大阪ガスが取り扱っている給湯器の種類・特徴とガス代を解説
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大阪ガスではガスの流通・販売だけでなく、ガスを利用した給湯器の販売やリースも行っています。ガス給湯器にも様々なものがありますが、大阪ガスの給湯器にはどんな特徴があるのでしょうか?
本記事では大阪ガスで取り扱っている給湯器について、価格や特徴など気になる情報をご紹介します。
- 更新日
- 2023年10月27日
大阪ガスが取り扱っている給湯器と特徴
大阪ガスでは各種のガス給湯器を取り扱っており、一部の給湯器は購入だけでなくリースにも対応しています。大阪ガスで取り扱っている給湯器には、以下の種類があります。
- 給湯・暖房一体型タイプ
- 給湯暖房機
- 暖ライフ
- おふろ・キッチン兼用タイプ
- ガスふろ給湯器
- 集合住宅向けパックイン
- 給湯栓からお湯を出すタイプ
- ガス給湯器
- ガス小型湯沸器
- おふろ沸かし専用
- ガスふろがま
それぞれのガス給湯器の特徴や価格、ガスの消費量などについては、次の節から詳しく解説していきましょう。
給湯・暖房一体型タイプ
給湯・暖房一体型タイプは、キッチンやおふろの給湯・お湯はり・追い焚きなどの機能のほか、浴室暖房乾燥機や温水床暖房にも対応している、文字通り給湯と暖房が1台で行える給湯器です。
大阪ガスで取り扱っている給湯・暖房一体型タイプのガス給湯器には、給湯暖房機と暖ライフの2種類があります。
給湯暖房機
給湯暖房機はキッチンとおふろで同時にお湯を使うことができる、高い給湯能力が特徴です。ガスの消費量は335-N100型の場合、給湯が44.1kW、暖房が13.7kW、同時に使用した場合で57.8kWとなっています。
価格は242,000円~522,280円(税込)ですが、リースの場合は10年契約で2,364円~4,731円(税込)/月になります。
暖ライフ
暖ライフは、ガス温水床暖房や浴室暖房乾燥機の専用熱源機です。ガスの消費量は135-R930型の場合で27.3kWとなっています。
価格は80,300円~209,000円(税込)ですが、リースの場合は10年契約で838円~1,215円(税込)/月になります。
リースに対応していない型もあるのでご注意ください。
おふろ・キッチン兼用タイプ
おふろ・キッチン兼用タイプは、おふろの自動湯沸かしとキッチンでの給湯を同時に行うことができる給湯器です。
大阪ガスで取り扱っているおふろ・キッチン兼用タイプのガス給湯器には、ガスふろ給湯器と集合住宅向けパックインの2種類があります。
ガスふろ給湯器
ガスふろ給湯器は給湯暖房機と同じく高い給湯能力が特徴で、おふろを自動で沸かしながら、同時にキッチンでもお湯が使えるようになっています。ガスの消費量は131-N130型で給湯が44.1kW、ふろが11.6kW、同時に使用した場合は55.7kWほどです。
価格は226,600円~492,580円(税込)。またリース料金は、10年契約で2,179円~4,751円(税込)/月になります。
リースに対応していない型もあるのでご注意ください。
集合住宅向けパックイン
その名のとおりの集合住宅向けの給湯器で、ガスBFふろがまを浴室の外へ設置するものです。これにより浴槽を広くできるほか、浴室暖房機能がついた型も存在します。ガスの消費量は131-K990型の場合、給湯で30kW、ふろで9.9kW、同時に使用した場合は38.0kW程度になります。
価格は183,700円~339,900円(税込)で、リースには対応していません。
給湯栓からお湯を出すタイプ
おふろやキッチンなどの給湯栓からお湯を出すタイプの給湯器は、お湯が必要になったときに必要なだけのお湯を沸かす点が特徴です。
大阪ガスで取り扱っている給湯栓からお湯を出すタイプのガス給湯器には、ガス給湯器とガス小型湯沸器の2種類があります。
ガス給湯器
ガス給湯器は瞬間的にお湯を作るため、貯湯タンクが不要で設置スペースをあまり必要としないのがメリットです。ガス給湯器の場合、ガスの消費量は46.5kWほどになります。
価格は106,700円~246,400円(税込)で、リース料金は10年契約で1,498円~1,773円(税込)/月になります。
リースに対応していない型もあるのでご注意ください。
ガス小型湯沸器
ガス小型湯沸器は、ガス給湯器をさらにコンパクトにした給湯器です。ガス給湯器と比べると給湯能力では劣りますが、そのぶんガスの消費量も10.5kWほどと控えめになっています。
リースには対応していませんが、価格も37,950円~42,350円(税込)程度で、設置コストがあまりかからないという利点があります。
おふろ沸かし専用
おふろ沸かし専用の給湯器は、キッチンなどの給湯とは切り離された、おふろの給湯に特化した給湯器です。浴槽に張った水を沸きあげるタイプなので、お湯が冷めてしまっても後から追い焚きをすることが可能です。
大阪ガスで取り扱っているおふろ沸かし専用の給湯器には、ガスふろがまがあります。
ガスふろがま
ガスふろがまはポンプを使ってお湯を循環させ、おふろの湯沸かしや追い焚きに利用する給湯器です。こちらのガスふろがまの1時間あたりのガス消費量は14kWほどとなっています。
価格は63,800円~184,910円(税込)で、リースには対応していません。
給湯器のガス代の目安は?
ここでは実際に上記の設備を使用した場合、ガス代がどれほどかかるのか計算してみましょう。それぞれのガス給湯器でかかる1時間あたりのガス代は、次のとおりです。
機種 | ガス消費量 | 1時間あたりのガス代 |
---|---|---|
給湯暖房機 | 13.7kW~57.8kW | 約176.7円~約745.7円 |
暖ライフ | 27.3kW | 約352.2円 |
ガス・ふろ給湯器 | 11.6kW~55.7kW | 約149.6円~約718.6円 |
集合住宅向けパックイン | 9.9kW~38kW | 約127.7円~約490.2円 |
ガス給湯器 | 46.5kW | 約599.9円 |
ガス小型湯沸器 | 10.5kW | 約135.5円 |
ガスふろがま | 14kW | 約180.6円 |
大阪ガスが供給している都市ガスの熱量を12.5kWとし、大阪ガスの「一般料金」の2021年9月現在の料金表で計算しています。
上記の表は、1時間あたりのガス代が最大でどれぐらいになるのかの目安となります。表からは、給湯やおふろの湯沸かしだけに使う場合のガス代と比べて、キッチンなどと同時に給湯を行う場合のガス代は大きく跳ね上がることがわかります。またここでは都市ガスの価格で計算しているため、プロパンガスを使用している場合はガス代がさらに高くなることに注意が必要です。
給湯器のガス代をおさえるためにお得なガス会社を選ぼう
大阪ガスで取り扱っている給湯器には様々なものがありますが、ガスの力で熱いお湯をすぐに沸かすことができるガス給湯器は、それだけガスをたくさん使います。もしご自宅に設置しているガス給湯器のガス代が高いと感じたなら、ガス会社を変えるのもガス代節約のひとつの方法ですよ。
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