サーキュレーターの電気代は?エアコンの電気代を節約する使い方も解説
この記事の目次
サーキュレーターは電気代の節約に役立ちます。
なぜなら、サーキュレーター自体の電気代が安いことに加え、使い方次第ではエアコンの電気代を節約できるからです。なぜエアコンとサーキュレーターを併用することで、電気代が節約できるのでしょうか?その仕組みと、エアコンの暖房時/冷房時のサーキュレーターの使い方、設定方法など、詳しくみていきましょう。
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サーキュレーターの電気代は?
サーキュレーター自体の電気代はいくらなのでしょうか。具体的な製品を使って計算してみます。
サーキュレーターの電気代は1時間で0.78円
今回は、アイリスオーヤマ「サーキュレーターアイ DC JET ~24畳 PCF-SDC15T ホワイト」を参照して、ご紹介しますね。
こちらのサーキュレーターの消費電力は25Wですので、1時間使用した場合の電気代は0.78円です。1日10時間、30日間使用したとしても、電気代は232.50円です。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
サーキュレーターと扇風機、電気代はどれくらい違う?
サーキュレーターと同様に風を起こす家電といえば、扇風機もありますね。サーキュレーターと扇風機とでは、電気代はどれくらい違うのでしょうか?
なお、サーキュレーターと扇風機には目的や機能に違いがあります。詳しくは後述していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
こちらの扇風機の消費電力は29Wですので、1時間使用した場合の電気代は0.90円となります。
モデルによって微妙な差はあるものの、サーキュレーターと扇風機とでは、電気代にほとんど差がありません。
ここまで紹介したように、サーキュレーターや扇風機の電気代は決して高くありません。むしろ、うまく使うことで、エアコンの電気代を節約することもできるのです。詳しくは、次章で解説します。
サーキュレーターを使うとエアコンの電気代が節約できるの?
エアコンを使用している時、暖房の暖かい風は上のほうに溜まり、冷房の冷たい風は足元に溜まります。サーキュレーターは空気を循環することを目的としているものなので、直線的な風を起こし、室内の空気を循環させることができます。
空気を循環させることで、暖房時はあたたかい空気が下のほうに降りてきて同じ温度でもあたたかさを感じられるようになります。冷房時は足元の冷たい空気が上のほうに上がってくるので、同じ温度でも涼しさを感じられるようになります。
よって、エアコンの設定温度を必要以上に上げたり下げたりすることがなくなり、無駄な電気代を使わずに節約ができます。
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夏、冬はエアコンを使う分電気代が高くなってしまいます。でも、ご家庭に見合った一番安く使える電気料金プランを選ぶと電気代を今よりも安くすることが可能になるんです!
サーキュレーターでエアコンの働きを助けながら、安くお得に使えるプランへ見直すと節約効果はとても高くなります。
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最安の電気料金プランを診断(無料)エアコンの電気代を節約するためのサーキュレーターの使い方
エアコンを暖房で運転する時と冷房で運転する時は、サーキュレーターの運転方法やエアコンの風向きはどのように設定すれば良いのでしょうか?それぞれの違いは以下のようになります。
エアコン暖房時のサーキュレーターの使い方
暖房時、暖かい風は上部に溜まるので、エアコンの風向きは下向けに設定します。
下に向かって吹き出された暖かい風はゆっくりと上に上がっていき、やがて上部に溜まるので、サーキュレーターを天井に向けて回し、空気を循環させます。天井に溜まった暖かい空気を下のほうに送ることができ、体感温度が上がり快適に過ごすことができます。
- エアコンの風向き
- 下向きに設定
- サーキュレーター
- 天井に向けてまわす
エアコン冷房時のサーキュレーターの使い方
冷房時、冷たい風は下のほうに溜まるので、エアコンの風向きは水平に設定します。
エアコンから出た冷たい風はゆっくりと下のほうに降りてきてやがて足元に溜まるので、サーキュレーターを天井に向けて回し、空気を循環させます。空気を循環させることで涼しさのムラをなくし、体感温度が下がり、快適に過ごすことができます。
- エアコンの風向き
- 水平に設定
- サーキュレーター
- 天井に向けてまわす
扇風機でも効果はあるの?サーキュレーターと扇風機の違いは?
サーキュレーターを持っていないけれど扇風機ならある、という場合は、扇風機でも代用ができます。扇風機もサーキュレーターと同じように天井に向けて運転することで室内の空気を循環させることができます。
サーキュレーターと扇風機の違い
サーキュレーターと扇風機の違いは以下のようになります。
- サーキュレーター
- 空気を循環することを目的にしているもの。直線的で遠くまで届く風を起こす。
- 扇風機
- 人が涼をとるための風を起こすことを目的にしているもの。広範囲に幅広く風を送る。
サーキュレーターと扇風機はそれぞれ目的が違います。そのため、エアコン使用時の空気循環により効果的なのはサーキュレーターです。
これから扇風機やサーキュレーターの購入を考えている方で、扇風機とサーキュレーターどちらの機能も欲しい場合は、サーキュレーター機能がついた扇風機もあります。夏場の冷房や冬場の暖房にかかる電気代は大きいので、エアコンの電気代を節約できるサーキュレーターが一台あると便利です。
最新の扇風機はサーキュレーター機能を備えたものも!
最新の扇風機にはサーキュレーター機能を備えたものや、サーキュレーターのように直線的な風を送るモードを備えたもの、首振りが90°上向きになるものなど、人が涼をとるための機能に加えてエアコンとの併用もできるという、1台で2つの機能が備わっている扇風機が多く登場しています。
エアコンと扇風機の併用方法については、以下の記事でご説明しています
最新の省エネDC扇風機の機能をメーカー別に比較し、以下の記事でご説明しています。
サーキュレーターを使うことで実際にどのくらい電気代を節約できるの?
エアコンとサーキュレーターを併用することで実際にどのくらい電気代が節約できるのか、電気使用量が計測できるHEMSを使って節約額を計算してみました。
外気温に大差がない冬の2日間、1日目はエアコンのみで運転、2日目はエアコンとサーキュレーターを一緒に運転し、朝5時から夕方5時までの電気代の差を比べたところ、以下のような結果となりました。
- 1日目:エアコンのみで運転した場合の電力消費量
- 6.95kWh(電気代は215.45円)
- 2日目:エアコンとサーキュレーターを併用した場合の電力消費量
- 6.53kWh(電気代は202.43円)
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
エアコンのみで運転した日と比べてサーキュレーターを併用した日は、同じ設定温度でも体感温度がとても暖かく感じ、設定温度を普段より1℃下げることができました。エアコンのみで運転した1日目の電気代は215.45円、エアコンとサーキュレーターを併用した2日目の電気代は202.43円となり、たった12時間でも大きな電気代節約効果が見られます。
設定温度を1℃下げただけでもこれだけの差が出ているので、暖房を使う冬の間や冷房を使う夏の間、サーキュレーターを併用することで必要以上に温度を上げたり下げたりすることがなくなることを考えると、とても大きな電気代節約効果が予想できます。
さらに詳しい検証結果については、以下の記事でご紹介しています。
最適な電気料金プランでエアコンの電気代をもっと節約しよう!
サーキュレーターはエアコンの働きを助け、電気代の節約ができることがわかりましたね。夏も冬も使えるサーキュレーターは、1台あると便利です。
さらに、この機会に自分に合う電力会社のプランへ見直しをしておきましょう。生活スタイルに見合った電気料金プランを選ぶだけで、電気代を今よりも安くすることが可能です。
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