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都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?仕組み・特徴・性質・料金を比較

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?仕組み・特徴・性質・料金を比較

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?それぞれの輸入から家庭に供給されるまでの仕組み、ガスの特徴・性質の違い、料金の違いなどを比較、ご紹介します。

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更新日
2023年10月27日

家庭で使うガスの種類は3種類

家庭で使うガスには、都市ガス、簡易ガス(団地ガス)、プロパンガス(LPガス)の3つの種類があります。
都市ガス
ガス導管を通して家庭にガスを届ける。
簡易ガス(団地ガス)
70戸以上の団地などで、敷地内にガス発生設備をおき、各家庭にガスを届ける。
プロパンガス(LPガス)
プロパンガス(LPガス)会社の人が、プロパンガス(LPガス)の入ったボンベを家庭に配達することでガスを届ける。

3つのガスのうち、多くの家庭で使われている都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、以下のような違いがあります。

都市ガスとは

都市ガスとは、メタンが主成分の液化天然ガス(Liquefied natural gas)で、頭文字をとってLNGとも呼ばれます。日本の天然ガス需要の約97%は輸入でまかなわれており、主なLNG輸入元はオーストラリア、カタール、マレーシアです。

都市ガスの輸入から家庭に供給されるまでの仕組み


都市ガスの場合、原料のLNGは陸揚げ後に気化、臭化などの工程を経て、導管(イラストのオレンジ部分、土の中に埋まっているところ)を通じて各家庭に供給されます。この導管の管理~家庭にガスを供給するまでの一連の業務は、都市ガス会社、つまり東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガスなどの大手4社をはじめとする全国で約200社が、それぞれの地域で担ってきました。

2017年4月に都市ガス小売全面自由化となり、都市ガスを売る小売部門は新規参入が可能となりましたが、荷揚げした加工後のガスを各地域に運ぶ導管の運営・管理は規制事業のままで、従来通り既存の都市ガス会社が行っています。

都市ガスの特徴・性質

性質
都市ガス(天然ガス)は、マイナス162℃まで冷やすと液体になり、体積が600分の1と小さくなります。
重量
都市ガスは一般に空気よりも軽く、空気中では上部のほうへ拡散します。家庭でガスが漏れた際は天井部にたまります。都市ガスを使用している家庭でガス漏れ警報器が上方に設置されているのはそのためです。
におい
都市ガス自体は無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気づくことができるように、人工的なにおいがつけられています。

プロパンガス(LPガス)とは

プロパンガス(LPガス)とは、石油ガスを液化したものです。正式名称は液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)といい、頭文字を取ってLPガスやLPGと呼ばれています。
LPガスの主成分はプロパン・ブタンです。家庭で使われるLPガスの主成分の多くはプロパンなので、LPガスはプロパンガスとも呼ばれます。

LPガスの大半はカタール、UAE、サウジアラビアなどの中東や米国から輸入されています。

プロパンガス(LPガス)の輸入から家庭に供給されるまでの仕組み


プロパンガス(LPガス)は、原料となるプロパンガス(イラストではLPGと記載)を陸揚げされた後、ボンベに充填し、各家庭に届けられています。プロパンガス(LPガス)を扱う会社は大小さまざまあり、全国で約20,000社もの会社があります。

プロパンガス(LPガス)の特徴・性質

性質
LPガスは簡単に液体になる性質があります。マイナス42℃まで冷やすと液体になり、液体になると体積は気体の時の250分の1になります。液体にすることで、輸入する際や家庭に届ける際に効率よく運ぶことができます。
重量
プロパンガス(LPガス)は空気よりも重く(プロパンは空気の約1.5倍、ブタンは空気の約2倍)、家庭でガスが漏れた際は低い場所にたまります。プロパンガス(LPガス)を使用している家庭でガス漏れ警報器が下方に設置されているのはそのためです。
におい
LPガス自体は無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気づくことができるように、人工的なにおいがつけられています。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)、料金の違いは?

