日かけて処理する。
- 熱処理式
- 高温の温風でゴミを分解する。数時間で処理が完了する。
- ハイブリッド式
- 説高温の温風で分解したあと、微生物がさらに分解する。熱処理式とバイオ式の良いところを合わせた方式。処理に1日以上かかる。
参照:今話題の生ゴミ処理機特集
また、大きなタイプから小さなタイプ、電気を使うものから手動のものまで、様々な種類が販売されています。
生ゴミ処理機の使い方
生ゴミ処理機の購入を検討していても、使い方が分からないとイメージがわかないですよね。また、どんなものを生ゴミ処理機で処理できるのでしょうか。
生ゴミ処理機でゴミを処理する過程
一般的な生ゴミ処理機の使用方法です。
- 生ゴミ処理機に生ゴミを投入する。
- スイッチオン(蓋の開け閉めがスイッチオン・オフ替わりになるタイプもある)
- 処理開始(音は平均して殆どしない~エアコンの室外機の作動音程度)
- 処理完了、たい肥になる(処理時間は使う機械によって異なる)
- たい肥の取り出し頻度は、使う機械によって異なる。
生ゴミ処理機で処理できるもの
野菜、果物、魚の頭や骨、カニやエビの殻、卵の殻、ごはん、パン、麺類、カレーやシチューなどの食べられるもの全般OKです。汁物は汁を切ってから投入してください。
また、塩分が高いものや、調味料などの液体は、分解能力が低下するのでなるべく避けてください。
生ゴミ処理機の紹介
出典:堆肥型生ゴミ処理機 エコロンポ | 製品情報 | 静岡製機株式会社
生ゴミ処理機を自作する
生ゴミ処理機は自分でも作ることができます。以下に紹介するものは2人~4人程度の家族の場合です。
- 腐葉土 2~3kg
市販の園芸用でも、落ち葉を腐らせたものでも可。 - 米ぬか 200g
米穀店、農協などで販売しています。 - 米ぬか 200g
米穀店、農協などで販売しています。 - 炭 200g
消臭用。木炭、籾殻くん炭、活性炭など。コーヒーかすを乾燥させた物でも代用可。 - 内袋
土嚢袋、不織布袋 - 外箱
段ボール箱、またはメッシュ状のプラスチックかごなど通気性のある容器 - 布
目の詰まった通気性の良いもの。不織布でも可。
*プラスチックかごの場合は、必ずそこにも通気穴があるものを。
*段ボールの場合は、底に小さなスノコや網などを敷くと袋との間にすきまができてより通気性が良くなる。
- 容器に袋をセットし、腐葉土と米ぬかを入れ、よく混ぜます。
- 水分調整をします。手で握ると一旦固まりすぐに崩れるくらいの水分量が適当です。
- 再び良く混ぜたら、蓋をして放置します。
半日~2日位で微生物が米ぬかを栄養にして活発に活動し、発熱します。温度が上がればよく混ぜて、すぐに生ゴミ処理に使うことができます。 - あとは生ごみを入れて混ぜるだけです。
秋~冬の場合、あまり温度が上がらないこともありますが、ほんのり温かくなる程度でも微生物は正常に働いているので、生ゴミを入れても大丈夫です。生ゴミを入れて混ぜているうちにどんどん元気になります。まずは使ってみましょう。
自作をするのが一番節約になりますね。ただし自作の場合、虫が湧くこともあるようです(失敗ではなく、分解を手伝ってくれています)。広いお庭で、隣近所から離れた場所などで行うほうが良さそうです。また寒い季節であれば虫の心配も少なく、においも発生しにくいので、初心者は秋から春に挑戦してみてはいかがでしょうか。
生ゴミ処理機で循環型社会に一役かおう
生ゴミ処理機を使用すると、家庭で出たゴミは家庭で処理し、たい肥として使うことができます。ゴミを減らし、賢く再利用することで、循環型社会を作りましょう。食べ物を大切にすることとゴミを出さないことといった意識の改革にも役立ちそうです。
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