有機ELテレビの電気代は高い?液晶との差や節約のコツを徹底解説!
この記事の目次
「有機ELテレビの購入を検討しているけれど、電気代が気になる······」
「有機ELテレビは液晶テレビよりも電気代が高いの?」
といった、有機ELテレビの電気代に関する疑問を解決します。有機ELテレビの電気代節約方法もあわせてご紹介します。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
年間平均42,661円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年4月1日~2024年6月30日)
有機ELテレビの消費電力
有機ELテレビについて
現在販売されている薄型テレビには、液晶テレビと有機ELテレビの2種類があります。有機ELテレビは、発光材料に有機物を使った自発光方式で映像表示されるのが特徴。液晶テレビに使われているバックライトが不要なため、液晶テレビよりも薄く、軽い設計がされています。
有機ELテレビは明るさが1画素ごとに調整できるため、液晶テレビでは難しかった黒色を綺麗に表現できます。液晶テレビよりもコントラストが高い映像表現に優れているため、テレビでのスポーツ観戦やアクション系の映画鑑賞などにおすすめとされています。
消費電力はインチ(型)によっても違う?
有機ELテレビの消費電力はインチ(型)によっても違うのでしょうか?パナソニックの「4Kダブルチューナー内蔵ビエラ JZ1000シリーズ」を例に、インチ(型)ごとの消費電力の違いをみていきましょう。
- 4K有機ELテレビ TH-65JZ1000(65V型)
- 消費電力466W 年間消費電力量208kWh/年
- 4K有機ELテレビ TH-55JZ1000(55V型)
- 消費電力355W 年間消費電力量162kWh/年
- 4K有機ELテレビ TH-48JZ1000(48V型)
- 消費電力263W 年間消費電力量131kWh/年
インチが大きいほど、有機ELテレビの消費電力は大きくなっていますね。
年間消費電力量とは、その家電を1年間使用した際にかかる電力量をあらわしたもので、実際に使用されている状況に近くなるように定められた測定基準(家庭用品品質表示法の電気機械器具品質表示規程)をもとに、どのメーカーも同じ基準で算出されています。テレビの場合は、1日あたりの平均視聴時間4.5時間、平均待機時間19.5時間を基準として年間消費電力量が算出されます。
有機ELテレビと液晶テレビの電気代を比較!
有機ELテレビの電気代は、2021年現在一般的な液晶テレビと比べるとどれくらい違うのでしょう。パナソニックの有機ELテレビ「4Kダブルチューナー内蔵ビエラ JZ2000シリーズ」と、4K液晶テレビ「4Kダブルチューナー内蔵ビエラ JX950シリーズ」の電気代を比較します。
- 4K有機ELテレビ
- 65V型(TH-65JZ2000) 消費電力560W 年間消費電力量221kWh/年
- 55V型(TH-55JZ2000) 消費電力421W 年間消費電力量180kWh/年
- 4K液晶テレビ
- 65V型(TH-65JX950) 消費電力254W 年間消費電力量144kWh/年
- 55V型(TH-55JX950) 消費電力219W 年間消費電力量130kWh/年
有機ELテレビを1時間視聴した場合
パナソニックの有機ELテレビ「4Kダブルチューナー内蔵ビエラ JZ2000シリーズ」の消費電力は65V型で560W、55V型で421Wです。1時間あたりの電気代は、65V型が最大17.36円、55V型が最大13.05円となります。
液晶テレビを1時間視聴した場合
パナソニックの4K液晶テレビ「4Kダブルチューナー内蔵ビエラ JX950シリーズ」の消費電力は65V型で254W、55V型で219Wです。1時間あたりの電気代は、65V型が最大7.87円、55V型が最大6.79円となります。
年間ではどれくらいの差がある?
年間あたりの電気代を年間消費電力量から比較すると以下のようになります。
- 4K有機ELテレビ
- 65V型 年間電気代6,851円(年間消費電力量221kWh/年)
- 55V型 年間電気代5,580円(年間消費電力量180kWh/年)
- 4K液晶テレビ
- 65V型 年間電気代4,464円(年間消費電力量144kWh/年)
- 55V型 年間電気代4,030円(年間消費電力量130kWh/年)
年間電気代をみても、液晶テレビのほうが有機ELテレビよりも65V型で2,387円安く、55V型で1,550円安くなっています。液晶テレビのほうが、かかる電気代は少ないですね。
電気代を節約したいなら、電力会社の切り替えがおすすめ◎
有機ELテレビを買いたいけど電気代が気になる······という方や、家電が多く電気代に悩んでいる方は、電力会社のプランを見直してみましょう。電力会社のプランには、東京電力や関西電力などの旧一般電気事業者よりも安いプランを提供している会社も多くあります。ご家庭の電気の使い方に見合ったプランを選ぶことで、今と同じ電気の使い方をしても電気代を節約することは可能です。
エネチェンジでは、簡単な項目を入力するだけで最適な電気料金プランを診断でき、切り替えでどのくらい安くなるかの目安もわかります。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
有機ELテレビの電気代を節約するには?
省エネモデルを購入する
有機ELテレビを購入する際は、省エネモデルの機種を選ぶことで電気代を節約できます。購入金額だけでなく、消費電力や年間消費電力量なども確認し、かかる電気代を少なくしましょう。
省エネモードを使う
有機ELテレビのなかには、省エネモードが選択できる機種があります。省エネモードでは映像の明るさを抑えるぶん消費電力が少なくなるので、電気代を節約できます。省エネモード設定ができる機種をお持ちの方は、普段は省エネモード設定をしておき、綺麗な映像でみたいときはモードを変更するなど、再生するコンテンツに合わせて使い分けていくのもおすすめです。
タイマー設定を活用する
「いつもテレビをつけっぱなしにしがち」「テレビをつけたまま寝てしまうことが多い」という方などは、タイマー設定を活用するのもよいでしょう。自動でテレビのスイッチが切れるように設定し、テレビがつけっぱなしになってしまうのを防ぐことで、無駄な電気代を節約できます。
電気代の高さが気になる方は、電力会社のプラン見直しがおすすめ!
有機ELテレビの電気代の高さが気になる人は、電力会社のプランを見直すことで電気代を大きく節約できる場合があります。生活スタイルごとに、どんな電気料金プランが向いているのか見ていきましょう。
テレビをつけっぱなしにしている場合
テレビを1日中つけっぱなしにしている時間が多い人は、料金単価の安いプランを選ぶとよいでしょう。例えば、現在旧一般電気事業者の「従量電灯」を契約している人は、そのプランよりも安い単価が設定されているプランを選ぶだけで、電気代の節約が可能です。
旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。
夜に映画を見るなど、特定の時間帯に視聴が偏る場合
日中は家族が不在がちで、夜にテレビを見る時間が多いなど、特定の時間帯に電気をたくさん使う生活スタイルの方は、時間帯ごとに異なる料金設定がされているプランがおすすめ◎電気を多く使う時間帯の電気代が安いプランを選ぶことで、電気を安く使うことができ、電気代を節約できます。
有機ELテレビの電気代は、生活に合った電力会社のプランを選ぶことが節約に
有機ELテレビの電気代は液晶テレビよりも高いことがわかりましたね。有機ELテレビが欲しいけれど電気代が心配······という方は、電力会社のプランを見直してみましょう。今よりも安い料金設定がされているプランや、電気をたくさん使う時間帯の料金設定が安いプランに切り替えるだけで、有機ELテレビの電気代だけでなく、ご家庭の電気代を今よりも節約することが可能です。
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