給湯器をつけっぱなしにした時の電気代は?
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ガス給湯器ってガスだけで動いていると思いっていませんか?私は思っていました……ここでは、何故ガス給湯器に電気代がかかるのかという疑問からガス給湯器をオンにしている状態とオフにしている状態でつけっぱなしにした時の電気代を調べました。
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ガス給湯器にかかる電気代って?
実はガス給湯器にはガス代の他に電気代も水道代もかかっているのです。水は確かに分かるけど電気代って何でかかるのでしょうか。給湯器の働きと合わせて説明しますね。
瞬間式給湯器の働き
水の流れるパイプをガスで起こした炎で炙り続けたら、お湯が流れますよね。これに似た仕組みなのが瞬間式給湯器です。ガスの量で火加減を調節することで温度調節をします。
水がパイプに流れている時にのみ過熱されてパイプに流れていない時は過熱をストップすることで、水とガスの両面をコントロールして空焚きしないようにしています。
どこに電気が?
まず、ガスは炎を燃やすことにのみ必要です。ということはそれ以外には電気で動いているってこと!では電気のかかるそれ以外について説明します。
- 水量センサー
- 私たちがお湯を出そうと蛇口をひねったら、水量センサーが水量と水が流れてきたことを知らせ、それによって給湯器はガスを燃やし始めます。
- ファンモーター
- 続いて、燃焼に必要な空気をファンモーターによってバーナーに送り込みます。
- イグナイター
- 点火に必要な火花をイグナイターが発生させる。
- ガス量制御弁
- イグナイターによって発生させた火花にガスを調節しながら送り込む。
- 温度センサー
- 流れるお湯が設定温度に保たれているように、温度センサーによって温度は常にチェックされています。
- 水量制御弁
- ガス制御弁はガスの量を調節して、水量制御弁は水の量を調節しています。
給湯器をつけっぱなしにしたら?
何で給湯器に電気が必要なのかが分かったところで、給湯器をつけっぱなしにしたら電気代がいくらかかるのかを計算してみましょう。
一般的なガス給湯器の待機電力はどのくらい?
一般的なガス給湯器の待機時消費電力は、平成24年の調査結果ではオンモードの時には平均7.97W、オフモードでは平均6.03Wとなっています。一般的な電気代は27円/1kWhなので1年間でオンの状態を1年続けた時にかかる待機電力の電気代は1885.06円です。また、オフの状態の待機電力の電気代は1,426.22円になりますね。
- 7.97W÷1,000×24時間×365日×27円=1,885.06円
- 6.03W÷1,000×24時間×365日×27円=1,426.22円
新しいタイプの給湯器は電気代が安い!
新しいタイプの給湯器の調査結果では、オンモードの時にかかる待機電力は平均2.52W、オフモードでは平均3.98Wという待機時消費電力が出ています。1年間でオンの状態を1年続けた時にかかる待機電力の電気代は596.03円です。また、オフの状態では941.34円になりますね。
- 3.98W÷1,000×24時間×365日×27円=941.34円
- 2.52W÷1,000×24時間×365日×27円=596.03円
あれ?電源をオフにしていても電気代がかかってしまう!そう、電源から抜いてしまわない限りは電気代がかかっているのです。
理由は、凍結による破損や前回の設定内容が消えてしまうことなどがあり完全に電気を絶つということはできないのです。でも!使わない時にこまめにスイッチをオフにすることで年間13.76kWh、つまり371.52円節約できるという調査結果も。たかが371円されど371円、電気は大切に使いましょう!
ecoジョーズなら?
ノーリツのエコジョーズガスふろ給湯器の待機時消費電力を見てみると、なんと0.9W。ということは、年間に必要な電気代は213円!こんなにも差が出るなんて驚きですよね。
参照:エコジョーズについて|【ノーリツ】の給湯器・湯沸かし器
最新の給湯器の電気代の違いについては、以下の記事で詳しくご説明しています。
ガス給湯器まとめ
ガス給湯器に待機電力だけで電気代がこんなにかかっているなんて、少しショックですよね……。しかもスイッチがオンでもオフでも500円程度しか電気代の差が出ないなんて!壁にリモコンが設置されているという人は電源から抜くことはできないので、買い替えを検討しているという方は年間にかかる待機時消費電力もチェックした方が良さそうですね。