換気扇の電気代は24時間つけっぱなしでも意外と安いって本当?

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皆さん、お風呂やキッチンの換気扇って、どのように使っていますか?つけていると結構な音がするし、電気代も気になるので、つけたり消したりをしている人も多いのではないでしょうか。
でも実は、換気扇の電気代は24時間つけっぱなしにしても想像しているよりも安いのかも。今回は、換気扇を24時間つけっぱなしにすると電気代がいくらになるのかを計算してみました。さらに、換気扇の効果を高めて電気代を節約する2つの方法を紹介します。
- 更新日
- 2020年7月17日
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換気扇を24時間つけっぱなしにするときに考えたい2つのこと
換気扇を24時間つけっぱなしにしておきたい、と思ったときに気になる2つのポイントをまとめました。換気扇をつけておくことでかかる電気代や換気扇を止めると起こりうる問題を見てみましょう。
- 換気扇の電気代は月々たったの数十円~数百円
- 換気扇を使わないと起こりうるデメリットがある
換気扇の電気代は月々たったの数十円~数百円
実は換気扇を24時間つけていてかかる電気代は、新しい換気扇だと月々数十円、そうでなくてもたったの数百円ほど。製品にもよりますが、換気扇の消費電力は蛍光灯1灯分と同じくらいの消費電力です。さまざまな家電の中でもとても小さな消費電力のため、24時間つけっぱなしにしても電気代が高額になることはあまりないでしょう。
トイレの換気扇の電気代は月々約58円
まず、トイレの換気扇ですが、消費電力は3W前後と省電力なので、1ヶ月24時間つけっぱなしにしたとしても、3W × 24時間 × 30日 = 2.16kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約58円です。
お風呂の換気扇の電気代は月々約58円~388円
つぎに、お風呂の換気扇ですが、消費電力は20W前後なので、1ヶ月24時間つけっぱなしにしたとしても、20W × 24時間 × 30日 = 14.4kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約388円です。24時間換気モードを備えている最近の換気扇だと、消費電力は2~3Wのものもあるので、約58円の電気代ですむものもあります。
キッチン・台所の換気扇の電気代は月々約97~583円
キッチン・台所の換気扇は、レンジフードファンといわれる比較的消費電力が大きいものになりますが、弱運転だと消費電力は30W程度なので、30W × 24時間 × 30日 = 21.6kWhとなり、1kWhを27円で計算すると、約583円です。常時換気モードを備えている最近の換気扇だと、消費電力は3~5Wのものもあるので、約97円の電気代ですむものもあります。
電気代は「電力会社の切り替え」だけで節約できる!
換気扇の電気代は高くないですが、家計全体のことを考えると電気代は安いにこしたことはないですよね。電気代が気になるなら、電力会社の切り替えがおすすめです。
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換気扇を使わないと起こりうるデメリットがある
少ない金額とはいえ、換気扇をつけっぱなしにすれば電気代がかかります。電気代を気にして換気扇を使わないでいると、どんな問題が起こる可能性があるのでしょうか。
- においの充満
- トイレやキッチンの換気扇を止めてしまうと、イヤなにおいが充満してしまいます。
- 結露・カビの発生
- お風呂の換気扇を止めてしまうと、結露・カビが発生しやすい環境ができてしまいます。
- 花粉、黄砂、PM2.5、シックハウスの発生
- キッチンの換気扇は部屋全体の換気につながりますが、これを止めてしまうと様々な空気汚染を引き起こす可能性があります。
- 家の寿命が短くなる
- タバコのにおいがこびりついたり、見えないところに結露・カビが発生すると、家の寿命を縮めることにつながります。
ここに挙げたのは極端な例ではありますが、必要なときに換気扇をつけないでいるとカビやにおいなどの問題が起こることは十分にあり得ます。月々たったの数百円の電気代で手間もなく快適に暮らせるのであれば、24時間つけっぱなしを考えてみても良いかもしれませんね。
さらに換気扇の効果を高めるための2つの方法
換気扇を24時間つけっぱなしにするならやっておきたい、換気扇の効果をさらに高めるための2つの方法をご紹介します。
- 定期的に掃除をする
- 換気扇をつけるスペースを密室にする
定期的に掃除をする

換気扇は定期的に掃除をしましょう。
フィルターの掃除は月1回程度、本体を取り外しての本格的な掃除は年に1回程度行うことをおすすめします。
換気扇の詳しい掃除方法については、こちらのサイトで詳しく紹介されているので、参考にしてみてください。
換気扇をつけるスペースを密室にする

特にお風呂の換気扇に言えることですが、換気扇をつけるスペースはできるだけ密室にしましょう。
換気扇をつけるスペースを密室にすることで、換気扇とお風呂に1つの空気の通り道ができ、効果的に換気を行うことが出来ます。
窓があるタイプのお風呂をお使いなら、換気扇をつけるときは窓を閉めて換気を行いましょう。
換気扇の電気代は24時間つけっぱなしでも心配しなくて大丈夫
結露・カビを防いで快適な空間で暮らすためには換気扇は必要ですよね。気になる電気代は換気扇を24時間つけっぱなしにしても、月々の数十円から数百円ほどです。
本当はずっとつけておきたかったけれど電気代が心配でこまめに消していた、という人も安心して換気扇をつかってくださいね。
それでも電気代が気になる人は電気料金プランを見なおして節約
換気扇にはほとんど電気代がかからないことがわかりましたが、エアコンや浴室乾燥機などを使う季節は電気代が高くなってしまいますよね。電気代で悩んでいる人は、お使いの電気料金プランを変えるのも節約方法のひとつです。同じ使い方でも電気代が安くなるなら、嬉しいですよね。
ご家庭の電気の使い方に見合った電気料金プランを選ぶと、無駄な電気代がかからずに電気代を節約できるんですよ。「エネチェンジ電気料金比較」で一番お得に使えるプランを探してみましょう!