2017年4月の都市ガス小売全面自由化以前は、プロパンガス(LPガス)は自由料金制でプロパンガス会社が自由に料金を設定できましたが、都市ガスは規制料金制で、決められた都市ガス導管事業者しか都市ガスを販売することができませんでした。

都市ガス小売全面自由化で、都市ガス導管事業者以外の会社もガスを供給・販売することができるようになり、原則的にガス会社それぞれで都市ガス料金を設定できるようになりました。

プロパンガス(LPガス)は都市ガスよりも料金が高いってほんとう?

プロパンガス(LPガス)は都市ガスよりも料金が高い、と言われることがありますが、プロパンガス(LPガス)と都市ガスは熱量が違うため、料金表だけで比較することはできません。プロパンガス(LPガス)の熱量は1立方メートルあたり24,000kcalであるのに対し、都市ガスは10,750kcal(※)です。熱量はプロパンガス(LPガス)の方が2.23倍大きいため、同じ量の水を沸騰させるにも必要なガスの量は変わってきます。

大手都市ガス会社(東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス)の供給する都市ガス(ガス種13A)の熱量を参照(2019年2月時点)。

ただし、プロパンガス(LPガス)は長い間自由料金制であったため、ガス会社ごとの価格差が大きい傾向があります。

都市ガス・プロパンガス(LPガス)のガス代を安くするには?

都市ガスをお使いの方も、プロパンガス(LPガス)をお使いの方も、ガス代を安くすることは可能です。効果的な節約方法は、都市ガス会社・プロパンガス(LPガス)会社を見直すことと、家庭でできるガスの節約方法を知ることの2つです。

  1. 都市ガス会社・プロパンガス(LPガス)会社を見直す
  2. 家庭でできるガスの節約方法を知る

1)都市ガス会社・プロパンガス(LPガス)会社を見直す

都市ガス・プロパンガス(LPガス)のガス代を安くするためには、きちんとガス会社を比較して選ぶことが大切です。
今契約しているガス会社の料金単価よりも安い料金でガスを提供しているガス会社や、同じ会社の電気とガスをセット契約することで割引がつくガス会社など、数あるガス会社の中から自分がいちばんお得になる料金プランを選ぶことで、ガス代を節約していくことが可能です。

エネチェンジでは、都市ガスの料金プランを比較できるガス料金比較サービスを提供しています。ガス会社選びに、ぜひご活用ください。

プロパンガス(LPガス)会社をお探しの方は、プロパンガス見積もりサービス・エネピがおすすめです。エネピは、「不当な値上げをしない」「30分以内に駆けつけられる」「切替にかかる初期費用や手続きは原則なし」この3つを満たす安心できるガス会社のプランを無料で比較検討できるサービスです。違約金がないかどうか、お得なセット割があるかどうか、などの情報も比較できます。

エネチェンジが提携している㈱じげんの運営するプロパンガス見積もりサービス「エネピ」へ移動します。

2)家庭でできるガスの節約方法を知る

私たちが家庭で使用しているガスのほとんどは、お風呂とキッチンでつかわれています。そこで、お風呂とキッチンの効果的なガスの節約方法をまとめてご紹介します。
この方法を知って実行することで、年間2万1千円以上のガス代を節約することが可能です。
ご紹介している節約額は都市ガスの場合で計算しています。ガスの単位料金を1㎥あたり180円で計算し、算出しています。

今すぐできる、お風呂のガス代節約術

お風呂では、家族が多い場合は入浴する間隔をできるだけあけないようにして追い焚き回数を少なくしたり、ふたをしてお湯を冷めにくくする、シャワーを使う時間をできるだけ短くするよう心がけるようにすることがガス代の節約に効果的です。

