最近は食の魚離れが指摘されていますが、ふっくら焼けた焼き魚、美味しいですよね。
「魚焼きグリルのお掃除さえ面倒でなければ…」なんて考えている皆さんに、魚焼きグリルの掃除方法と、掃除の手間を防ぐ使い方の工夫をご紹介します。

魚焼きグリルを掃除するポイント

魚焼きグリルは、次の3つの部分から構成されます。

• 庫内　⇒　取り外せずにお掃除がしにくい
• 受け皿　⇒　ベタベタ油汚れが多い
• 焼き網　⇒　頑固な焦げが多い

庫内は取り外すことができないのでお掃除が面倒ですが、分解できるところはしっかり分解して掃除することが大切です。

魚焼きグリルの掃除の頻度はどれぐらい？

魚焼きグリルは大変重宝な調理器具ですが、キッチンの中でも掃除がしにくい部分です。面倒だからと掃除をサボっていると、汚れが落としにくくなってしまいますから、

• 使う度に、受け皿と焼き網を分解して掃除

をしましょう。

魚焼きグリルの掃除の注意点

面倒くさいと感じがちな魚焼きグリルの掃除を長く続けていくポイントは、次の3つです。

• 汚れが新しいうちに落とす
• グリルが温かいうちに掃除をする
• 頑張りすぎない

毎回、毎回、完璧に掃除をしようとするとストレスが溜まってしまいますので、「ザッとキレイになったらOK！」ぐらいの気持ちで、習慣的に掃除をしましょう。

魚焼きグリルの具体的な掃除の手順

それでは、パーツごとに魚焼きグリルを掃除していきましょう。
グリルの汚れの大部分は食材や調理用油による、油汚れです。油を溶かすセスキ炭酸ソーダを活用すると、面白いように汚れが落ちますよ。

庫内の掃除方法

油汚れは付着した直後、器具が温まっているうちが落ちやすいのですが、庫内の掃除は火傷の危険性があります。無理をせず触れれるぐらいに冷えてから、ゴム手袋をつけて掃除を始めましょう。
庫内に食材の滓や焦げが飛び散っていたら、いらなくなった布を水で湿らせて、水拭きをします。内部の熱源部には触らないようにし、軽くゴミを取り除くくらいでOKです。

受け皿の掃除方法

受け皿はグリルの扉と一体化しているものと、完全に分解できるものがあります。取扱説明書を確認して、分解できる部分は取り外し、パーツごとに掃除をしましょう。
軽い汚れなら台所用洗剤をスポンジにつけて擦れば落ちますが、ひどい汚れの場合や、ちょっと汚れをため込んでしまった場合にはセスキ炭酸ソーダがとってもよく汚れを落としてくれます。あらかじめ市販されているセスキ炭酸ソーダの粉末を水に溶かしたものをスプレーボトルに入れておき、汚れに吹きかけてしばらくおいてから、スポンジで擦り落としましょう。
セスキ炭酸ソーダは強アルカリ性なので、必ずゴム手袋を使ってくださいね。

• セスキ炭酸ソーダ　小さじ1杯
• 水　500ml

をスプレー容器に入れて、よく振って混ぜます。
作り置きのスプレーは直射日光や高温を避けて保存し、2～3ヶ月を目安に使い切りましょう。

焼き網の掃除方法

魚焼きグリルの焼き網は、魚の皮などの黒いコゲがこびりついてしまいます。ついた直後は比較的簡単にスポンジで擦れば落ちますが、焦げが頑固にこびりついてしまった場合には、まず熱湯に10分ほど浸して汚れを緩め、スポンジにクレンザーをつけて磨くか、スチールタワシで擦って汚れを落としましょう。
参照:魚焼きグリルの掃除方法！庫内は？網の焦げは？臭いのとり方は？ | 生活駆け込みサイト

魚焼きグリルの掃除の手間を防ぐ使い方

魚焼きグリルの掃除は分解するのが面倒で、掃除サボりたくなってしまいますね。少しでもお掃除の手間が軽くなるように、使い方の工夫で受け皿の汚れを防ぎましょう。

片栗粉をお皿に入れる

水300mlに対して片栗粉大さじ4杯を溶かしたものをグリル皿に入れて、料理をしましょう。熱で油を吸着したまま片栗粉が固まるので、料理の後に汚れをベロンとはがすだけでキレイになります。

重曹をお皿に入れる

水300mlに対して重曹大さじ4杯を溶かしたものをグリル皿に入れて、料理をしましょう。料理の後は水でサッと流すだけで油汚れがキレイに落ちます。

グリルストーンをお皿に入れる

市販のグリルストーンをお皿に入れて、料理をしましょう。油を吸着してくれますし、3～4回は繰り返して使え、汚れたら捨てるだけで簡単にきれいになります。遠赤外線効果で魚がふっくら焼ける効果もありますよ。

魚焼きグリルの掃除はこまめにしよう！

魚焼きグリルが汚れるのを避けて、「魚焼きグリルを使わない！」という人もいるそうですが、毎回使った後に掃除をすることで、簡単に汚れは落とせます。魚焼きグリルの掃除をこまめに行って、おいしい料理を作りましょうね！