冬をもっと快適に!部屋の温度と湿度を上げる方法とは?
この記事の目次
冬の朝は、部屋が寒くてなかなか起きられませんよね。冬の室内は、どれくらい寒いのでしょうか?この記事では、部屋の温度と湿度を上げる方法を紹介しています。
なかには、自分でできる簡単なものもあります。更にどんな工夫が必要なのかも解説していますので、「部屋が寒くて困っている……」「この冬は、暖かい部屋で過ごしたい」と、いう方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 更新日
- 2021年11月10日
冬の室内はこんなに寒い
お部屋の中は暖かいはず、なのに寒くて震えている人が多いのではないでしょうか。外にいるよりマシだけれど、それでもやっぱり寒い。いったい、冬の室内は、どれくらい寒いのでしょう。
『旭化成健材株式会社』調べによると、冬の寝室の温度は10℃前後が多いようです。廊下は8℃くらい!お布団の中は28〜33℃だそうで、その差20℃です。この数字を見ただけで、日本の家がどれだけ寒いかがお分かりいただけたでしょうか?
参照:断熱リフォーム|旭化成建材
快適に感じる温度と湿度
私たちが暮らす中で、快適に感じる温度と湿度は、どれくらいなのでしょうか。最適な湿度は40%~60%と言われています。
快適に感じる部屋の温度は、温度と湿度のバランスが大切なようです。また部屋の空気の循環をよくすれば、暖かい空気がお部屋を平均的に温め、冷暖房の効率も上がります。
参照:加湿機意外と知らない快適な湿度の話|加湿器|パナソニック
温度と湿度について、更に詳しくは以下の記事で解説しています。温度と湿度の関係性を探ろう!快適な温度と湿度とは?
部屋の温度を逃がさない方法
寒い冬に、せっかく部屋を暖めたのなら、できるだけその温度を逃したくないですよね。暖めた部屋の温度を守るためのノウハウを調べてみましょう。
そもそも、なぜ部屋が寒くなるのかといえば、窓などの開口部から熱が逃げるためです。窓に施す対策には、どんなものがあるでしょうか。
窓の気密性と断熱性を高める
部屋の温度を逃さないためには、気密性と断熱性がポイントになります。そのためには、サッシや窓の隙間を埋めて部屋の温度を逃さず、寒い外気も入れさせない工夫をしましょう。窓ガラスを二重窓や断熱ガラスにする、厚手のカーテンや断熱カーテンをするなどの方法で、外気が直接部屋に侵入するのを防ぎます。
- 隙間ガードシールを貼る
- サッシの窓の隙間風対策に効果的なのは、「隙間ガードシール」です。ホームセンターなどで手軽に手に入ります。初心者でも簡単に貼れるのでおすすめです。窓からの隙間風が気になるようであれば、ぜひ利用してみてください。
- 内窓を取り付ける
- ホームセンターなどで内窓セットを購入できて、費用がかからないのでおすすめです。簡易内窓はプラスチックで自作することもできます。
- カーテンの隙間を埋める
- 両面テープや洗濯ばさみでカーテンの隙間を埋めるというちょっとした工夫だけで、部屋の温度が1度~2度は変わってくるのでぜひ試してみてください。マジックテープなどで隙間を止めると、開閉時もラクですよ。
自分でできる断熱方法
自分でできる方法で、家の断熱効果を上げましょう。
窓に断熱シートを張る方法
断熱シートは、窓に貼るだけで窓を通じて部屋の中に伝わる冷気を防げます。ホームセンターで二千円から三千円で購入できるので、手軽に防寒対策が可能ですよ!取り付け作業は両面テープで固定して、余った部分を切り取るだけ。効果が高く、お金をかけずにできる断熱対策です。
また、断熱シートの変わりに窓にプチプチを張っても断熱効果が期待できます。梱包などに使う気泡緩衝材(プチプチ)を利用して、窓の冷えがお部屋に直接伝わるのを防ぎましょう。養生テープを利用するとはがすときにも跡がつかないのでおすすめめです。
窓にかけるカーテンを工夫
窓のカーテンを、なるべく厚手のもので対策しましょう。冷気は下のほうから部屋に入ってくるので、長めで厚手のカーテンを掛けるだけで、窓の寒さ対策にはとても有効です。
また、窓際にボードなどを立てるのもひとつの方法です。ボードを設置するだけでも外気を大幅にカットできて、部屋を暖かく保てます。
リフォームで暖かく
自分でできる方法もあるけれど、リフォームをしてしまえば簡単ですね。部屋を暖かくするためのリフォームとは、どのような方法があるのでしょうか。
二重窓にする
やはり窓を対策するのが、部屋の温度を守るポイントだといえます。
二重窓にリフォームすると、窓からの熱の出入りを抑えられます。おおよそ1時間程で作業できるようなので、リフォーム業者に相談してみましょう。冷暖房の効きやすい快適な住環境を作れますよ。ちなみに、小さな窓であれば7万円〜が値段相場です。窓の大きさや作りによって金額は異なります。
また、サッシはそのままでガラスを断熱ガラスに変える方法もあります。この方法は見た目も変わらず、工事も30分くらいなので、試しやすいですね。
窓の断熱を工夫して、暖かく
工夫次第で、日本の家でも暖かくできます。寒い日本の室内でも、窓を工夫すれば暖かく快適に過ごせますね。
自分でできる方法、リフォームで窓の気密性と断熱性を上げる方法はさまざまなので、できることから試していきましょう。
部屋の湿度を上げるには?
心地よく過ごすには、湿度も大切です。冬は特に乾燥する季節なので、意識的に湿度を上げていきたいですよね。加湿器があれば簡単に湿度を上げられますが、お金をかけずに湿度を上げる方法もありますよ。
- 濡れたタオルを部屋に干す
- 霧吹きでシュッと水をまく
- お湯をわかす
- 水を入れたコップや洗面器を置く
- 浴室の扉をあけておく
乾燥で喉がやられると風邪を引いてしまう人も多いですよね。女性にとっては美容面も気になります。試してみましょう。
部屋の温度と湿度を上げる方法まとめ
部屋の温度と湿度を上げる方法を紹介しました。
温度や湿度の調整は、自分でできるものからリフォームまで幅広くあります。紹介したように自分でできる手軽な方法もあるので、温度と湿度をうまく調整して快適にすごしましょう!