従量料金とは?電気料金の計算方法や基本料金との違いを解説
電気料金プランを検討していると「従量料金」という言葉を目にする機会があります。
しかし、「従量料金って何?」とよくわからない人もいるでしょう。
この記事では、電気料金プランでも採用されている従量料金についての解説をします。
従量料金での電気料金の決まり方、基本料金との違いについても紹介します。ぜひ参考にしてください。
- 更新日
- 2024年1月20日
従量料金とは?
従量料金とは、使用量に応じて支払額が発生する料金のことです。電気やガス、水道、電話など様々なサービスで使われています。
従量とは、分量に従うことで、特に使用量や消費量に従って料金を加算していく課金制度を、「従量課金制」などと呼びます。
従量料金は、「使用量×設定された単価」で計算できます。
電力会社のプランの多くは従量料金制
電気料金でも多くの電力会社が、従量料金制を採用しています。
電気料金は、下記の2つのタイプの料金制を組み合わせて構成されます。
- 従量料金:電気の使用量に応じて課金される料金
- 固定料金:基本料金や最低料金など、電気の使用量に関わらず一定の料金
従量料金を採用している電気料金プランは、電気を使えば使うほど、電気代は高くなります。
「従量料金」は、「電力量料金」など、別の用語があてられる場合もあります。言葉は違いますが、使った分に応じて課金される仕組みのものは、全て「従量料金」に該当すると考えてください。
従量料金制の電気料金プランは3段階の単価設定
多くの電気料金プランは、3段階に単価が設定されていて、使用量に応じて単価が異なります。
- 1段階:使用量が少ない場合の単価
- 2段階:使用量が中程度の場合の単価
- 3段階:使用量が多い場合の単価
単価は、1段階が最も低い単価に設定されており、使用量が少なければ安い単価で電気を使えます。そのため、電気の使用量を抑えて1段階で収めることができれば、電気代を効率よく節約できます。
使用電力量ごとにかかる単価は、電力会社やプランによって異なるため、実際の契約内容を確認しましょう。
電気料金の算定方法と基本料金との違い
電気料金プランは、主に以下のような4つの要素によって計算されています。
- 基本料金(最低料金)
- 固定料金でプランによって価格が異なる。電気の使用量に関わらず、毎月かかる料金。
- 電力量料金
- 電気の使用量に応じてかかる料金。
- 燃料費調整額
- 発電に使う燃料の仕入れ価格の変動に応じて、電気料金を調整する料金。
燃料費調整額がなく、個々の会社独自の燃料費調整額(独自燃調)を導入している電力会社もあります。 - 再エネ賦課金
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金のこと。再エネ普及のため、電力会社が再エネを買い取る際の費用を消費者が負担するもの。
この4つの要素のうち、「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金」の3つが従量料金です。一方、基本料金は固定料金なので、電気の使用量に関わらず毎月同じ金額です。
多くの電気料金プランは4要素から構成されていますが、基本料金のないプランなど違う構成のプランもあります。
電力会社によって従量料金の設定額は異なる
2016年の電力自由化以降、さまざまな種類の電気料金プランが登場しています。
- 電力使用量に関わらず料金が一定のプラン
- 夜間は料金単価が安くなるプラン
- 電力会社独自の割引プラン
電力会社や電気料金プランによって、従量料金の設定額は異なるので、プランを見直せば今より安く電気を使えるかもしれません。
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電気の従量料金は、電気を使った量に応じて課金される料金設定です。従量料金は、電力の使用量が増えるほど高くなるので注意しましょう。
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