【2024年最新版】電気代の安い暖房器具を知って暖房費を節約しよう!
この記事の目次
冬によく使われる暖房器具は、パネルヒーター、ファンヒーター、オイルヒーター、電気ストーブ、エアコン、こたつ、ホットカーペット、電気毛布、電気ひざ掛けなどさまざまです。この記事では、冬の電気代が気になる方に向けて、暖房器具ごとの電気代を比較し、電気代が安い暖房器具をご紹介します。
- 更新日
- 2024年11月11日
電気代の安い暖房器具の選び方
暖房器具の電気代を安く抑えるには、暖房器具ごとの特徴を知り、暖めたい場所・目的ごとに電気代が少ない暖房器具をじょうずに設置・使い分けていくことがポイントです。
ここでは、皆さんが適切な暖房器具を選び、電気代を節約していけるように、以下の順に暖房器具の選び方を紹介していきます。
- 暖房器具ごとの特徴を知る
- 暖房器具ごとの電気代を知る
- 目的に合わせて適切な暖房器具を選ぶ
1)暖房器具ごとの特徴を知ろう
暖房器具ごとに暖め方や設置場所の向き・不向きがそれぞれ違います。まずは暖房器具ごとの特徴を見ていきましょう。
エアコン・ファンヒーターの特徴
- 暖め方
- 空間全体を温風の循環で暖めます。
- 暖まるまでの時間
- 暖まるまでに時間がかかります。
- 向いている設置場所
- エアコンはリビングなどの広い空間全体を暖めたい場合に、
ファンヒーターは狭い部屋でも室内全体を暖めたい場合に向いています。
電気ストーブ(カーボンヒーター/ハロゲンヒーター)・パネルヒーターの特徴
- 暖め方
- 本体から発する熱エネルギー(赤外線・遠赤外線)で、主に前面の物体を輻射熱(空気などの気体を介さず直接電磁波で伝える熱)で暖めます。反面、空気そのものを暖める力は弱いです。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- 暖めたいスポットがほぼ決まっている場合や、エアコンで部屋が暖まるまでの間など短時間のみ使用する場合に向いています。
オイルヒーターの特徴
- 暖め方
- 本体の放熱によって起きる、空気の自然対流で暖めます。強い温風を吹き出さないので乾燥を避けることができますが、本体内のオイルが過熱され、全体が暖まるには時間がかかります。
- 暖まるまでの時間
- 暖まるまでに時間がかかります。
- 向いている設置場所
- ピンポイントではなく、その空間全体を長時間暖めたい場合に向いています。
こたつの特徴(やぐらこたつ)
- 暖め方
- こたつテーブルの下(やぐら部)にヒーターなどの発熱体を設置し、こたつ布団でテーブル全体を覆うことでこたつ内の空間を暖める暖房器具です。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- 手足などをすぐに暖めたい場合や、メイン暖房の設定温度を下げて電気代を節約したい場合に向いています(こたつで身体の一部があたたまることにより体感温度が上がり、室内の空間を暖めている暖房器具の設定温度を下げることができます)。
ホットカーペット・電気毛布・電気ブランケット・電気ひざかけの特徴
- 暖め方
- カーペットや毛布の中に電線を通して、その電線に電気を通すことで、カーペット・毛布の表面を暖める暖房器具です。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- ホットカーペット・電気毛布は暖めたいスポットがほぼ決まっている場合に向いています。
- 電気ブランケットや電気ひざかけは、メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い、もしくはメイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合に向いています。
2)暖房器具ごとの電気代を見てみよう
それでは次に、暖房器具ごとの電気代を見ていきましょう。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算。小数点第2位を四捨五入。
エアコン暖房の電気代
セラミックファンヒーターの電気代
セラミックファンヒーター(木造6畳/コンクリート8畳向け)の電気代は、1時間あたり約強37.2円/弱17.1円です。
消費電力参照:セラミックファンヒーター「HX-TS1」|シャープ
オイルヒーターの電気代
電気ストーブ(ハロゲンヒーター)の電気代
電気ストーブ(カーボンヒーター)の電気代
消費電力参照:ワイドレンジカーボンヒーター Shareheats(2本管)「DC-ZW08」|山善
パネルヒーターの電気代
電気カーペットの電気代
こたつの電気代
電気毛布の電気代
電気ブランケット・電気ひざかけの電気代
3)目的に合わせて適切な暖房器具を選ぼう
暖房器具の特徴と電気代がわかりましたね。暖房器具を選ぶ際は、目的(暖め方)に合った暖房器具の中から電気代が安いものを選んで設置していくと良いです。
暖房器具を購入しても、その暖房器具が得意とする使い方をしないと電気代が高くなってしまうことがあるので、きちんとその暖房器具が得意とする暖め方にあった使い方をしていきましょう。
以下に、暖房選びの際の参考となるよう、目的ごとに見合った暖房器具とその電気代をまとめています。
目的 | 機種 | 1時間あたりの電気代(約) |
---|---|---|
広い空間全体を暖めたい場合 | エアコン | 3.2円~45.9円 |
狭い場所だけれど空間全体を暖めたい場合 | セラミックファンヒーター | 強37.2円/弱17.1円 |
オイルヒーター | 強46.5円/中27.9円/弱18.6円 | |
暖めたいスポットがほぼ決まっている場合 | 電気カーペット | 高9.9円/中7.1円 |
電気毛布 | 強1.0円/8段階調節の「3」0.6円 | |
短時間だけ使う場合 | 電気ストーブ(ハロゲンヒーター) | 強37.2円/弱24.8円 |
電気ストーブ(カーボンヒーター) | 強24.8円/弱12.4円 | |
パネルヒーター | 強37.2円/中21.7円/弱15.5円 | |
メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い メイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合 | こたつ | 強5.0円/弱2.5円 |
電気ブランケット・電気ひざかけ | 1.6円 |
例えば脱衣所やトイレではオイルヒーターを使用したり、リビングではエアコンと電気カーペットを併用するなどして、暖める空間の広さや目的に適した暖房器具を選ぶようにすれば、電気代のムダを減らすことができますよ。
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暖房器具の「省エネ機能」は、電気代の節約には欠かせない機能です。例えばエアコンなら、センサーやカメラで人を感知して気流をコントロールし、特定の空間をスポット的に暖める「エリア空調機能」。広い空間でも余分に電気を使うことなく暖まることができるので、電気代の節約にはぴったりです。
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