お風呂で使える節約方法7選
  1. お風呂のふたはこまめに閉める(2,418円の節約に!)
  2. 追い焚き回数を少なくする(1回少なくすると1,813円の節約に!)
  3. シャワーを出す時間を1日1分短くするよう心掛ける(1,755円の節約に!)
  4. 一人暮らしならシャワー、人数が多い場合はお湯を張ったほうがお得になる
  5. お湯の温度は無駄に上げすぎない、適温でお湯張りをする
  6. お湯が溜まったら自動的に止められるアイテムを活用する(自動お湯張り機能がない場合)
  7. 節水シャワーヘッドを活用する

節約額出典:家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁

今すぐできる、キッチンのガス代節約術

キッチンでは、ガスを使う時間を少なくできる調理方法を知ることがガス代の節約に効果的です。

キッチンで使える節約術22選
  1. 蓋や落し蓋を利用する(3,434円の節約に!)
  2. ひとつの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用してもう一品作るようにする(1,373円の節約に!)
  3. 炎は中火にする(326円の節約に!)
  4. 大きめの鍋を使う(178円の節約に!)
  5. 鍋底の水滴は拭き取ってから火にかける(41円の節約に!)
  6. 野菜の下茹ではレンジを使う
  7. 煮るより蒸す、蒸すより炒める
  8. 冷凍物は冷蔵庫解凍しておく
  9. 水は室温で保存する
  10. 揚げ物は家でやらない
  11. 電気ケトルを使う
  12. 卓上IHヒーターを使う
  13. 洗い物で給湯器は使わない。冷たい時はゴム手袋を活用する
  14. 溜め洗いをする
  15. 圧力鍋や保温鍋を利用する
  16. 余熱を利用する
  17. 中華鍋を使う
  18. 炊飯器を利用する(炊飯器レシピを活用)
  19. 石油ストーブを料理に利用する、こまめな掃除も忘れずに
  20. 料理は作り置きする
  21. ガスのバーナー部分の穴を掃除する
  22. ペットボトルを黒く塗り、日のあたるところにおいておく

節約額出典:家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁

都市ガスをお使いの方も、プロパンガスをお使いの方も、ガス代の節約は可能です◎

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の仕組み・特徴・性質・料金などの違いについてご説明しました。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違い
 都市ガスプロパンガス(LPガス)
原料メタンが主成分の液化天然ガス。プロパン・ブタンが主成分の液化石油ガス。
供給方法原料のLNGは陸揚げ後に気化、臭化などの工程を経て、道路の下に配備された都市ガス導管を通じて各家庭に供給される。原料となるプロパンガス陸揚後、ボンベに充填し、各家庭に届けられています。
特徴
性質
性質マイナス162℃まで冷やすと液体になり、体積が600分の1と小さくなる。マイナス42℃まで冷やすと液体になり、体積が250分の1になる。
重量一般に空気よりも軽く、空気中では上部のほうへ拡散する。空気よりも重く、空気中では床を這うようにして下部にたまる。
におい本来においはないが、ガスが漏れた際すぐに気づけるようにガス特有のにおいが付けられている。本来においはないが、ガスが漏れた際すぐに気づけるようにガス特有のにおいが付けられている。
料金以前より自由料金制で、プロパンガス(LPガス)会社が自由に料金を設定できる。2017年4月の都市ガス小売全面自由化以前は規制料金制(決められた都市ガス導管事業者のみ都市ガスの販売が可能)だったが、都市ガス小売全面自由化により新規参入ができるようになり、原則的にガス会社それぞれで都市ガス料金を設定できるように。

都市ガスは都市ガス導管が配備された地域にお住まいの方しか使うことができませんが、プロパンガスをお使いの方もガス会社を自由に選ぶことができるので、ガス代が高いとお悩みの方は、ガス会社を見直してみることをおすすめします。

また、都市ガスをお使いの方も、ガス自由化により自由にガス会社のプランを選ぶことができるようになり、ガスを販売する会社の数も増えてきています。まだ見直したことがない方や、見直してから時間が経過している場合などは、今よりもお得なガス会社のプランがあるかどうか、この機会に見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

エネチェンジ編集部

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